果物インストラクター資格

【果物資格】健康や美容に活かせる果物・野菜資格8選

フルーツはおいしいだけじゃなく健康や美容を守ることに役立つことから、毎日食べている方もいるのではないでしょうか。
そんなフルーツの持つ効果を最大限に活かす知識や技術を得られるのが、「果物資格」です。

果物資格にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が違います。
今回は、健康や美容に活かせる果物・野菜資格8選をご紹介します。

資格を取得するメリットや資格を活かした働き方などについても解説するので、フルーツに関する資格に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
【果物資格】健康や美容に活かせる果物・野菜資格8選

目次

果物資格とは

「果物資格」とは、果物に関する知識や技術を得られる資格です。
種類・味の違い・旬・栄養素など、果物を扱うのに必要な知識だけでなく、果物の調理や保存に関する技術力、レシピや歴史なども学べます。合格すれば仕事に活かせるほか、果物をよりおいしく楽しめるようになるでしょう。

現在ある果物資格は、すべて民間資格です。(2022年5月時点)

果物資格が必ず必要な仕事はありませんが、得た知識や技術を活かして活躍できる仕事はたくさんあります。
また果物資格を取得している方の中には、生活の中で資格の知識や技術を使い、健康的な生活を過ごしている方も。

果物資格は、仕事とプライベートの両方で大いに活用できる資格なのです。

果物資格の活かし方・活かせる場面

果物資格はさまざまな場面で活用できます。
果物資格の知識や技術の活かし方・活かせる場面をご紹介します。

2-1日常の食生活

果物資格は、日ごろ食べる機会の多いフルーツについてさまざまな知識を得られるため、日常の食生活に大いに活かせる資格といえます。

果物はそれぞれにおいしい食べ方や旬がありますが、果物資格を取得することで、どんな果物も旬でおいしいものを選べるようになるでしょう。
また栄養素や成分、健康や美容に関係する知識も得ることができるので、より効率よく、健康や美容に気をつかいながら食べられるようにもなります。

2-2転職・キャリアアップ

果物資格は仕事をするうえで必ず必要な資格ではありませんが、果物を扱う仕事のキャリアアップ・就職・転職に役立つ可能性があります。

例えば果物の販売や加工を行う仕事の場合、資格から学べる果物の知識や扱い方を覚えれば、すぐに仕事に活かせるため、キャリアアップにつながる可能性があります。
また果物を扱う販売業や、加工や調理を行う飲食店への転職・就職であれば、応募の際に資格をアピールすることでほかの応募者と差をつけることもできるでしょう。

果物資格は、新しい仕事を始める際や、キャリアアップの際にも活かせる資格といえます。

2-3セミナー講師・PR事業などの活動

果物資格があれば、資格の知識や技術を広める活動もできます。

【果物資格の知識や技術を広める活動】
・果物の知識を伝える講師活動
・果物を使ったレシピを教える料理教室
・農作物や果物を使った製品のプロモーション活動
・果物に関する記事を執筆するライター

果物の知識や技術を教える活動は、さまざまな形や場所で行えます。
多くの方の注目を集められるようになれば、新しい仕事や活動につながるかもしれません。

果物資格は、工夫すれば自分の活動の幅を広める可能性のある資格といえるのです。

おすすめの果物資格8選

おすすめの果物資格8選

次に、おすすめの果物資格を8つご紹介します。

一口に果物資格といっても、それぞれ学べる内容や特徴が違います。
違いに注目しつつ、「自分ならどれを取得したらいいか」を考えながらご覧ください。

3-1果物インストラクター

資格の概要
認定協会 日本インストラクター技術協会(JIA)
受験資格 特になし
受験料(税込) 1万円
受験申請方法 インターネットより申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 毎年偶数月20〜25日
(申し込みは受験月前月1〜31日)
資格試験概要 果物の歴史/果物の栄養成分/果物のカロリー/果物の種類/果物の選び方/果物の栽培方法

果物のカロリー・栄養成分・旬などの基礎知識があることを証明できる資格です。
都道府県ごとに生産される果物や、栽培方法などの本格的な知識まで、幅広い内容を学べます。

栄養成分に関する知識を学べるため、果物の成分を売りにした製品を扱う仕事や、栄養士などの資格とのダブルライセンスで役立てられます。
ほかにも、ダイエットや美容、健康維持に果物の持つ効果を取り入れたい方や、果物を家で栽培したい方にも役立つ資格でしょう。

試験の申込や受験が在宅でできるうえに、2か月に一度の頻度で試験が行われているため、忙しくて試験スケジュールを計画するのが難しい方でも、受験しやすいです。

果物の基礎知識、特に栄養や成分に関する知識が得たい方におすすめの資格です。

3-2オーガニックフルーツソムリエ資格

資格の概要
認定協会 日本安全食料料理協会(JSFCA)
受験資格 特になし
受験料(税込) 1万円
受験申請方法 インターネットより申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 毎年偶数月20〜25日
(申し込みは受験月前月1〜31日)
資格試験概要 果物の歴史/果物の栄養成分/果物のカロリー/果物の種類/果物の選び方/果物の栽培方法

オーガニックフルーツソムリエは、農薬を使わないまたは極力を抑えて作られている「オーガニックフルーツ」の基本的な知識・効果的な活用方法・レシピに関する知識を証明できる資格です。

健康志向が高まっていることから、スーパーフルーツなどのオーガニックフルーツは注目されており、こちらの資格も人気が高まっています。

オーガニックフルーツがメインですが、一般的なフルーツについても知識を得られます。
ナッツ類についても学べるため、健康効果の高い食べ物の知識が欲しい方におすすめです。

資格名に「ソムリエ」とあるように、フルーツを食べることに特化した内容です。
1つ前に紹介した「果物インストラクター」のように栽培方法などの知識は学べませんが、栄養・薬効成分や健康効果を保つのに役立つ保存方法などを学べます。

オーガニックフルーツソムリエ資格は、健康や美容に効果的な果物を知りたい方・食べたい方におすすめ。
またフルーツを使った健康・美容食品の提案や考案をする仕事についている方とも、相性がいい資格です。

3-3ベジタブル&フルーツアドバイザー

資格の概要
認定協会 日本能力開発推進協会(JADP)
受験資格 日本能力開発推進協会が指定する通信講座の全カリキュラムを修了する
受験料(税込) 5,600円(税込)
受験申請方法 通信講座を全カリキュラム修了後、協会ホームページより申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 得点率70%以上
試験日程 通信講座のカリキュラム後、随時
資格試験概要 野菜果物に対する消費者の意識の変化/野菜果物に含まれる栄養素/各種野菜果物の基礎知識/野菜果物の旬/野菜果物の鮮度/野菜果物の食べごろ/野菜果物の美容と健康にもたらす効能/野菜果物の効果的な食べ合わせわせ

野菜と果物の基本的な知識・美容と健康にもたらす効果・効果的な食べ合わせなどの知識があることを証明できる資格です。
果物や野菜の基礎的な知識に加え、管理や調理に役立つ技術を学べます。

野菜の保存や下ごしらえ・効果的な食べ合わせと調理法・保存方法を学べることから、食材を扱う販売店や飲食業で役立てられるでしょう。
また、野菜の栄養や成分を効率的に摂取する方法や、心身の回復をサポートする食材を選べるようになることから、医療や福祉に関する仕事、特に栄養指導など食事と関係の深い業務の補強知識としても活用できます。

果物や野菜に関して、実践に役立つ知識や技術がほしい方におすすめの資格です。
受講の際は、受験資格に特定の通信講座の受講が含まれている点に注意してください。

3-4野菜&果物コンシェルジュ

資格の概要
認定協会 日本能力教育促進協会(JAFA)
受験資格 協会が指定する認定機関が行う講座を受講する
受験料(税込) 通常価格(学び放題プラン):3,980円/月(税込)
(2022年5月現在、初月980円で提供中)
個別購入:3万6,300円(税込)
受験申請方法 認定機関のWEBシステムより申し込み
受験方法 在宅にて受験
合格基準 非公開
試験日程 随時
資格試験概要 野菜果物の分類方法/栄養素/栄養素を効率的に取り入れる調理方法/野菜や果物の保存方法/名前の由来/産地や日本の農業事情など

果物や野菜の基礎的な内容だけでなく、調理法や産地に関する知識を証明できる資格です。
基礎知識に加え、伝統的な産地や食料事情などの果物や野菜にかかわりの深い知識を学べます。

普段の生活に知識を活かすのはもちろん、健康や飲食にかかわる仕事でキャリアアップに役立てることも。
仕事で活用できる知識を学びたい方におすすめです。

「野菜&果物コンシェルジュ」は、認定機関の講座を受講する必要があります。
また講座の購入方法が2種類あるため、受講する際は金額に注意して、自分に合う方法で購入しましょう。

3-5ベジタブル&フルーツプランナー資格

資格の概要
認定協会 たのまな(ヒューマンアカデミー)
受験資格 たのまなの専用通信講座を受講する
受験料(税込) ・通常コース・一括払い:3万2,000円(税込)
・通常コース分割払い(例):初回・5,796円(税込)/2回目以降5,400円(税込)
資格申請料:3,000円(税込)
受験申請方法 添削問題第1回〜第3回に合格し、通信講座修了と認められたあと、申請書を送付する
受験方法 通信講座の添削問題を通して行う
合格基準 通信講座の添削問題に合格する
試験日程 通信講座のカリキュラムによる
資格試験概要 ・基礎編:年代別に見る「食」の環境/知っておきたい栄養の基本/役に立つ調理の基本/中医学と食事/旬を取り入れる
・応用編:野菜と果物でさまざまな悩みにこたえる/眼精疲労/精神不安・うつ/睡眠障害/便秘/生理痛・生理不順/更年期の不安愁訴/記憶力・集中力アップ/動悸・息切れ/高血圧・低血圧/貧血/胃の不調/下痢/肥満/アトピー性皮膚炎/ニキビ・吹き出物・肌荒れなどのトラブル/冷え性/物忘れ/認知症/腰痛/骨粗しょう症(高齢期)/持久力・筋力アップ/体格形成(乳幼児期〜成長期)

栄養学と中医学の両面から、果物に関する知識を身につけていることが証明できる資格です。
果物と野菜の栄養に関する知識と、体のバランスと自然治癒力を高める中医学の知識で、健康的な食生活のアドバイスができるようになります。

果物や野菜だけでなく、含まれる栄養や成分を活かすプラスアルファの学びがほしい方に役立つでしょう。
講座の中では、スロージューサーを使ったスムージーをはじめとしたレシピが解説されている点も特徴です。

通信講座のカリキュラムを通して取得するタイプの資格で、試験は添削問題で行われます。
コースは2種類あり、スロージューサー付きコースなら一括払い6万5,000円で専用のスロージューサーが付いてきます。
学んだ内容をすぐに実践できるためおすすめです。

資格で学んだことを自分や家族に実践するのはもちろん、仕事にも活かせます。
病院や学校などの施設で栄養指導を行うときに、知識の補強や摂取しやすい調理の仕方などで役立つほか、スポーツインストラクターや美容サロンで働いている方であれば、果物や野菜の知識を活かしたアドバイスもできるようになるでしょう。

3-6ベジフルビューティーアドバイザー

資格の概要
認定協会 ベジフルインナービューティー協会
受験資格 ・女性であること
・専用の通信講座を受講する
受験料(税込) 8万8,000円(税込)
受験申請方法 通信講座修了後、修了試験を受ける
受験方法 在宅受験
合格基準 非公開
試験日程 通信講座の日程による
資格試験概要 ベジフル/インナービューティー理論/美容健康理論/美容生理学/美容栄養学/美容調理学

果物や野菜のことについて学べる点は他の資格と同じですが、美容に特化しているというのが大きな特徴の資格です。

女性のみが受験できる資格で、取得には協会が指定する講座を受講し、修了試験に合格する必要があります。
講座の受講料に受験料も含まれている点に注意しましょう。

美容に特化しているという特徴から、美容サロンなど美容関係の業種で活かせる資格です。
また健康美容食品の販売店健康や美容に役立つ料理がうりの飲食店でも役立つでしょう。
仕事以外にも、普段からアンチエイジングをはじめとした美容に興味がある方にも向いている資格といえます。

受験資格の講座には通学講座と通信講座の2コースがありますが、2022年5月現在通学講座の申込は受け付けていません。
資格の取得を検討されている方は、この点にご注意ください。

3-7フルーツアートプロフェッショナル

資格の概要
認定協会 日本フルーツアートデザイナー協会
受験資格 協会が指定する講座の受講
受験料(税込) ・短期コース:25万円(税別)
・合宿コース:28万5,000円(税別)
・VIPプライベートコース:42万5,000円(税別)
・初期登録費用:3万6,000円(税別)
受験申請方法 協会が指定する講座の受講
受験方法 協会が指定する講座の受講
合格基準 認定講座にて判定するため非公開
試験日程 コース日程による
資格試験概要 ・初級:基本的なカッティング・フルーツに慣れ親しむ
・中級:盛り付けの工夫/可食部以外の有効的な活用法
・上級:さまざまなモチーフをもとにパーティーなどに喜ばれる作品作り

果物をよりおいしく楽しく食べられるようになるフルーツカッティングの技能があることを証明できる資格。
フルーツカッティングを通して、フルーツの扱い方・食の衛生と安全などを学べます。

主に果物の効果を活用するほかの資格とは違い、果物を使ったおもてなしアートの技術を身につけられるのが特徴。
資格を取得すれば、ぺティーナイフ1本でお店のようなフルーツアートを生みだせるようになるでしょう。

特別なときのおもてなしとしてフルーツアートを表現するのはもちろん、果物を使った飾りなどを作る機会が多い飲食店などでも活躍できます。
果物を扱う技術を身につけたい場合におすすめです。

3-8フルーツアカデミー(商標登録済)検定

資格の概要
認定協会 フルーツアカデミー(商標登録済)
受験資格 フルーツが好きな方、興味がある方
(試験に挑戦するには認定協会が主催する講座の受講が必要)
受験料(税込) 2万9,800円(税込)
受験申請方法 認定協会が主催する講座の受講
受験方法 筆記試験
合格基準 正答率70%以上
試験日程 協会へ問い合わせ
資格試験概要 フルーツの旬/選び方/保存方法/栄養/甘味の分布/カッティングのコツと盛り合わせの考え方など

フルーツカッティングの技術と果物の基礎知識を学べる資格です。
果物の見た目香り味を楽しむのに必要な知識と技術を学べます。

飲食店などでフルーツカッティングを披露するだけでなく、果物の知識を活かした食育指導もできます。
フルーツをおいしく楽しむ技術を中心に身につけたい方におすすめ。

受験には協会が主催する講座を受講する必要がありますが、講座は少人数制で行っているため、受講や試験日程がその時により変わります。資格取得を検討されている方は、早めに問い合わせるとよいでしょう。

果物資格の勉強方法

最後に、果物資格の勉強方法3つを解説します。

資格勉強の方法にはそれぞれメリットデメリットがあります。
勉強方法を選択する際は、特徴をとらえたうえで自分に合う方法を選びましょう。

4-1独学

果物資格は難易度が低い資格が多いうえに、受験資格が設けられていないものも多いです。
そのため、しっかり勉強すれば独学での合格も不可能ではないでしょう。

独学は自分で勉強計画を立てるため、自分のペースで試験対策が可能です。
また費用が受験料とテキスト代くらいで済むため、費用節約効果もあります。
マイペースで勉強したい方や、受験費用をできるだけ抑えたい方におすすめです。

一方で独学は、スケジューリングが苦手な方やモチベーション維持が苦手な方にはあまりおすすめできません。

独学は、試験日までの日数と試験内容を計算しながら勉強計画を立てないといけないため、スケジューリングが苦手な方だとうまくいかない可能性があるからです。またひとりで黙々と勉強し続けるのが苦手な方だと、モチベーションの維持が難しいことも。

果物資格は独学でも合格できる資格ですが、独学が合わないかもという方は別の方法を選んだ方がいいでしょう。

4-2専門学校・スクール・通信講座

果物資格は、スクールや通信講座でも勉強できます。
料理系の専門学校でも教えてもらえる場合があるため、すでに料理教室に通っている方や、料理を学びながら果物について学びたい方は、通学で学ぶのもおすすめです。

スクールや通信講座などの授業は、効率的に勉強できるようカリキュラムが組まれています。
指定された勉強量を受験日までにこなしていれば、合格できるだけの力を無理なく身につけられるでしょう。
講師から試験対策の弱点を指摘してもらえることもあり、よりしっかりした対策ができるのもスクールや通信講座のメリットです。

とても便利な一方で、お金がかかるのがデメリットかもしれません。
講座によってかかる費用は違いますが、中には数十万円近くかかるものもあります。
また受講する場合、完全にマイペースで勉強するのは難しくなります。
自分のペースで勉強したい方からすると、この点もデメリットといえるかもしれません。

果物資格の中には、受験資格に指定講座の受講が含まれているものがあります。
この場合、勉強方法が専門学校・スクール・通信講座のどれかに限定されるため、資格選びの際には注意しましょう。

まとめ

果物資格は果物をおいしく楽しく食べる技術だけでなく、含まれる栄養や成分を健康や美容に活かすための知識を得られる資格です。

資格で得た知識は普段の生活に活かすだけでなく、キャリアアップに活かせる場合も。
知識や技術の活かし方次第で、さまざまなところで活躍できるでしょう。

果物資格の取得を検討する際は、それぞれの試験内容にも注目しましょう。
中には受験資格に講座の受講が含まれているものがありますので、試験内容と合わせて受験条件もチェックしてみてください。

果物について興味がある、もっと知識を深めたい方は、ぜひこちらでご紹介した資格に挑戦して、今よりおいしく・楽しく果物と関わってみてはいかがでしょうか?果物資格を取得することで、プライベートや仕事が今よりもっと充実するかもしれません。