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苔玉士®資格

盆栽士®・盆栽職人になるには?必要な資格や仕事内容を解説

近年は、盆栽を趣味にする方が意外にも増えてきています。

以前では高齢者の趣味として考えられるケースが多かった盆栽ですが、近年は若い女性が趣味とするケースも増えてきています。

盆栽の専門家である盆栽士®・盆栽職人になるために必要な資質や能力とは、どのようなものが挙げられるでしょうか。

盆栽士®・盆栽職人の仕事内容と適性なども含め紹介します。
盆栽士®・盆栽職人になるには?必要な資格や仕事内容を解説

目次
盆栽資格の苔玉士®資格はこちら
https://www.jpinstructor.org/shikaku/kokedama/

盆栽士®・盆栽職人は何をする人?

盆栽士®・盆栽職人とは、盆栽作品を制作して展示会などで発表したり、市販商品として販売したりする仕事です。

そもそも、盆栽とはどんなものか、正確に理解している人は少ないのではないでしょうか。盆栽は伝統芸能として昔から現代にいたるまで、深く日本の文化に根付いている活動です。

盆栽と似た作業として、鉢植えを連想する方も多いかもしれません。しかし、盆栽と鉢植えには明確な違いがあります。

鉢植えは、自然そのままの植物を植木鉢などに植えて育てるという作業です。これに対し盆栽は自然の植物に手を加え、芸術作品として作り上げるものです。

1-1盆栽には長い歴史がある

盆栽は、自然の美と人間の技術が融合した世界観が魅力です。日本には季節の移り変わり、いわゆる四季がありますが、盆栽の形状で四季をイメージすることは大昔から行われています。

実は盆栽の歴史は非常に古く、中国の後漢時代にさかのぼります。日本で盆栽の活動が確認されたのは平安時代から鎌倉時代とされています。

江戸時代になると、園芸技術が発達してきて、現代につながる盆栽の形が作られたといわれています。

1-2盆栽は現代でも注目されている

現代では、日本独自の伝統文化として根付き、海外からも注目が集まるほどになりました。

「BONSAI」という名称で海外に普及し、人気の高まりがみられます。海外から盆栽の技術を学ぼうと日本を訪れる外国人も増えてきました。

盆栽士®・盆栽職人になると、盆栽に関する知識と技術を生かし、制作活動に取り組むことになります。

自身の作品を販売したり、展示会に出展する活動をすることになります。その傍ら、盆栽を学ぼうとする方々に指導をするケースも多いです。

盆栽は、盆栽士®・盆栽職人としてプロ活動に取り組む方だけのものではありません。一般の方が趣味として楽しむのにも適しています。

自宅に庭のある家庭では、盆栽を育てている光景がよく見られます。高齢になっても十分に取り組める、一生涯の趣味として盆栽に取り組むのもおすすめです。

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盆栽士®・盆栽職人になるため必要な能力とは

盆栽士®・盆栽職人になるには?必要な資格や仕事内容を解説

盆栽士®・盆栽職人として活動するために必要なことにはどんなものがあるでしょうか。まず、盆栽に関連する国家資格はなく、民間の資格がいくつかあるのみです。

したがって、盆栽士®・盆栽職人となるために必要な資格は特にありません。

しかし、もし本格的にプロの盆栽士®・盆栽職人として活動していくつもりなら、学ぶべき知識、身に着けるべき技術は山ほどあります。

盆栽をプロの立場で扱うということは、職人あるいは芸術家として活動していくことと同義です。一朝一夕でこなせるものではないと考えるべきです。

2-1細部にこだわる根気

盆栽士®・盆栽職人として活動していくためには、目の肥えた盆栽関係者の目に留まる、魅力的な作品を生み出していかなければいけません。

盆栽の葉一枚、枝一本一本の湾曲具合に至るまで、細部にこだわる根気が必要になります。

盆栽に限らず、芸術活動に従事する人は、一般人からは想像もつかない細部へのこだわりを持っています。

一見するとまとまった芸術作品に見えるものでも、細かい一部分ごとに芸術家の情熱が注がれているものです。

盆栽を何となく楽しみたい、盆栽の雰囲気が好きで気軽に楽しみたいという方は、趣味としてとどめておくべきです。

盆栽士®・盆栽職人として活動するためには、盆栽に対する深く大きな情熱を持てないと不可能でしょう。ただ、納得のいく作品が完成した時の達成感と充実感は他に得難いものがあります。

2-2貪欲に技術を習い流行に敏感になる

盆栽士®・盆栽職人として成功するためには、自分なりの知識と技術を持って制作活動に打ち込む必要があります。

しかしそれ以上に、他のプロの作家の技術をいかに自分の技術として取り込んでいくかが重要になります。

盆栽士®・盆栽職人になる前に、すでに名を挙げている作家のところで修業をするケースも少なくありません。

完全な他者の作品のコピーはもちろん違反です。しかし、他人の技術を取り入れ、自分の作品として昇華していくことは、作品制作の上で非常に価値のあることです。

また、盆栽の作品には流行も少なからずあります。流行にのみ追随する必要はありませんが、アクセントとして最新流行を作品に取り入れると、周囲からの評価が高くなるでしょう。

職人・芸術家としてのこだわりを持ちつつ、他の人の技術や流行を貪欲に取り入れていける人が、末永く作家として活躍していけるのかもしれません。

2-3実は体力も必要

盆栽を知らない方にとっては、庭でハサミを使って軽く剪定をしたり、水をやったりする程度の作業を連想するかもしれません。

しかし、盆栽士®・盆栽職人として本格的に盆栽に携わる場合は、実は肉体労働が多く、体力が必要になります。

硬い素材の木を切る作業では、時にはチェーンソーを使用することもあります。

また、鉢の移し替えをする際には、スコップなどで盆栽の根を傷めないように細心の注意を払いながら重い植物を移動させる必要があります。

趣味として楽しむ程度であれば、鉢を移し替えるような作業は必要ありませんので、それほど体力は必要ありません。

しかし、プロの作家として活動するためには盆栽と様々なかかわり方をしていく必要があります。

本格的に盆栽士®・盆栽職人となるためには、常に良いものを追い求める根気と体力が必要になります。

他人から学ぶことも積極的に取り入れ、自分の作品を高みに押し上げていく必要があります。

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盆栽士®・盆栽職人の仕事内容と活躍する場所とは

盆栽士®・盆栽職人の仕事内容と活躍する場所とは

盆栽士®・盆栽職人として活躍する場所やその内容にはどんなものがあるのでしょうか。盆栽は現在世界的に注目度が高い文化なので、人気の作家になれば活動範囲は非常に広くなる可能性があります。

盆栽士®・盆栽職人の一般的な活躍場所を以下に4種類紹介します。

・カルチャースクールの講師
・盆栽の販売・流通の仕事
・美術館などでの解説
・海外での活躍
・カルチャースクールの講師

盆栽士®・盆栽職人の経験と知識を活かして、カルチャースクールの講師として活動する道があります。

盆栽は年齢問わず幅広い層から注目度が高まっている趣味であるため、講師に対する需要も十分にあるでしょう。

カルチャースクールの専任講師となったり、臨時で講師として活動するケースが考えられます。

さらに、人気の講師となれば、自宅で専門のスクールを開講して、生徒を集めて指導をする道もありえます。

盆栽の文化に対する需要は現在高いので、講師活動は十分に仕事として成り立つ可能性が高いです。好きな趣味を仕事として活かせる道が開けています。

3-1盆栽の制作・販売の仕事

盆栽士®・盆栽職人になって、自身の盆栽作品を制作し、希望者へ販売する道があります。自身で店舗を開き、制作した盆栽を並べて来客に買ってもらう形式があります。

また、近年は通販の形式も便利に利用できます。個人レベルでも、インターネット上に店舗を開設して、制作した盆栽の画像をアップしていく方法が採用できます。

盆栽を一から育てて手入れをするのは大変な作業なので、挑戦できないという方も多いかもしれません。

そんな方々にとって、最初からきれいに整った状態で購入できる販路があるのはうれしいことでしょう。

3-2美術館などでの解説

盆栽に関する知識と技術を活かして、盆栽の展示会などで展示物の解説者として活躍するケースもあります。盆栽の展示会や展覧会は意外に多いので、活躍する場面は結構多いです。

盆栽は、知識のない方が見ても、どの辺に魅力があるのか判断できない部分も多いです。

これから盆栽を始めたいと考え、展示会に足を運ぶ方も少なくありません。盆栽の魅力についてその場でわかりやすく解説して、理解を深めてもらうのはやりがいのある仕事です。

または、美術館に専任で所属し、解説者として本格的に活動する道も開けます。

盆栽だけでなく他の美術品に関する造詣を深めることにより、さらに活躍の場所は広がっていくでしょう。

3-3海外での活躍

盆栽は、「BONSAI」として海外でも非常に人気があるコンテンツとなっています。海外から盆栽を楽しみに訪日する方も増えてきています。

盆栽士®・盆栽職人として名前を挙げ、海外でも取り上げられるようになってきたら、海外での展示会などに挑戦する道も考えられます。

海外で過ごしながら制作活動に臨んでいる方も増えてきました。

また、外国人専門の盆栽教室を開催して、魅力を伝える活動も魅力的です。盆栽は、まさにグローバルな活動として注目されている時代です。

うまくいくと、海外で活躍する道が開けるかもしれません。

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盆栽士®・盆栽職人に向いている人

盆栽士®・盆栽職人に向いている人

盆栽士®・盆栽職人として活躍するのに、向いている人とはどんなタイプでしょうか。盆栽は芸術作品の一種ですので、誰でも作家として活躍できるというものではありません。

盆栽士®・盆栽職人に向いている人として代表的な性質を4項目紹介します。

・感受性が豊かな人
・社交的な人:情報交換が重要
・一生涯の趣味を持ちたい人
・自然が好きな人
・感受性が豊かな人

盆栽士®・盆栽職人として活躍するためには、少なくとも感受性が豊かでないと難しいでしょう。

盆栽は、形によって季節や風流を表現するといわれています。盆栽の形から何か感じるものがないと、作家として活躍するのは困難です。

感受性は、生まれ持った天性の部分が大きいと思われがちですが、後天的に養うことも不可能ではありません。

自然にたくさん触れたり、真新しいものを見る機会を多く持つことで、感受性は養われていきます。

あまり感性が優れていない方で、どうしても盆栽士®・盆栽職人として活躍したい場合は、盆栽はもちろんのことあらゆるものに触れ、見る機会を多く作りましょう。

4-1社交的な人

盆栽士®・盆栽職人は、芸術家なので、社交性が必要と聞くと意外に感じる方も多いかもしれません。芸術家は一人作業場にこもって制作活動に打ち込むイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

実は、盆栽士®・盆栽職人として成功するためには社交的な方が良いとされています。なぜなら、盆栽士®・盆栽職人として活動する中で、他の作家との交流が意外に多いためです。

他の作品の趣向を学ぶ際に、実際に制作した作家の話を聞くのが最も効果的です。

作品のコンセプトをコミュニケーションを取りながら聞くことで、より深い部分まで理解ができるケースも少なくありません。

また、制作した作品を販売する際に、販売担当の方とうまくコミュニケーションを取れた方が、スムーズに販売できるケースが多いです。

さらに、自身の作品の展覧会では、たくさんの来訪者への対応を求められるケースもあります。社交的に接することで次の展覧会につながる可能性もあります。

4-2一生涯の趣味を持ちたい人

盆栽は、年齢問わずだれでも楽しめる点は特徴です。作家として活動するにしても、高齢になっても精力的に制作に打ち込む方も少なくありません。

また、作家としての活動を終えた後も、趣味として一生涯盆栽に向き合う方も非常に多いです。情熱を注いだ分、盆栽は情緒豊かに美しく輝きます。

逆に高齢者が手掛ける盆栽作品の方が、より情感たっぷりに構成されるケースもあります。

芸術的センスも大事ですが、盆栽を大事に思い心をこめて打ち込むことで、作品としての深みも増してくるというものです。

一生涯の趣味として盆栽に向き合うのは、やりがいのある作業と感じてる方も多いです。高齢になっても楽しめる趣味として取り組むのは大変おすすめです。

4-3自然が好きな人

盆栽士®・盆栽職人として活躍するには、そもそも自然が好きな方の方が向いています。盆栽は、自然の植物と、人間の手を加えた工夫が融合して生まれる芸術作品です。

自然と人工のどちらも重要な要素で、偏ってはいい作品はできません。

まずは自然の美しさに触れ、心から自然が好きと感じられる人の方が、作品に魅力が生まれます。

自身の技術を優先する人の作品は、どうしても人工感が強くなりすぎてしまい、自然の美しさが損なわれてしまうケースが多くなります。

盆栽士®・盆栽職人を目指すのなら、まずは盆栽に限らず自然に触れ合う機会を多く作り、心から自然の豊かさ・美しさを感じましょう。

日本は四季の移り変わりをしっかりと実感できる自然豊かな土地柄なので、感受性を高めるのにぴったりの場所です。

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盆栽の代表的な資格

盆栽の代表的な資格

盆栽士®・盆栽職人となるには、必須となる資格はありません。民間の資格がいくつかありますが、取得しなくても作家として活動はできます。

しかし、資格を持っていたほうが、周囲からの信頼感も高まるうえに体系的に基礎から知識を得られるため、取得することをおすすめします。

盆栽士®・盆栽職人を目指すうえで取得が推奨される資格を3つ紹介します。

・苔玉士®
・盆栽士®
・植物雑貨クリエイター養成講座

5-1苔玉士®

苔玉士®は、日本インストラクター技術協会が主催する民間資格です。盆栽の構成要素の中で重要な苔玉をメインに学習する資格です。

苔玉の育て方や管理の方法、盆栽の中で生かすテクニックなども学習可能で、盆栽士®・盆栽職人として活動するうえで実践的な知識と技術が身に付きます。

受験資格はなく、誰でも受験が可能です。インターネットから申し込みをして、自宅で受験する形式になります。70%以上の正答で合格となり資格取得が認定されます。

5-2盆栽士®

盆栽士®は、日本デザインプランナー協会が主催する民間資格です。盆栽に関する基本的な知識と技術を身に付けられます。

盆栽の歴史、盆栽に利用される樹木の種類、正しい剪定の仕方、適切な肥料の与え方などを学習します。盆栽の選び方、買い方についても学習する機会があります。

受験するための資格は全くありません。インターネットから申し込みをして、誰でも受験が可能です。70%以上の正答率で合格となり、資格取得を達成できます。

5-3植物雑貨クリエイター資格

植物雑貨クリエイター資格は、日本園芸協会が認定する民間資格です。盆栽をはじめとした、植物雑貨に関する専門的な知識を得られます。

盆栽の知識と技術に加え、フラワーアレンジメントやブリザーブドフラワーに関する知識と技術を学習します。

苔玉の取り扱い方についてもしっかりと学べるので、盆栽制作活動に直結しています。

日本園芸協会が実施する養成講座を受講することで得られる資格です。盆栽に限らず、植物を取り扱うおしゃれなグッズをたくさん作りたい方におすすめの資格です。

どの資格がおすすめか

以上紹介した中で、盆栽士®・盆栽職人を目指す方に特にお勧めしたいのが、苔玉士®です。

良い盆栽を作るうえで苔玉は欠かせない要素です。正しく育て管理する方法を基礎から学べるおすすめ資格です。

盆栽資格の苔玉士®資格はこちら
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おすすめ資格講座

苔玉士®の資格を取得するには、独学で学習して試験を受ける方法が一般的です。

しかし、よりスムーズかつ確実に取得を目指すのなら、専門の講座を利用することをおすすめします。

苔玉士®資格を取得するのにおすすめの資格講座を2種類紹介します。

・盆栽士®W資格取得講座(諒設計アーキテクトラーニング)
・盆栽・苔玉資格取得講座(SARAスクールジャパン)

7-1盆栽士®W資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

諒設計アーキテクトラーニングは、数多くの資格取得用講座を提供しています。

盆栽士®W資格取得講座を受講することで、苔玉士®と盆栽士®の2つの資格を同時に取得できる効率的な講座になっています。

講座種類 受講料 特徴
通常講座 59,800円(税込)
スペシャル講座 79,800円(税込) 卒業と同時に無試験で資格取得となる

講座は2種類ありますが、スペシャル講座なら教材をすべて修了することで無試験で2つの資格を確実に取得できます。

通常口座に比べて費用は2万円高いですが、資格1つにつき1万円の受験料がかかることを考えると、トータルの費用は同額となります。

確実に資格取得を目指したい方には、スペシャル講座がおすすめです。

盆栽士®資格取得講座
諒設計アーキテクトラーニング
盆栽士®W資格取得講座

7-2盆栽・苔玉資格取得講座 | SARAスクールジャパン

SARAスクールジャパンも、数多くの資格用講座を提供しています。

盆栽・苔玉資格取得講座は通信教育形式の講座です。苔玉士®と盆栽士®の2つの資格を同時に目指せる講座内容になっています。

講座種類 受講料 特徴
基本コース 59,800円(税込)
プラチナコース 79,800円(税込) 卒業と同時に無試験で資格取得となる

2種類ある講座のうち、プラチナコースの方が基本コースよりも2万円高いのですが、教材を終えると同時に無試験で2つの資格取得が保証されています。

資格試験は1資格につき1万円かかるので、トータルの費用負担は同額です。スムーズに資格取得まで達成したい方にはプラチナコースをおすすめします。

盆栽・苔玉資格取得講座
SARAスクールジャパン
盆栽・苔玉資格取得講座