土木CADインストラクター資格

【土木CAD資格】土木系や3次元CADを学べるおすすめ資格4選

記事作成日:2024.06.11
これまでの日本の力強い成長を支えてきた土木の分野では、高度な知識や技術が要求されます。
異業種から建築業界に転職したいと検討している方や建築業界でのスキルアップを考えている方は、土木関連の資格を取得することで、CADを扱う上で必要な知識やテクニックを習得できます。
また、知識を総合的に学ぶことは、建築関連全般の知識を整理するためにも役立つでしょう。
この記事では、土木系CAD資格の中から、おすすめの資格を解説します。
土木系業務についていて、キャリアアップなどを検討されている方は、ぜひご覧ください。
【土木CAD資格】土木系や3次元CADを学べるおすすめ資格4選

目次

土木CAD資格とは

土木CAD資格とは、どのような資格なのでしょうか。
資格の概要や種類などを解説します。
実際の資格を確認する前に、大まかな内容を覚えておきましょう。

1-1土木CAD資格の概要

土木CAD資格は、道路工事や土地区画整理などの土木工事設計で使われるCADの基本や、CADソフトの使い方を習得していることを証明する資格です。
土木作業の設計では、3次元CADが使われることが多く、取得しておけば土木関係の仕事で活躍できるようになるでしょう。
土木関係の仕事でのキャリアアップや就職を考えている方におすすめの資格です。

1-2CAD資格は民間資格のみ

CAD資格はすべて民間資格のみで、国家資格はありません。
厚生労働省が認定していた「CADトレース技能審査試験」がありましたが、受験者数の減少により現在は廃止されています。
土木CAD資格を取得すれば、土木工事の設計図をCADで描ける力を証明できます。
国家資格ほどの効力はありませんが、CAD操作を学ぶなら最適の資格です。
初めてCADを操作する方や、スキルアップの一環としてCAD操作を練習したい・覚えたい方は、土木CAD資格に挑戦するとよいでしょう。

土木CAD資格が活躍する場面

土木CAD資格や3次元CAD資格は、土木関係の業種で設計図を作成するときに役立てられます。
土木系業種でのキャリアアップや就職を考えているなら、取得しておくとよいでしょう。
建築・土木系業種は、CAD有資格者がよく募集されている業種でもあります。
また、3次元CADは、土木系業種だけでなく、製造業・インテリア・アクセサリーなどの立体的なものを作る際の設計図作成にも活用されています。
このことから、土木系CAD資格は、さまざまなところで活用できる資格であるといえます。
土木系業務で役立つ資格だけでなく、ほかの業種でも活用できる資格を探しているなら、土木CAD資格や3次元CAD資格を取得するとよいでしょう。
CAD操作は、パソコンスクールなどでも需要があるソフトです。
資格試験を通して基本の操作をひととおりできる実力があることを証明できれば、講師活動も可能です。
CAD操作だけでなく、人にものを教えることに興味がある方は、講師活動も視野に入れての取得をおすすめします。

おすすめ土木CAD資格4選

次に、実際の資格を確認しましょう。
CAD資格の中から、土木関係の仕事に使えるCADソフトの操作を覚えられるものや、3次元CADについて学べる資格を4つご紹介します。

3-1土木CADインストラクター(AUTOCAD・JWCAD資格)

資格概要
認定協会 日本インストラクター技術協会(JIA)
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
受験日程 毎年偶数月の20〜25日(受験申込期間は受験月の前月)
資格試験概要 土木CADの基礎知識/基本図面知識/寸法/図面管理/用語/記号などの知識など

土木系CADで必要な知識や技術を得ていることを証明できる資格です。
取得すれば、土木工事の設計図などを描けるようになります。
土木系業種でのキャリアアップや就職にも役立つでしょう。
「土木系CADインストラクター」は、受験申し込みと試験を在宅で行えます。
普段忙しくて試験に行く時間がない方でも、気軽に受験できる資格でもあります。

3-2建築CAD検定試験

資格概要
認定協会 一般社団法人全国建設CAD連盟
受験資格 規定なし
受験料 ・3級・2級:1万500円(税込)
・准1級:1万4,700円(税込)
受験申請 公式ホームページより申し込み
受験方法 会場にて実技試験
(会場設置のパソコンか自分のノートパソコンを使って受験)
合格基準 3級:200満点中140〜150点を目安とする/2級:250点満点中190〜200点を目安とする/准1級:4図面すべて完成させる
受験日程 協会ホームページより確認
資格試験概要 3級:与えられた建築図面をCADシステムを使って正しくトレースする実力を備えているか/2級:自らの持つ建築知識とともにCADシステムを使って建築図面を作成する実力を備えているか/准1級:課題として与えられた建築図面を自らの建築製図知識とCADの経験を駆使したうえ、建造物の特性を理解した適切な判断によるトレースを行い完成させる

建設に関するCADの技量を図る試験で、日本初の建築CAD資格試験です。
建築とありますが、土木でも要求されるCAD操作を学べるため、業務で土木系CAD操作をしている方にも役立つでしょう。
資格試験は実技のみですが、CADの知識や操作だけでなく、建築に関する知識も要求されます。
CAD資格の中でも実践的な実力を要求される資格です。

3-3AUTODESK認定試験プログラム

資格概要
認定協会 AUTODESK社
受験資格 対象製品の使用時間が50時間以上(推奨)
受験料 オートデスク認定ユーザー:7,700円(税込)/オートデスク認定プロフェッショナル:1万3,200円(税込)
※受験するACC(オートデスク認定試験センター)によって料金形態が異なります
受験申請 全国にあるACCにて申し込み
受験方法 ACCが指定する会場にて選択式試験と実技試験を行う
合格基準 正解率70%以上
受験日程 ACCの指定による
資格試験概要 基本的な作図スキルの利用/オブジェクトの作成/作図補助機能の使用/オブジェクトの編集/高度な作図編集機能/オブジェクトの整理/コンテンツの再利用/図面への注釈/レイアウトと印刷など

AUTODESK社のCAD操作ができることを証明する資格です。
日本だけでなく海外でも通用するCAD資格で、取得すれば広く自分の実力を証明できます。
AUTOCADを主に使用する方に向いている資格といえるでしょう。
認定協会の認定試験センターやトレーニングセンターでは、専用の対策テキストや試験対策講座を実施しています。
通える範囲に認定協会の施設があれば、積極的に利用しましょう。

3-43次元CAD利用技術者試験

資格概要
認定協会 一般社団法人コンピューター教育振興協会(ACSP)
受験資格 2級:特になし/準1級・1級:2級合格者
受験料 2級:7,700円(税込)/準1級:1万1,000円(税込)/1級:1万6,500円(税込)
受験申請 公式ホームページより試験期間中に申し込み
受験方法 協会が指定する受験地にて受験(2級はCTB方式にて受験・準1級・1級は実技試験)
合格基準 全休共通で分野ごと5割以上および総合7割以上の正解
受験日程 協会ホームページより発表
資格試験概要 2級:3次元CADの概念・3次元CADの機能と実用的モデリング手法・3次元CADデータの管理と周辺知識・3次元CADデータの活用/準1級:CADリテラシー、形状認識能力・2次元図面からのパーツモデリング能力/1級:CADリテラシー、形状認識能力・アセンブリモデリング能力・2次元図面からのパーツモデリング能力

土木業務でよく使われる、3次元CADを扱う技術力を証明できる資格です。
2級は筆記試験のみ・準1級と1級は実技試験のみ行います。
資格により試験内容が大幅に違うため、取得の際は注意してください。
取得できれば3次元CADを扱う力を証明できるため、土木系業種でのキャリアアップや就職に役立ちます。
3次元CADはデザイン系業種でも使われており、さまざまなところでCADの実力をアピールできます。
土木系業種でのキャリアアップや就職を考えている方はもちろん、さまざまな業種で役立つ資格を探している方にもおすすめの資格です。

土木CAD資格の勉強方法

土木CAD資格では、3つの勉強方法を利用できます。
勉強方法ごとの違いとポイントを解説します。
資格試験対策にお役立てください。

4-1独学

土木CAD資格は、受験資格に学歴や特定の講座受講が含まれていません。
そのため、独学でもしっかり勉強すれば合格できる可能性があります。
独学は自分のペースで勉強できるため、試験内容をひとつずつ理解しながら学べます。
しっかり理解して学べるメリットがある一方、ひとりで黙々と作業するためモチベーション維持が難しいです。
また、試験内容に覚え間違いがあっても、指摘してくれる人がいません。
独学で失敗したケースの中には、覚え間違いをしたまま試験に挑んでしまい、よい結果を残せなかった話もあります。
独学での試験対策が難しい方は、次にご紹介する通学・通信講座の方がおすすめです。

4-2通学・通信講座

CAD操作や土木CAD資格は、パソコンスクールの通学講座や、資格用の通信講座で勉強できます。
独学が難しい方は、これらを利用するとよいでしょう。
講座では講師が試験対策をサポートしてくれます。
講師からアドバイスをもらいながら勉強できるため、モチベーション維持も簡単です。
通学講座なら、同じ講座を受講している方と交流もできます。
通信講座でも添削問題や課題を通して講師と交流できます。
覚え間違いなどをしていても、添削を通して指摘してもらえるため、独学よりもしっかり勉強できるでしょう。
独学が難しい方や、試験対策を入念に行いたい方は、通学講座や通信講座をご利用ください。

4-3CAD実践

土木CAD資格の試験には、実技試験が含まれています。
実技試験では制限時間内に課題をこなす試験方法が多く、課題の中には製図だけでなくCADソフトの操作方法も含まれます。
実技試験の試験対策には、設計図を描く力だけでなく、操作方法の習得も必要です。
CADに限らず、ソフトの操作方法を覚えるには、実際に操作するのが一番です。
資格試験の認定協会では、公式テキストやホームページで練習問題を掲示しているところがあります。
土木CAD資格に挑戦する際は、これらの練習問題に挑戦しましょう。
今までCADソフトを触ったことがない方でも、練習問題を繰り返し解けば実技試験をクリアできるだけの実力を身につけられます。
実技試験がある土木CAD資格に挑戦する際は、ぜひCADソフトを実際に操作してください。

まとめ

土木CAD資格は、土木工事の設計図を描くときに使うCADソフトの操作方法を身につけられる資格です。
取得すれば土木関係の業務でキャリアアップや就職を目指せます。
土木業務で使うCADソフトは3次元CADが多く、3次元CADは土木だけでなくデザインでも使われているため、さまざまなところで活躍できる可能性もあるでしょう。
土木CAD資格に興味を持たれた方は、ぜひ資格試験に挑戦してください。