日本インストラクター技術協会

建築CADインストラクター

【建築系】おすすめAUTOCAD資格・JWCAD資格4選

建築系の仕事をするうえで欠かせないのがAUTOCAD資格・JWCADのソフトに関する知識・技術です。
しかし建築業界外の方や学生さんなどは、CADの技術や知識を体系的に学べる機会は限られます。

そんな方たちにおすすめなのが、AUTOCAD資格・JWCAD資格です。
資格で得た知識や技術を活用すれば、建築業界でキャリアアップできる可能性も。

この記事ではそんなCAD資格の中から、建築業務でよく使われる2次元CADのおすすめ資格を解説しています。
ぜひご覧ください。
【建築系】おすすめAUTOCAD資格・JWCAD資格4選

目次

AUTOCAD資格・JWCAD資格について

まずはAUTOCAD資格やJWCAD資格で学べることと、資格の注意点も取り上げます。
二つの資格の内容を理解したうえで、資格紹介をご覧ください。

1-1資格の概要

AUTOCAD資格・JWCAD資格は、CADソフトのひとつである「AUTOCAD」と「JWCAD」の操作ができることを証明する資格です。
CADには平面図である2次元と、立体である3次元の設計ができますが、この記事では建設設計図などに使われる2次元CADを扱う資格を中心に解説します。

AUTOCAD資格やJWCAD資格を取得すれば、CADオペレーターなどの仕事で役立ちます。
建築やモノづくりなど、設計が必要な業種でのキャリアアップや就職を有利に進められるようになるでしょう。
建築関係の仕事に就きたい方や、就職に役立つ資格を探している方に、AUTOCAD資格・JWCAD資格はおすすめの資格です。

1-2AUTOCAD資格・JWCAD資格はすべて民間資格

AUTOCAD資格やJWCAD資格に、国家資格はありません。
平成29年までは厚生労働省が認定する国家資格である「CADトレース技能審査」がありましたが、受験者の減少から廃止されました。

CADを扱う資格に国家資格はありませんが、公的機関が認める資格や、CADソフトを販売している企業の認定資格があります。
これらの資格はCADを扱う多くの人が取得している資格であり、働くうえで十分効力を発揮するでしょう。

AUTOCAD資格・JWCAD資格の活かし方

AUTOCAD資格やJWCAD資格は、主に設計図やデザイン図作成で使われます。
先ほども少しだけ触れましたが、2次元CADは建築物や配管設備の設計に活用されます。
実際に建築系の企業の求人を見ると、CAD操作のできる人材を求めている企業が多いです。

AUTOCAD資格やJWCAD資格を取得すれば、建築業界でCADオペレーターとして働けるでしょう。
建築系の企業や組織で活躍・就職したければ、AUTOCAD資格・JWCAD資格の取得をおすすめします。

おすすめAUTOCAD資格・JWCAD資格4選

次に実際の資格を確認していきましょう。
AUTOCAD資格・JWCAD資格の中から、おすすめの資格を4つご紹介します。

3-1建設CADインストラクター(AUTOCAD資格・JWCAD資格)

資格概要
認定協会 日本インストラクター技術協会(JIA)
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
受験日程 毎年偶数月の20〜25日(受験申込期間は受験月の前月)
資格試験概要 建設CADの基礎知識/施工図/基礎伏せ図/見上げ図/平面詳細図/建築図/用語/記号など

建築設計や施工図を、AUTOCADやJWCADで設計できる力を身につけられる資格です。
CAD操作能力が実務で通用するレベルであることを証明できます。
取得すれば、建築業界などCADを扱う仕事に就職できます。
パソコンスクールなどで、CAD操作を教える講師としても活動できるでしょう。

資格は申し込みや受験が在宅でできるため、忙しくて試験を受ける時間を確保できない方でも受験できます。
受験日の調節もある程度できるため、試験のスケジュール調整が難しい方にもおすすめです。

3-2建築CAD検定試験

資格概要
認定協会 一般社団法人全国建設CAD連盟
受験資格 規定なし
受験料 ・3級・2級:1万500円(税込)
・准1級:1万4,700円(税込)
受験申請 公式ホームページより申し込み
受験方法 会場にて実技試験
(会場設置のパソコンか自分のノートパソコンを使って受験)
合格基準 ・3級:200満点中140〜150点を目安とする
・2級250点満点中190〜200点を目安とする
・准1級4図面すべて完成の場合
受験日程 協会ホームページより確認
資格試験概要 ・3級:与えられた建築図面をCADシステムを使って正しくトレースする実力を備えているか
・2級:自らの持つ建築知識とともにCADシステムを使って建築図面を作成する実力を備えているか
・准1級:課題として与えられた建築図面を自らの建築製図知識とCADの経験を駆使したうえ、建造物の特性を理解した適切な判断によるトレースを行い完成させる
※4級は、高校による団体受験のみ実施のため省略。

建築に関するCADの技量を図る試験で、日本初の建築CAD資格試験でもあります。
試験は実技のみで、CADの知識だけでなく建築に関する知識も要求される資格試験です。

建築CAD検定に合格すれば、建築におけるCADの実力を証明できます。
建築関係の仕事でキャリアアップや就職を有利に進められるでしょう。
より実践的な技術を身につけたい方に向いている資格です。

3-32次元CAD利用技術者試験

資格概要
認定協会 一般社団法人コンピューター教育振興協会(ACSP)
受験資格 ・基礎:特になし
・2級:特になし
・1級:2級または1級(1級・2級ともに旧資格含む)の有資格者
受験料 ・基礎:4,400円(税込)
・2級:6,050円(税込)
・1級:1万6,500円(税込)
※過去1級合格者は1万1,000円(税込)
受験申請 公式ページより申し込み
受験方法 ・基礎:受験地にてIBTシステムによる学科試験
・2級:受験地にてCBTシステムによる学科試験
・1級:受験地にて筆記試験と実技試験
合格基準 ・基礎:総合7割以上
・2級:CADシステム分野・製図分野が各5割以上および総合7割以上
・1級:実技・筆記試験格5割以上および総合7割以上
受験日程 公式ホームページより発表
資格試験概要 ・基礎:CADシステムの知識と利用・CADシステムのプラットフォーム・製図の知識・図形
・2級:CADシステム・製図
・1級・筆記試験:機械製図の知識・建築製図の基礎知識・建築生産の電子情報・製図の知識
・1級・実技試験:機械部品の作図・適切な数値・投影図からの作図・RC図・木造・編集・レイヤ設定能力・トレース能力・投影能力

建築設計などに使う2次元CADの知識があることを証明できる資格です。
試験は基礎試験と2級試験には受験条件が設けられていないため、いきなり2級から挑戦もできます。
認定協会の公式ホームページでは、テキストや試験対策コンテンツを販売していますので、試験対策での活用をおすすめします。

受験する際は、試験方法が級ごとに違う点に注意してください。

また「2次元CAD利用技術者試験」では、AUTOCAD・JWCADの両方が利用できますが、会場により搭載されているソフトが違います。
受験地を選ぶときは、自分が普段仕事や試験対策で利用しているソフトで試験を受けられるところを選びましょう。

3-4AUTODESK認定試験プログラム

資格概要
認定協会 AUTODESK社
受験資格 対象製品の使用時間が50時間以上(推奨)
受験料 7,700円(税込)
受験申請 全国にあるACC(オートデスク認定試験センター)にて申し込み
受験方法 ACCが指定する会場にて選択式試験と実技試験を行う
合格基準 正解率70%以上
受験日程 ACCの指定による
資格試験概要 基本的な作図スキルの利用/オブジェクトの作成/作図補助機能の使用/オブジェクトの編集/高度な作図編集機能/オブジェクトの整理/コンテンツの再利用/図面への注釈/レイアウトと印刷など

AUTODESK製品の操作活用スキルがあることを証明する資格です。
日本だけでなく世界でも通用する資格で、取得すればCAD操作の実力があることを海外でも証明できます。
建築系CADの中でも、AUTOCADに特化した資格が欲しい方におすすめの資格です。

試験を受けるにはAUTODESKが指定する試験センターへ申し込み、受験します。
試験では学科試験だけでなく、実技試験も実施するため、普段からAUTOCADの操作に慣れておきましょう。

「AUTODESK認定試験プログラム」は、試験対策テキストがあるほか、協会が認定するトレーニングセンターも利用できます。
近くにトレーニングセンターがあるなら、積極的な利用をおすすめします。

AUTOCAD資格・JWCAD資格の勉強方法

AUTOCAD・JWCAD資格取得を目指して勉強する方法には、3種類あります。
それぞれの勉強方法の特徴を解説します。

CAD操作の勉強方法などにも触れるため、実技試験のある資格に挑戦される方は、ぜひご覧ください。

4-1独学で取り組む

AUTOCAD・JWCAD資格で受験資格のないものであれば、独学で勉強できます。
かかる費用がテキスト代のみなので、試験対策費をリーズナブルに抑えられます。
自分のペースで学習できる勉強方法でもあるため、自分の理解度にあわせてじっくり勉強したい方におすすめです。

メリットがたくさんある独学ですが、注意点もあります。
独学は、勉強だけでなく試験までのペース配分や、モチベーション維持なども自分で行わなくてはなりません。
ペース配分を間違えると、試験対策が不十分な状態で試験に臨むことになります。
またひとりで黙々と取り組むため、ひとりでの作業が苦手な方だとモチベーション維持が難しくなるでしょう。
独学で挑戦する際は、これらの問題をクリアしたうえで取り組む必要があります。

独学が難しいと思われる場合は、次にご紹介する方法をご利用ください。

4-2通学・通信講座を利用する

CAD資格の中には、パソコンスクールなどで試験対策講座を受講できるものや、通信講座を利用して勉強できるものがあります。
独学が難しい方は、通学・通信講座を利用しましょう。

通学・通信講座では、講座のカリキュラムに従って勉強するだけで、試験の要点やCAD操作のテクニックを効率よく学べます。
間違いがあれば講師から指摘してもらえるため、覚え間違いも起こりにくいでしょう。
独学よりも、入念な試験対策ができます。

効率的に試験対策がしたい方や独学だと難しい方は、通学や通信講座を利用しましょう。
通学や通信講座を検討される際は、CADを教えてくれるスクール・取得したい資格の通信講座がないか探すことから始めてください。

4-3CADを操作する

AUTOCAD資格・JWCAD資格では、実技試験のみの資格や、学科試験と実技試験を行う資格があります。

実技試験では、CADを操作して制限時間内に課題をクリアする形で実施されます。
合格できるレベルに達するには、実際にCADソフトを動かして操作に慣れておかなくてはなりません。
実技試験のある資格に挑戦する際は、CADソフトに搭載された機能を使い、実際に図面などを作成しましょう。

AUTOCAD資格・JWCAD資格の中には、公式ホームページやテキストで実際に出題された問題が掲載されているものがあります。
CADソフトを操作する際は、これらの過去問題を利用して勉強しましょう。

試験ではただ図面を描くのではなく、特定の機能を使って作成する内容もあります。
CADソフトに搭載されている機能は、どれも使いこなせるようにしておきましょう。

まとめ

AUTOCAD資格・JWCAD資格は、CADソフトの操作技術を証明する資格です。
取得すれば、建築設計図や施工図をCADソフトで作成できるようになります。

資格試験では、学科試験だけでなく実際にCADを操作する実技試験も行われます。
テキストに向かって勉強するだけでは、試験対策としては不十分です。
実技試験がある資格では、実際にCADを操作する力も鍛えておきましょう。
試験により使うソフトが違うため、受験の際は自分が普段使っているソフトや、仕事で利用するソフトの試験を選択するようにしてください。

AUTOCAD資格やJWCAD資格を取得すれば、建築系の業種を中心に、CADオペレーターなどの仕事で活躍できるようになります。
また、AUTOCAD資格やJWCAD資格は、CAD操作を教える講師活動にも活用できるでしょう。
建築系やコンピューター関係の仕事でのキャリアアップや就職を考えている方は、ぜひ挑戦してみてください。