日本インストラクター技術協会

POP広告アーティスト

【POP広告資格】お店の広告や値札づくりに役立つ資格5選

店頭での売上に大きく影響するPOPですが、その作成方法は決して簡単ではありません。
POP制作のスキルを高めたいと考えている方も多いことでしょう。

この記事では、POP作りについて学べるPOP資格についてご紹介しています。

広告や販売にかかわる仕事をしている方、特に売上のアップを目指している方にとってはとても有益な情報なので、キャリアアップの参考にしていただけたら幸いです。
【POP広告資格】お店の広告や値札づくりに役立つ資格5選

目次

POP広告資格について

商品を売り込み、店舗やイベントの雰囲気を作るPOP広告は、高いセンスを要求されます。
そんなPOP広告の資格であるPOP広告資格とは、どのような資格なのでしょうか。
まずはPOP資格広告について解説します。

1-1POP広告資格とは

POP広告資格とは、POP広告をはじめとしたビジネスデザインに関する技術や制作の流れを身につけ、作成できる力を証明する資格です。
取得すれば、お店を彩るPOP広告を自分で作れるようになります。

また、POP広告の知識を活かせば、デザイン・レイアウト・配色などの知識も身につけられます。
POP広告資格はPOP広告だけでなく、デザイン関係の業務や仕事に活用もできる資格です。

1-2POP広告資格はすべて公的資格と民間資格

POP広告資格には、明確な国家資格はなく、すべて公的資格と民間資格です。
また、POP広告の完成度や効果を決めるのは、資格のような明確なものではなく、あくまでもお客様の心をつかむデザインセンスが重要になります。

POP広告資格を取得すれば、デザインセンスを持っていることもある程度は証明できますが、最終的には個人のセンス次第になることは覚えておきましょう。
POP広告資格の真価を発揮するには、取得だけでなくデザインセンスを磨く訓練も必要です。

POP広告資格を取得するとできること

POP広告資格は、主に業務で役立つ資格です。
次は、POP広告資格が業務でどのような役割を果たすのかを中心に解説します。

2-1自分の作った広告を販促に活用できる

POP広告資格を取得すれば、販売店などで自作のPOP広告による宣伝ができます。
最近では、完成度の高いPOPはSNSで紹介されるなど、多くの人の注目を集められる広告として機能しています。
センスのよいPOPを作成し、注目されるようになれば、売上や利益を上げることも夢ではありません。

自分の作ったPOPにより商品が売れる楽しみやうれしさを味わえるようになります。
これはPOP広告ならではの効果といえるでしょう。

2-2POP広告作りを周りに広める

POP広告資格でできることは、これだけではありません。
資格で得たPOP広告作りのノウハウを、周りの人に伝える活動もできるようになります。

具体的には、カルチャースクールでの講師活動や、フリーランスのデザイナーとしてPOPデザインの作成・販売を行うなど、さまざまな使い方ができます。
自分の考案したデザインが周りに受け入れられるようになれば、デザインの知識や素材を本にして販売できることも。
これもPOP広告資格を活かした働き方といえるでしょう。

代表的なPOP広告資格3選

さまざまな使い方ができるPOP広告資格ですが、どのような資格があるのでしょうか。
実際の資格を確認してみましょう。
おすすめのPOP広告資格を3つご紹介します。

3-1POP広告アーティスト(POP広告資格)

資格概要
認定協会 日本インストラクター技術協会(JIA)
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
受験日程 毎年偶数月の20〜25(受験申込期間は受験月の前月)
資格試験概要 POPイメージ広告の作成/デザインの抽象化/イメージの協調/キャラクターの採用/斬新なデザインの活用/ユーザーニーズと同化/ユーザーの反響からデザインを決定/ユーザーが求めているデザインの分析/ユーザーの年齢や購買層を特定する/データベース化と広告のサイクル/オンデマンド印刷をデザインで活用する/オンデマンド印刷の企画・印刷までの流れ/POPイメージ広告の要素を加える/テキスト情報を検証/イメージに演出を加える/情報の優先度を決める/タイトルとイメージの整合性/全体のイメージを作る/主観的なイメージと情報/テキスト情報を検証/キャッチコピーの力/メッセージ性とドラマタイズドの効果/イメージでユーザーに体感される

POP広告をはじめとした広告の製作手順や手法の知識・ビジネスデザインに関する技術を学べる資格です。
取得すれば、POPに限らずさまざまなビジネスデザインを作る力が身に付きます。

資格試験は2か月に1度行われており、受験申し込みと試験を在宅で行えます。
自分のペースで勉強をしたい方や、試験に挑戦したい方に、おすすめの資格です。

3-2POP広告デザイナー

資格概要
認定協会 日本デザインプランナー協会(JDP)
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
受験日程 毎年偶数月の20〜25(受験申込期間は受験月の前月)
資格試験概要 ビジネスデザインについて/POPに必要なデザイン知識/広告とデザインの効果/販促物の役割とキャッチコピー/レタリングとイラストの基礎など

POPデザインに関する知識・センス・レイアウト・配色などの技術を持っていることを証明できる資格です。
状況にあったデザインによる公告を作れる力を身につけられます。
取得すれば、広告業界やPOP広告がよく使われる販売業などで活躍できるでしょう。

「POP広告アーティスト」が広告の印刷の仕方などに触れている一方、「POP広告デザイナー」はイラストの描き方などに触れているなど、学べる内容に細かな違いがあります。
資格を取得する際は、学びたい内容に注意しながら検討しましょう。

「POP広告デザイナー」も「POP広告アーティスト」は、試験期間と受験方法が同じです。
受験日時を調節すれば、同時受験もできます。
POP広告に対する理解をより深めたい場合は、同時受験がおすすめです。

3-3POP検定(POP広告クリエイター技能審査試験)

資格概要
認定協会 一般社団法人 公開経営指導協会
受験資格 特になし
受験料 5,500円(税込・税別の記載なし)(個人申し込みの場合は郵送切手代168円必要)
受験申請 認定協会へ問い合わせる
受験方法 在宅受験
合格基準 学科・実技試験ともに100点満点中60点以上
受験日程 協会ホームページにて発表
資格試験概要 ・学科試験:販売促進一般とPOP広告/POP広告の種類と役割/POP広告作成の一般知識/POP広告作成に使用する用具、 用紙の種類、用途および使用方法
・実技試験:レタリング(角ゴシック、丸ゴシック)/装飾文字による横長熟語/ショーカード作成/プライスカード作成/ポスター風POP作成

POP広告作成の際に必要な知識と技術を身につけていることを証明できる資格です。
取得すれば、単なるレタリングとしてのPOP技術だけでなく、幅広い状況に対応できるPOP広告作成能力を証明できます。

試験はマークシート方式の学科試験と、実際にPOP広告を作成する実技試験を行います。
試験に挑戦するなら、実際にPOP広告を作るなどの実技試験対策をしておきましょう。
試験対策では認定協会が販売しているテキストが活用できるほか、試験対策講座や通信講座も利用できます。

POP広告作りに役立つ資格2選

POP広告作成に役立つ資格は、POP広告資格だけではありません。
POP広告に特化していなくても、作成に役立つ知識や技術を身につけられる資格もあります。
デザイン系資格の中でも、POP広告作りに役立つ資格をご紹介します。

4-1色彩検定

資格概要
認定協会 公益社団法人 色彩検定協会
受験資格 特になし
受験料 ・3級:7,000円
・2級:1万円
・1級:1万5,000円
・UC級:6,000円
(税込・税別の記載なし)
受験申請 協会ホームページ・郵送・書店にて申し込み
受験方法 指定の受験会場にて筆記試験
合格基準 満点の70%前後(問題の難易度により多少変動あり)
受験日程 協会ホームページより発表
資格試験概要 ・3級:光と色/色の表示/色彩心理/色彩調和/配色イメージ/ファッション/インテリアなど
・2級:色のUD/光と色/色の表示/色彩心理/配色イメージ/ビジュアル/ファッション/インテリア/景観色彩など
・1級:色彩と文化/色彩調和論/光と色/色の表示/測色/色彩心理/色彩とビジネス/ファッション/景観色彩など
・UC級:色のユニバーサルデザイン/色が見える仕組み/色の表し方/色覚のタイプによる色の見え方/高齢者の見え方/色のUDの進め方など

あらゆる色の見え方や効果の知識があることを証明できる資格です。
POP広告にも深く影響を与える色彩のノウハウが身につくため、取得すれば色を活かした広告が作れるようになるでしょう。
UC級はユニバーサルデザインにかかわる部分を学べる級であり、色覚のタイプによる色の見え方や、配色における注意点などを学べます。
多くの人に伝わるPOPを作りたいなら、挑戦しておくべき級です。

「色彩検定」は、どの級も受験資格が設けられていないうえに、同時受験もできます。
一気に上位級を獲得したり、ほかの級とUC級に挑戦したりも可能です。
色に関するデザインの知識が欲しいなら、受験をおすすめします。

4-2Illustrator®クリエイター能力認定試験

資格概要
認定協会 ソフトウェア活用能力認定委員会
(Certify Software Literacy Qualification Test Committee)
受験資格 特になし
受験料 ・スタンダード:7,600円
・エキスパート:8,600円(税込・税別の記載なし)
受験申請 公式ホームページから申し込み
受験方法 ・協会が指定した会場にて知識(他紙選択解答式試験)・実技(作品を仕上げる)
・実践(作品の編集)試験をそれぞれ行う(スタンダードは実技と実践のみ)
合格基準 ・スタンダード:実技問題の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上
・エキスパート:知識・実技問題の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上
受験日程 協会ホームページより発表
資格試験概要 ・スタンダード・実践:illustrator®の基本操作によるDTPファイルおよびWebデザインパーツの作成
・実技:illustrator®の操作による作品制作
・エキスパート・知識:illustrator®およびDTP/Webデザインに関する基礎知識
・実技:illustrator®の操作によるDTPファイルおよびWebデザインパーツの作成
・実践:illustrator®の操作による作品制作

広告などを作り、出力するためのソフトウェアである「illustrator®」を操作する力を証明する資格です。
パソコンを駆使して広告などを作るなら、取得しておきたい資格でもあります。

資格試験を通して「illustrator®」の操作方法を学べるため、スムーズにPOP広告などの作品を作れるようになります。
「illustrator®」はビジネスデザインでもよく使われるツールのひとつであるため、POP広告だけでなくビジネスの場でデザインの仕事をしたい方におすすめの資格です。

POP広告資格を取得するための勉強・スキルアップ法

最後に、POP広告資格を取得するために役立つ勉強法や、POP広告作りのスキルアップ法をご紹介します。
POP広告資格に挑戦するときや、POP広告作りのセンスを磨くときにお役立てください。

5-1独学で取り組む

POP広告資格は、受験条件が定められているわけではありません。
テキストがあれば、独学でも勉強できます。
しっかり勉強すれば、自分の力だけで合格できるでしょう。

しかし、独学は文字通りひとりきりで勉強する方法です。
勉強のモチベーション維持が難しいうえに、間違いなどを指摘してもらえる機会もないため、試験対策に穴があるのに気が付かない場合もあります。
独学で勉強する際は、モチベーション維持や試験対策の穴に注意が必要です。

5-2試験対策講座を利用する

POP広告資格は、通信講座や認定協会が実施する試験対策講座が利用できます。
独学が難しい方は、これらの講座を利用しましょう。

試験対策講座は、試験に必要な要点をわかりやすくまとめたうえで勉強できます。
講師の指摘や添削を通して、間違いに気がつけるため、弱点や覚え間違いもすぐに修正できます。
独学が難しい方や、試験対策をしっかり行いたい方は、通信講座や試験対策講座を利用しましょう。

5-3実際にPOPを作る

POP広告資格の中には、実技試験が含まれているものもあり、試験では、制限時間内に課題を完成させなくてはなりません。
限られた時間内に完成度の高いPOPを作るには、普段から練習する必要があります。
POP広告試験に挑戦する際は、実際にPOPを作りましょう。

実際にPOPを作ることで、テキストに記載された内容を作成の過程で確認できます。
テキストを読み込んでいるだけのときよりも、記載されている内容を実感しながら勉強できるでしょう。

ちなみに、POP広告作りは広告作りのセンスを磨くのにも役立ちます。
POP広告やビジネスデザインの仕事をしたいと考えている方は、POP広告作りを習慣として身につけるといいでしょう。
ただ作るだけでなく、作品同士を見比べて観察するのもセンスを磨くのによい方法です。
POP広告を作ったら、作って終わりにするのではなく、観察や研究も行いましょう。

まとめ

POP広告資格は、POP広告を作る力を身につけられる資格です。
資格試験を通してビジネスの場でつかえるデザイン力も鍛えられます。
取得すれば、ビジネスデザインにかかわる仕事で役立てられるでしょう。

また、POP広告やビジネスデザインに役立つ資格は、POP広告資格だけではありません。
色やツールについて学べる資格も、広告作りには有効です。
これらの資格も取得できれば、さまざまな広告が作れるようになるでしょう。
広告作りに興味がある方はもちろん、デザイン系のキャリアアップを検討されている方は、ぜひPOP広告資格をはじめとしたデザイン資格に挑戦してください。