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ベランダでハーブを育てる方法!ハーブの種類や寄せ植えの仕方

記事作成日:2025.04.09
ベランダでお気に入りのハーブを育ててみたいけれど、どんな種類が育てやすいのか、限られたスペースでどう工夫すれば良いのか悩んでいませんか?少しでも多くの種類を楽しみたい、でも初心者でも失敗しない方法を知りたいという方も多いでしょう。本記事では、ベランダガーデニングの魅力から育てやすいハーブの種類、そして失敗しない寄せ植えの方法まで詳しく解説していきます。
ベランダでハーブを育てる方法!ハーブの種類や寄せ植えの仕方

目次

ベランダでハーブを育てるメリット

植物がくれるおだやかな安心感は本当にかけがえないものです。そんな植物との関わりを楽しむためにオススメなのが「ベランダ・ガーデニング」です。ベランダは、自然と私たちの生活の接点であり、植物がのびのびと育ち、私たちを楽しませてくれる最高のステージなのです。

1-1ベランダでハーブが育てやすい理由

ガーデニング初心者の方には、特にハーブがおすすめです。ハーブは比較的丈夫で育てやすく、初心者でも成功しやすい植物です。多くの種類が日当たりと水はけの良い環境を好むため、ベランダという環境に適しています。
また、小さな鉢でも十分に育ち、限られたスペースでも効率よく栽培できるのも魅力です。少量でも香りや風味を楽しめるため、ほんの少しの収穫でも満足感を得られます。失敗を恐れずにチャレンジできる気軽さも、初心者にハーブをおすすめする理由のひとつです。

1-2多様な楽しみ方があるハーブ

ハーブの魅力は何と言ってもその多様な楽しみ方にあります。料理に使えば香りと風味がアップし、普段の食事が格別なものになります。バジルのパスタ、ミントのカクテル、ローズマリーのローストチキンなど、ハーブが活きる料理は数えきれません。また、ハーブティーとして楽しめば、リラックス効果や健康効果も期待できます。
ドライハーブとして保存すれば長期間楽しめますし、ポプリやリースなどのクラフト材料としても活用できます。観賞用としての美しさも忘れてはいけません。花を咲かせるハーブも多く、ベランダに彩りを添えてくれるでしょう。

初心者でも育てやすいハーブ10選

ベランダでのハーブ栽培を始めるなら、まずは育てやすい種類から挑戦してみましょう。環境や目的に合わせて、自分に合ったハーブを選ぶことが成功への第一歩です。ここでは、初心者にもおすすめの育てやすいハーブを紹介します。

2-1日なた向きのハーブ

日当たりの良いベランダで育てるのに最適なハーブをご紹介します。
①バジル
初夏から秋にかけて楽しめ、爽やかな苦みが特徴です。イタリアン料理には欠かせない存在で、特にトマトやチーズ、オリーブオイルとの相性が抜群です。
②ローズマリー
古代ローマ時代から若返り効果や美容効果があるとして重宝されてきたハーブで、肉料理や魚料理の臭み消しにも活躍します。
③ラベンダー
春から初夏にかけて紫やピンクの花を咲かせ、その香りには鎮静効果があり、心を落ち着かせてくれます。タイムは小さな葉と香り高い特徴を持ち、肉料理や魚料理の風味付けに最適です。

2-2半日陰でも育つハーブ

日当たりがあまり良くないベランダでも元気に育つハーブもあります。特にミント類は比較的日陰に強く、種類も豊富です。
④スペアミント
ほんのり甘みのあるさわやかな香りで人気があり、胃もたれや食欲不振に効果を発揮します。
⑤アップルミント
りんごを思わせる甘く爽やかな香りが特徴で、ハーブティーや料理、ポプリなどに活用できます。
⑥パセリ
半日陰でも育ち、ビタミンCや鉄分が豊富で美肌や口臭予防が期待できる万能ハーブです。
⑦チャービル
消化促進や血行促進の効果があり、甘やかな味わいでサラダやスープに合います。

2-3風に強いハーブの種類

⑧ベランダ
風の影響を受けやすい環境です。そんなベランダでも元気に育つ、風に強いハーブを知っておくと安心です。
⑨セージ
風に強く、樹木に近い性質を持つハーブです。風で倒れにくく、香り高い葉は肉料理やスープの風味付けに最適です。乾燥にも強いため、水やりを忘れがちな方にもおすすめです。
⑩オレガノ
風に強いハーブの一つで、地面を這うように成長する性質があります。強風でも倒れにくく、ピザやトマト料理に欠かせない風味を持っています。

ハーブ苗の選び方

ハーブ栽培の成功は、良い苗選びから始まります。健康で元気な苗を選ぶことで、その後の成長も順調に進みます。ここでは、ハーブ苗を選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。

3-1健康な苗の見分け方

健康なハーブ苗を選ぶことは、栽培成功の第一歩です。まず、全体的な見た目をチェックしましょう。葉の色が鮮やかで、しおれていない苗が理想的です。特に葉先まで色がしっかりしていて、黄ばみがないものを選びます。
茎は間延びせず、しっかりとしているものが良いでしょう。根元も確認し、株がしっかりと安定しているかどうかも大切です。
葉の裏や茎を観察して、害虫がついていないか確認することも忘れないでください。ハーブは種類によって特徴が異なりますが、全体的に生き生きとして健康的な見た目の苗を選ぶことが大切です。

3-2購入時のチェックポイント

ハーブ苗を購入する際には、いくつかのポイントをチェックするとより良い苗を選ぶことができます。
・葉の状態
鮮やかな色で、枯れやしおれがないか
・茎の状態
しっかりとしていて、間延びしていないか
・根の状態
鉢から根が飛び出していないか、根腐れの兆候はないか
・害虫の有無
葉の裏や茎に小さな虫やカビがないか
・全体のバランス
バランスよく成長しているか
・ラベル情報
種類や育て方の情報が明記されているか
また、購入する園芸店やホームセンターも重要です。植物の管理が行き届いている店舗で購入すると、健康な苗を手に入れる確率が高まります。可能であれば、専門知識を持ったスタッフがいる園芸店で購入し、育て方のアドバイスも聞いておくと良いでしょう。季節に合ったハーブを選ぶことも成功の鍵となります。

寄せ植えの基本知識

ハーブを寄せ植えすることで、限られたスペースを有効活用し、複数の種類を同時に楽しむことができます。ただし、ただ単に好きなハーブを集めて植えるだけでは、うまく育たない場合もあります。ここでは、ハーブの寄せ植えを成功させるための基本知識をご紹介します。

4-1寄せ植えのメリット

ハーブの寄せ植えには様々なメリットがあります。まず、限られたベランダのスペースを効率よく使うことができます。複数の鉢を置く場所がなくても、一つの大きな鉢で複数のハーブを育てられるのは大きな魅力です。
また、見た目の美しさも寄せ植えの魅力のひとつです。異なる形や色、質感のハーブを組み合わせることで、一つの鉢でも豊かな表情を作り出すことができます。
料理用のハーブを中心に寄せ植えすれば、必要な時に少しずつ収穫して使うことができ、実用的です。さらに、適切な組み合わせで植えると、お互いの成長を助け合ったり、害虫を寄せ付けない効果を発揮するハーブもあります。

4-2相性の良い組み合わせ

ハーブの寄せ植えを成功させるためには、相性の良いハーブを組み合わせることが重要です。まずは生育環境が似ているハーブ同士を選びましょう。日なたと水はけの良い環境を好む「地中海系ハーブ」の組み合わせは特に相性が良いです。
例えば、以下のハーブは似た環境を好むため、一緒に植えても互いに競合せず育ちます。
・ローズマリー
・タイム
・セージ
・ラベンダー

これらは料理の香り付けとしても相性が良いので、料理用ハーブとしての寄せ植えにもおすすめです。また、バジル、パセリ、チャービルなどは料理で一緒に使うことが多く、成長条件も似ているため相性の良い組み合わせとなります。

4-3避けるべき組み合わせ

寄せ植えを成功させるためには、避けるべき組み合わせも知っておくことが大切です。まず、ミントと他のハーブの組み合わせは避けた方が無難です。ミントは非常に成長が早く、強い根を張るため、他のハーブの生育を妨げてしまうことがあります。
もしミントを他のハーブと一緒に植えたい場合は、鉢の中に仕切りを入れるなどの工夫が必要です。また、水分の好みが大きく異なるハーブの組み合わせも避けるべきです。
例えば、乾燥を好むローズマリーと湿気を好むパセリを一緒に植えると、どちらかが適切な環境で育てられなくなります。さらに、大きく成長するハーブと小さなハーブの組み合わせにも注意が必要です。

必要な道具と材料

ハーブの寄せ植えを始めるためには、いくつかの基本的な道具と材料が必要です。適切な道具を揃えることで、作業がスムーズに進み、ハーブも健康に育ちます。ここでは、寄せ植えに必要な道具と材料について詳しく解説します。

5-1鉢・プランターの選び方

ハーブの寄せ植えに使う鉢やプランターは、見た目だけでなく機能性も重要です。寄せ植えにはサイズや材質の選択がハーブの成長を左右します。適切な鉢を選ぶことで、ハーブの健全な成長を促すことができます。
・材質
素焼き鉢は通気性が良く、水はけも良いためハーブ栽培に適しています。プラスチック製は軽量で扱いやすいですが、夏は熱くなりやすい点に注意が必要です。
・形状
深さのある鉢は根が十分に伸びるスペースを確保できます。浅い鉢は装飾性には優れますが、水切れしやすい点に注意が必要です。
・排水穴
必ず排水穴があるものを選びましょう。排水穴がないと根腐れの原因となります。
・大きさ
小さすぎると根詰まりを起こし、大きすぎると水分管理が難しくなります。寄せ植えする場合は直径30cm以上、深さ20cm以上が目安です。
鉢選びは見た目の美しさだけでなく、ハーブの生育に適しているかどうかも考慮しましょう。特に寄せ植えの場合は、複数のハーブが十分に根を張れる大きさが必要です。また、ベランダに置くことを考え、風で倒れない安定感のあるデザインも大切です。長期的な視点でハーブが健康に育つ環境を提供できる鉢を選びましょう。

5-2土・肥料の選び方

ハーブの健康な成長には、適切な土と肥料の選択が欠かせません。ハーブは一般的に水はけの良い土壌を好むため、それに適した用土を準備することが重要です。質の良い土壌環境を整えることで、ハーブの成長と風味が格段に向上します。
・培養土
ハーブ専用の培養土が市販されており、初心者には特におすすめです。すでに適切な配合で調整されているため、そのまま使用できます。
・配合例
一般的な園芸用土7:赤玉土2:パーライト1の割合で混ぜると、水はけの良いハーブ向けの土ができます。
・鉢底石
鉢の底に敷き詰める鉢底石は、排水性を高めるために重要です。鉢底ネットと併用すると、土が流れ出るのを防ぎます。
・肥料
ハーブは一般的に肥料の少ない環境でも育ちますが、緩効性の固形肥料を少量与えると成長が促進されます。
ハーブにとって良い土壌環境とは、水はけが良く、かつある程度の水分と栄養を保持できる状態です。市販のハーブ用培養土は、こうした条件を満たすよう調整されているため、初心者には特におすすめです。ただし、過剰な肥料はハーブの香りや風味を損なうことがあるため、与える量には注意しましょう。適切な土と肥料の選択が、健康で香り豊かなハーブを育てる基盤となります。

5-3準備すべき園芸道具

ハーブの寄せ植えを始める前に、基本的な園芸道具を揃えておくと作業がスムーズに進みます。必要最低限の道具から揃えていきましょう。適切な道具があれば、寄せ植え作業が楽しく効率的になります。
・移植ごて
苗を植える際や土を掘り返す際に使用する基本的な道具です。
・剪定ばさみ
ハーブの収穫や剪定に適したサイズの小さなはさみがあると便利です。
・ジョウロ
細口のジョウロがあれば、苗を傷めずに適切な量の水を与えられます。
・軍手
土や鉢を扱う際に手を保護するためのものです。
・スコップ
土を入れたり、鉢底石を敷いたりする際に使用します。
・霧吹き
葉面散水や湿度調整に便利です。
園芸道具は使いやすさを重視して選びましょう。持ち手が滑りにくいものや、手の大きさに合ったサイズのものを選ぶと長時間の作業でも疲れにくいです。また、道具は使用後に清潔に保つことで長持ちします。
土や水分が付いたままだと錆びたり、病原菌が繁殖したりするおそれがあります。きちんと洗って乾かしてから保管しましょう。ベランダガーデニングは比較的小規模なので、コンパクトなセットを選ぶのも良いでしょう。

寄せ植えの手順

いよいよハーブの寄せ植えに挑戦しましょう。正しい手順で行うことで、ハーブがしっかりと根付き、健康に育ちます。ここでは、初心者でも失敗しない寄せ植えの手順を分かりやすく解説します。

6-1鉢底の準備方法

寄せ植えの最初のステップは、鉢底の適切な準備です。この工程は排水性を確保し、ハーブの根腐れを防ぐために非常に重要です。
1.鉢底ネットの設置
鉢の底の穴を覆うようにネットをカットして敷きます。これにより土が流れ出るのを防ぎます。
2.鉢底石の配置
ネットの上に鉢底石を2〜3cm程度の厚さで敷きます。鉢の大きさによって調整してください。
3.不織布の設置(オプション)
鉢底石の上に不織布を敷くと、土と鉢底石が混ざるのを防ぎ、より良い排水性を維持できます。
4.基本の土を入れる
鉢の3分の1程度まで培養土を入れます。この時点では軽く押さえる程度にしておきます。
鉢底の準備は見えない部分ですが、ハーブの健康な成長に直結する重要な工程です。特にハーブは水はけの良い環境を好むものが多いため、しっかりとした鉢底の準備が欠かせません。
また、マンションのベランダで栽培する場合は、排水時に水が下の階に漏れないよう、受け皿の設置も忘れないようにしましょう。こうした基本的な準備をしっかりと行うことで、その後のハーブの成長が大きく変わってきます。

6-2土入れと配置のコツ

ハーブの寄せ植えでは、土の入れ方と苗の配置が成功のカギを握っています。適切な配置により、見た目の美しさだけでなく、ハーブの健康な成長も促進されます。美しく機能的な寄せ植えを作るためのコツを紹介します。
・土量の目安
鉢の高さの約半分まで基本の土を入れます。苗を置いたときに鉢のふちから2〜3cm下になるようにします。
・苗の仮置き
植える前に苗をポットのまま鉢に並べ、配置をイメージします。高さ、色、質感のバランスを考えましょう。
・配置の基本
背の高いハーブは鉢の中央か後ろ側に、横に広がるタイプは前や縁に配置するとバランスが良くなります。
・植える向き
鉢をどの方向から見ることが多いかを考慮して、最も美しく見える配置を考えましょう。
・間隔
成長後のサイズを想定し、適切な間隔を空けて配置します。密植すると風通しが悪くなり、病気の原因になります。
配置が決まったら、一つずつ丁寧に植えていきます。まずポットから苗を出し、根を軽くほぐします。根が固く絡まっている場合は、優しく手で解きほぐすか、必要に応じてはさみで数カ所切り込みを入れると根の広がりが良くなります。植える際は、株元(根と茎の境目)が土の表面と同じ高さになるように調整します。植え付けた後は、隙間に土を足して軽く押さえ、最後にたっぷりと水を与えて完成です。

6-3植え付けの実践手順

いよいよハーブの苗を鉢に植え付けます。正しい手順で丁寧に行うことで、ハーブが新しい環境にスムーズに適応し、健康に成長します。植え付けから水やりまで、一連の流れを解説します。
1.苗の取り出し
ポットから苗を取り出す際は、ポットを軽く押してゆるめてから、茎ではなく鉢土の部分を持って優しく引き抜きます。
2.根のほぐし
根が鉢の形に沿って巻いている場合は、指で優しくほぐします。強く引っ張らないように注意しましょう。
3.植え付け
鉢の土に穴を開け、苗を入れて周りに土を寄せます。株元が土の表面と同じ高さになるように調整します。
4.土の充填
苗と苗の間や、鉢の縁と苗の間に土を充填します。空気が入らないように指で軽く押さえながら進めます。
5.水やり
植え付け後は、土全体がしっとりと湿るようにたっぷりと水を与えます。水が鉢底から流れ出るくらいが目安です。
植え付け作業は丁寧に行うことが大切です。特に根を傷つけないように注意しましょう。また、土を入れすぎて苗の株元が深く埋まってしまうと、茎が腐りやすくなるので注意が必要です。植え付け後1週間程度は、急な直射日光を避け、水切れしないように管理しましょう。新しい環境に慣れたハーブは、その後グングン成長してくれるでしょう。

病害虫対策

ベランダでハーブを育てる際に避けて通れないのが病害虫問題です。しかし、早期発見と適切な対策により、多くの問題を未然に防ぐことができます。ここでは、ハーブによく見られる病気や害虫、そしてその対処法について解説します。

7-1よくある病気と対処法

ハーブにもさまざまな病気が発生することがあります。最も一般的なのは、過湿による根腐れや葉の病気です。根腐れは水やりのしすぎや排水不良が原因で、葉が黄色く変色したり、茎が柔らかくなったりする症状が現れます。対処法としては、まず水やりを控え、鉢の排水性を確認しましょう。
必要に応じて植え替えを行い、健康な部分だけを残して再生を促します。また、うどんこ病は白い粉のような菌が葉に発生する病気で、空気の循環が悪い環境で発生しやすいです。
発見したら、罹患した葉を取り除き、風通しを良くすることが大切です。さらに、黒斑病やさび病などの葉の病気も発生することがありますが、これらも早期発見と罹患部分の除去が基本的な対処法です。

7-2害虫の予防

ハーブを健康に育てるためには、害虫対策も欠かせません。アブラムシ、ハダニ、アザミウマなどがハーブによく見られる害虫です。これらの害虫は、葉から栄養を吸い取り、植物を弱らせます。
予防策としては、定期的に葉の裏側もチェックし、早期発見に努めることが大切です。また、風通しの良い環境を作り、植物同士の間隔を適切に保つことで、害虫の繁殖を抑制できます。
万が一、害虫が発生した場合の自然な対処法としては、水で強く洗い流す、石鹸水をスプレーする、天敵となる生物(テントウムシなど)を導入するなどの方法があります。化学薬品は摂取するハーブには使用を避け、どうしても必要な場合は収穫から十分な時間を置きましょう。

7-3自然派の防除方法

化学薬品を使わずにハーブを守りたい方のために、自然派の防除方法もご紹介します。まず、複数の種類のハーブを混植することで、互いに害虫を寄せ付けない効果が期待できます。例えば、ニンニクやネギを一緒に植えると、その香りにより多くの害虫を遠ざけることができます。
また、マリーゴールドなどのコンパニオンプランツを植えることも効果的です。自家製の防虫スプレーとしては、ニンニクやトウガラシを水に浸したものや、重曹水、石鹸水などが役立ちます。さらに、定期的に葉の表面を水で洗い流すことも、小さな害虫や卵を除去するのに効果的です。これらの自然な方法を組み合わせることで、化学薬品に頼らずともハーブを健康に保つことができるでしょう。

まとめ

ベランダでのハーブ栽培は、限られたスペースでも多くの喜びや満足感をもたらしてくれる素晴らしい趣味です。日当たりや風通しなどのベランダの環境を理解し、それに適したハーブを選ぶことから始め、正しい寄せ植えの方法や日々のお手入れ方法をマスターすれば、初心者でも美しく香り豊かなハーブガーデンを作ることができます。ハーブは料理やティー、アロマなど多様な楽しみ方ができるだけでなく、その成長を見守る過程自体が心を癒してくれます。今日からベランダハーブガーデニングを始めてみませんか?あなたの生活に、新鮮な香りと彩りをプラスしてくれることでしょう。

日本インストラクター技術協会編集部
インストラクターの専門性を高めるためや地位向上を目的とした団体である日本インストラクター技術協会(JIA)編集部が運営するコラムです。
美容・健康・ボディケアの資格の筋トレインストラクター、シェイプアップインストラクターや骨格診断士。心理カウンセラー資格のメンタル心理インストラクター、子供心理カウンセラー®、音楽療法カウンセラーや行動主義心理アドバイザー®など様々な資格を認定しています。
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