アルバムインストラクター資格

【スクラップブッキング資格4選】技術を磨いて趣味や仕事に活かそう!

「スクラップブッキング」は、アメリカで人気の高い趣味のひとつです。
日本でも、写真の整理や思い出作りとして楽しむ方が徐々に増えています。

初心者や上達を目指したい方にはスクラップブッキング資格の取得がおすすめです。

この記事では、
* おすすめのスクラップブッキング資格
* 併せて取りたい資格
* 資格を取得するメリットや方法
をわかりやすく解説します。

この記事を最後まで読めば、忙しい方でも確実に資格を取得できる方法がわかります。
【スクラップブッキング資格4選】技術を磨いて趣味や仕事に活かそう!

目次

【基本情報】スクラップブッキング資格とは

写真を整理する方法のひとつとして、「スクラップブッキング」の人気が高まっています。
スクラップブッキングとは、写真をレイアウトして装飾を施すペーパークラフトのことで、1980年代にアメリカで誕生するとじわじわ人気を高め、1990年代に一気にブレイクしたといわれています。

近年ではスマートフォンで気軽に写真撮影ができるようになり、データとして保存した写真を上手に活用する方法としてスクラップブッキングは再び注目されています。

写真を整理するのは意外とたいへんで、データとして保存されている写真がそのまま放置されているケースもあります。
思い出の写真が日の目を見ないのは実にもったいないことです。

写真を整理する方法はほかにもありますが、フォトブックは装飾の自由度がなく後から写真を追加できず、フォトアルバムは分厚くて収納に困るなど、ストレスを感じる方は少なくありません。

その点、スクラップブッキングは装飾の自由度が高く、楽しみながら写真の整理ができるメリットがあります。
また、ただ写真をレイアウトするだけでなく、そのときの気持ちを書き留めたりイラストを加えたりして、ぬくもりのある作品に仕上げられるのも魅力です。

自由度が限りなく高いのはメリットですが、スクラップブッキングをはじめるにあたり、材料の選び方やアイディアのヒントなどが欲しい方も。
そこで、今回はスクラップブッキング資格をご紹介します。

写真の整理をしながら思い出に浸り、心が温かくなるスクラップブッキング。
資格取得により実践的なテクニックを身に付け、仕事に活かせるレベルを目指すのはいかがでしょうか。

スクラップブッキング資格おすすめ4選

スクラップブッキングは、「子どもの写真がたくさんある」「旅行の写真を整理したい」など、さまざまなきっかけではじめる方がいます。
誰でも気軽にはじめられるスクラップブッキングは、楽しむだけでなく、仕事にも活かせる実用的な趣味です。

ここでは、初心者から仕事に活かしたい方にもおすすめできるスクラップブッキング資格を4つご紹介します。

2-1アルバムインストラクター

「アルバムインストラクター」は、日本インストラクター技術協会(JIA)が主催する民間のスクラップブッキング資格です。

スクラップブッキングの道具・パーツの種類・土台やフレームの作り方・写真の配置方法など、スクラップブッキングに関する基本的な知識を持つことを証明します。
また、スクラップブッキングに使用する写真についても学習し、カメラやレンズの種類をはじめ、バランス・奥行・アングル・背景・ボケなど場面に合わせた撮影技術が身に付きます。

アルバムインストラクター資格試験の基本情報
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験(試験期間中に解答し、提出期限までに返却用封筒で解答用紙を返送)
合格基準 70%以上の評価
試験日程 年6回(偶数月中旬)
試験内容 * スクラップブッキングとは
* スクラップブッキングの道具
* スクラップブッキングのパーツ
* スクラップブッキングの土台・フレーム・リボン・スタンプ・パーツ・タグの作り方
* スクラップブッキングの配置方法
* スクラップブッキングに使用するカメラ
* デジタルカメラの基本用語
* レンズの種類
* 写真の構図の考え方
* デジタルカメラの撮影テクニック など
参考:日本インストラクター技術協会「アルバムインストラクター(スクラップブッキング資格)

2-2スクラップブッキングデザイナー

「スクラップブッキングデザイナー」は、日本デザインプランナー協会(JDP)が主催するスクラップブッキング資格です。

スクラップブッキングの道具や材料から、使用する写真のプリントテクニックなど、スクラップブッキングに必要な幅広い知識を持つことが証明されます。
フレーム・リボン・スタンプ・パーツなどの作り方や写真の配置方法をマスターし、オリジナルの素敵なスクラップブッキングを作成できるようになります。

スクラップブッキングデザイナー資格試験の基本情報
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験(試験期間中に解答し、提出期限までに返却用封筒で解答用紙を返送)
合格基準 70%以上の評価
試験日程 年6回(偶数月中旬)
試験内容 * スクラップブッキングの材料
* エンベリッシュメント
* ダイカットマシン
* メタルパーツ
* 飾り付け
* ウッド
* オリジナルカード
* 紅茶染め
* 写真のプリントテクニック
* レイアウトスケッチ方法
* 配色テクニック
* 写真の配置の基本 など
参考:日本デザインプランナー協会「スクラップブッキングデザイナー認定試験

2-3ISA2級スクラップブッキングインストラクター

「ISA2級スクラップブッキングインストラクター」は、国際スクラップブッキング協会(ISA)が主催する民間資格です。

全国のISA認定校で講座を受講し、スクラップブッキングの基礎から教授法まで身に付けられます。
レッスンは全10回で、レッスン毎の作品制作をとおしてスキルアップしながら資格取得を目指せるのが特徴です。
最終レッスンで認定試験を受け、合格すると「ISA2級スクラップブッキングインストラクター」に認定されます。

資格取得後は、ISAカリキュラムで習ったレッスンを自宅などで教えられるようになります。

また、上位資格に「ISA1級エグゼクティブインストラクター」もあり、資格取得によりインストラクターとしてステップアップし、ISA2級インストラクターを認定できるようになるなど活動の幅が広くなるのも魅力です。
ISA2級インストラクター向けのディプロマ講座や、一般向けのオープン講座など、各種講座を自宅およびオンラインで開催できます。

スクラップブッキングを趣味として楽しむだけでなく、講師活動をとおしてその楽しさを多くの人に伝えたい方にピッタリの資格です。

2-4Masako M’s Style SB Instructor

「Masako M’s Style SB Instructor」は、スクラップブッキングデザイナー&フォトグラファーの「Masako(勝呂正子)」さんが主催する講座を受講して取得できる資格です。

Masakoさんは講師活動20年・通信講座15年の経歴を持つ講師で、初心者でもスクラップブッキングの基礎からしっかり学べるカリキュラムが組まれています。
基本7つの作品作りと9つの課題に取り組み、着実にインストラクターとしての知識・技術を身に付けられます。
プロのフォトグラファーから、スクラップブッキングに使用する写真の撮り方を学べるのも魅力です。

資格取得後は、自宅教室の開催など講師活動を開始できます。

マスターコース受講で取得を目指せる上位資格に「Masako M’s Styleマスター講師」もあり、より踏み込んだテクニックを使ってクオリティの高い作品が作れるようになります。
15作品を含む全18課題をクリアして資格取得を目指すコースで、インストラクター資格取得者は講座の前半部分が免除される仕組みです。

資格取得後は、資格発行のできる「Masako M’s Style認定教室」の開催ができるようになり、講師価格での材料購入などバックアップも得られます。

短期間でスクラップブッキングを学び資格が欲しい方は「インストラクターコース」、講師になるスキルをじっくりと学びたい方には「マスターコース」がおすすめです。

スクラップブッキング資格と併せて取りたい資格

スクラップブッキングと関連するその他の資格をプラスすることで、趣味や仕事の幅がさらに広がると期待できます。
実際、複数の資格を取得して、他の教室と差をつけている講師もたくさんいます。

スクラップブッキングといえば、「写真」。
ここでは、スクラップブッキング資格と併せて取得したい写真に関する資格を3つご紹介します。

3-1写真整理アドバイザー

「写真整理アドバイザー」は、写真整理協会が主催する民間資格で、画像・映像にできるあらゆるものを各人に合った方法で整理できるようアドバイス・サポートする者を認定します。

アナログ・デジタルを問わず、たまった写真を整理するのはたいへんです。
スクラップブッキングを楽しむ際も、写真の整理がうまくできずに使用する1枚が見つからないケースが考えられます。
写真整理の資格を取得することで、スクラップブッキングに必要な写真を上手に整理し、写真探しがスムーズになると期待できます。

写真整理アドバイザーには「初級」「上級」があり、上級資格ではインストラクターになるスキルを取得可能です。
「初級/上級研修講師認定講座」「スキルアップ講座」など、インストラクターとしてステップアップする研修や講座も充実しています。

3-2スマフォトデザイナー

「スマフォトデザイナー」はスマフォトジャパンが主催する民間資格で、スマートフォン写真の上手な取り方についての知識を持ち実践できる者を認定します。

日常のスマートフォン写真をオシャレに撮影できるようになり、スクラップブッキングで使用する写真撮影に活用できる資格です。

ベーシック講座では、3つのカリキュラムをとおしてスマートフォンならではの構図や、センス・被写体に左右されない法則化された撮影方法を学べます。
また、ベーシック講座修了後はアドバンス講座の受講も可能になり、高度な撮影テクニックで差が付けられるようになるのも魅力です。

卒業実践テストに合格して会員になると、スマフォトデザイナーベーシック講座を開催して講師活動ができるようになります。
講座で使用するスライドやレジュメも無料で使用できるため、カリキュラムの構築や準備などに時間がかからないのもメリットです。

3-3スマホグラファー

「スマホグラファー」はママフォトグラファーアカデミー(MPA)が主催する民間資格で、女性なら誰でも学べる講座をとおしてiPhoneカメラの機能を最大限に活かしたポートレート撮影ができるようになります。

被写体や目的に応じてさまざまなコースがあり、ニーズに合わせて選べるのも魅力です。

新規・一般向けエントリーコースは、以下のとおりです。
* ニューボーンフォトコース
* ベビグラファーコース
* スマホグラファーベーシックコース
* ポートレートベーシックコース

講座修了でMPA認定カードまたはサティフィケートが発行されます。

また、MPAメンバーに登録すると以下の限定オプションコースの受講も可能です。
* キッズグラファーコース
* マザーフォトミックコース
* スマホグラファーアドバンスコース
* ポートレートアドバンスコース
* MPA認定ポートレートマスターコース(上級)

子どもの写真をスクラップブッキングにしたい方は、スマートフォンで上手に子どものポートレート撮影ができるようになる「スマホグラファー」の資格取得も役立つでしょう。

スクラップブッキング資格を取得するメリット

主に紙を用いて作成するスクラップブッキングは、誰もが手軽にはじめられる趣味です。
自由度の高さが魅力でもありますが、「何からはじめてよいかわからない」と考える方も少なくないでしょう。

ここでは、初心者やスキルアップを目指したい方がスクラップブッキング資格を取得するメリットを、大きく2つ解説します。

4-1スクラップブッキングの高度な技術が学べる

スクラップブッキング資格を取得するメリットに、高度な技術が学べることを挙げられます。

スクラップブッキングの高度な技術は、さまざまなアイディアを形にする際に役立ちます。
もちろん独学で簡単なものからはじめることも可能ですが、装飾に使うさまざまなパーツや使用方法、作品を長期保存する知識などがあると便利です。

スクラップブッキングは、子ども・家族・旅行など、さまざまなシーンを思い出に残せるステキな趣味です。
結婚式や出産など、大切なライフイベントを作品にして、友人にプレゼントすると喜ばれるでしょう。

せっかくの作品も、装飾が剥がれてしまったり写真が色あせてしまったりすると残念です。
資格取得で学んだ知識・技術を活用すると、単なる趣味ではなくいつまでも残る思い出の品として、自信を持って作れるようになります。

4-2副業や仕事に活かせる

スクラップブッキング資格を取得するメリットに、副業や仕事に活かせることも挙げられます。

ステップアップして、講師資格の取得を目指せるスクラップブッキング資格もあり、会員登録をすることで主催団体の認定講師として教材の使用や資格認定もできるようになります。
自宅やカルチャースクール、もしくはZOOMなどを利用したオンラインレッスンも提供でき、副業にもピッタリです。

また、高い技術とセンスを活かして、スクラップブッキングデザイナーとして活躍するチャンスもあります。
結婚式・パーティーなど特別なシーンでは、プロのスクラップブッキングデザイナーにお任せしたいと考える方も少なくありません。
自慢の作品をSNSで紹介したり、実績を積んだりして集客につなげるとよいでしょう。

スクラップブッキングで使用するスタンプやシールなどを販売する専門店で働く方も、スクラップブッキング資格が役立つと考えられます。
資格所有者として顧客へアドバイスしたり、おすすめを紹介したりする際に豊富な知識が役立つでしょう。

スクラップブッキング資格の取得方法

スクラップブッキング資格の取得方法

スクラップブッキング資格を取得する方法には、以下の3つが挙げられます。

* 教室に通って資格を取得する
* 独学で受験する
* 通信講座で資格を取得する

ライフスタイルに合わせて最適な方法を選ぶとよいでしょう。
ここでは、それぞれの方法について、メリット・デメリットを具体的に解説します。

5-1教室に通って資格を取得する

教室に通ってスクラップブッキング資格を取得するのは、一般的な方法といえるでしょう。

自宅などで教室を開講している講師が全国にいて、各団体や個人のホームページで講座案内をしています。
また、新型コロナウイルスの影響で、オンライン講座を開催している教室も少なくありません。
教室を選ぶ際は、カリキュラムや取得できる資格名などを確認するとよいでしょう。

教室に通うメリットには、講師から直接指導してもらい実践的なアドバイスをもらえることや、一緒に学べる仲間ができることなどがあります。
資格を仕事に活かしたい場合は、講師や仲間から貴重な情報やアドバイスを得られるケースもあります。

ただし、最寄りの教室が見つからなかったり、講座開催の時間帯が合わなかったりするケースもあるため注意が必要です。
忙しいライフスタイルを送っている方にとって、通学は難しい場合もあるでしょう。

5-2独学で受験する

独学で認定試験を受験して、資格取得を目指す方法もあります。

本記事でご紹介した「アルバムインストラクター」「スクラップブッキングデザイナー」は、各主催団体に直接申し込み、在宅受験が可能です。
合格基準は「70%以上の評価」と定められており、決して難易度の高い試験ではありません。

ただし、スクラップブッキングに関する一定の知識が求められるため、試験対策の学習に時間がかかることも考えられます。
「スクラップブッキングはまったくの初心者だ」「試験はあまり得意でない」方の場合、一発合格を狙うのは難しいかもしれません。

5-3【おすすめ】通信講座で資格を取得する

場所や時間の制限を受けずに資格取得を目指したい方には、通信講座をおすすめします。

通信講座では、スクラップブッキングに必要なテキストやツールを自宅に送付してもらい、与えられた課題をクリアすることで学習を進められます。

特に、初心者でも気軽に資格取得ができる「SARAスクールジャパン」「諒設計アーキテクトラーニング」がおすすめです。
プロ講師の監修を受けた教材で学習し、「アルバムインストラクター」「スクラップブッキングデザイナー」の2つの資格を同時取得できます。

いずれも試験免除で資格取得できる特別コース(7万9,800円、税込)があり、課題をすべてクリアすることで卒業と同時に資格認定されます。
1日30分程度で無理なく学習し、約6ヵ月で確実に資格取得ができるおすすめのコースです。

まとめ

おすすめのスクラップブッキング資格を、資格取得の方法やメリットと共にご紹介しました。

スクラップブッキングは、写真を整理しながら思い出をステキな作品として残せる癒しの趣味です。
「親子で楽しめる趣味がほしい」「ハンドメイドが好きだ」「大切な人にオリジナルのプレゼントがしたい」など、スクラップブッキングをはじめるきっかけはさまざま。

基礎をしっかりと学び、ワンランク上のオリジナル作品を作りたい方には、資格取得をおすすめします。
技術を磨いて上達することで、趣味だけでなく仕事に活かせるチャンスも開けます。