「猫の生態や、ケアする方法を学びたくても何から始めたらいいのかわからない!」
そんなときには受講・受験資格が問われない資格講座がおすすめです。
誰にでも理解しやすいよう説明してくれるうえ、資格まで取得できるためお得です。
「猫の健康管理インストラクター」は、猫の歴史や種類から、飼うための道具や食べ物、お手入れ方法について学べる資格です。
猫を飼うときに必要な知識が一通り学べるため、初めて猫を飼う方や子猫の里親になる方におすすめです。
資格を取得するには、数々の資格取得講座を提供している「SARAスクールジャパン」または「諒設計アーキテクトラーニング」で専用の講座を受講します。
またこの講座は、「猫の育て方アドバイザー」資格の取得も目指せます。
主催団体 | SARAスクールジャパン | 諒設計アーキテクトラーニング |
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講座名 | 猫の育て方 (基本コース) (プラチナコース) |
猫の育て方アドバイザーW資格取得講座 (基本講座) (スペシャル講座) |
受講資格 | 特になし | |
受講スタイル | 通信講座 | |
受講料(税込) | (基本コース)5万9,800円 (プラチナコース)7万9,800円 |
(基本講座)5万9,800円 (スペシャル講座)7万9,800円 |
カリキュラム内容 | ・猫を飼ううえでの必要な費用・飼う前に揃えて欲しい用具・猫の選び方 ・猫を飼うための環境・赤ちゃん猫と母猫の別れについて ・赤ちゃん猫の衣食住を整える・子猫の病気・初めての動物病院 ・猫が中毒を起こす食品・手入れの仕方 ・猫の種類(アメリカンカール、エキゾチックショートヘア、シャム、スフィンクス、日本猫、ロシアンブルー) |
「SARAスクールジャパン」の基本コースまたは「諒設計アーキテクトラーニング」の基本講座は、カリキュラム修了後に試験を受けます。
合格すれば「猫の健康管理インストラクター」と「猫の育て方アドバイザー」2つの資格が取得できます。(試験の概要は下部参照)
一方で「SARAスクールジャパン」のプラチナコースまたは「諒設計アーキテクトラーニング」のスペシャル講座は、試験が免除になるお得な講座です。
カリキュラム修了後に卒業課題を提出すれば、2つの資格が取得できるため試験が苦手な方におすすめです。
資格名 | 猫の健康管理インストラクター | 猫の育て方アドバイザー |
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主催団体 | 日本インストラクター技術協会(JIA) | 日本生活環境支援協会(JLESA) |
受験資格 | 特になし | |
受験スタイル | 在宅受験 | |
合格基準 | 正答率が70%以上であること | |
受験料(税込) | 1万円 | 1万円 |
難易度 | ★☆☆ |
「キャットケアスペシャリスト」「キャットシッター」は、猫の種類や飼育管理方法、日常における猫のお手入れや出産、繁殖まで学べる資格です。
「キャットケアスペシャリスト」と「キャットシッター」2つの資格が取得でき、猫専用のブリーダーを目指す方にもおすすめできる、本格的な講座です。
主催団体 | ヒューマンアカデミー株式会社 |
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受講資格 | 特になし |
受講料(税込) | e-ラーニングあり:9万6,800円 e-ラーニングなし:9万200円 e-ラーニングあり(愛猫健康講座付き):12万6,500円 e-ラーニングなし(愛猫健康講座付き):11万9,900円 e-ラーニングあり(動物看護介護+):14万1,900円 e-ラーニングなし(動物看護介護+):12万8,700円 e-ラーニングあり(愛猫健康講座付き)(動物看護介護+):17万1,600円 e-ラーニングなし(愛猫健康講座付き)(動物看護介護+):15万8,400円 ※希望者には別途、ライセンス交付料1万4,000円がかかります。 |
受講スタイル | 通信講座(e-ラーニングの有無が選択可能) |
学習カリキュラム | 猫学・猫の看護学・猫の介護学・ペット社会学(アニマルセラピー、ペットロスなど) |
「キャットフレンドリーパーソン」とは、猫の健康管理について理解し、愛猫とよりよい関係を築くための資格です。
「愛猫健康講座」を受講し、テストで合格ラインに達した方へキャットフレンドリーパーソンの認定カードが授与されます。
講座を受講すると、「東京猫医療センター」で院長を務める服部院長へ、飼っている猫について直接相談できます。
ちょっとした異変から健康相談など、愛猫についてプロから直接意見が聞けます。
お医者さんだけに頼らず、自分でも愛猫の健康管理ができるようになりたい方におすすめです。
主催団体 | ヒューマンアカデミー株式会社 |
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受講資格 | 特になし |
受講料(税込) | 4万6,200円 |
受講スタイル | 通信講座 |
カリキュラム内容 | ・猫の暮らし・猫の病気・猫のトリビア ・呼吸が苦しそう、体をよく舐める等の日常生活における症状別対処法 |
「猫健康管理士」は、愛猫の健康管理やグルーミングなどのお手入れ方法など、愛猫の健康維持のためにできることが学べる資格です。
猫を飼っている方や、トリマーやペットシッターなど猫に関わるお仕事に就きたい方にもおすすめです。
主催団体 | 一般社団法人 全日本動物専門教育協会(SAE) |
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受講資格 | 特になし |
受講料(税込) | 6万円 |
受講スタイル | 通信講座 |
カリキュラム内容 | ・猫図鑑・猫の基礎生態学・猫の行動学・グルーミングの必要性と手順 ・猫の遺伝学・猫のワクチンと伝染病・猫の飼養管理・猫の用語集 |
「ねこ検定」は、「猫の気持ちがわかるようになりたい!」という方が、猫について理解を深められる検定試験です。
開催された5回の検定において約1万7,000人以上もの猫ファンが受験しました。
さらにその中から約9割の方が、勉強を通じて以前よりねこの行動や気持ちが理解できたと答えています。
公式サイトからテキストを購入し、独学で試験対策をします。
オンライン対策講座として「にゃんこゼミ」が不定期で開催されています。
受講料は1,300円で、基礎知識や猫の気持ちを読み取る方法を動画や画像で学べます。
運営団体・主催団体 | (主催)ねこ検定実行委員会 (運営)日販セグモ株式会社 |
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レベル | 初級 | 中級 | 上級 |
受験資格 | 特になし | 特になし | 中級に合格していること |
受験料(税込) | ※オンライン検定と会場検定両方の受験料です 初級:4,900円 中級:5,900円 上級:7,200円 初級・中級 併願:9,600円 中級・上級 併願:1万1,600円 初級・中級・上級 併願:1万5,778円 |
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受験スタイル | オンライン検定 (カメラ付きパソコンで受験。テキストを見ながらの受験はできません) 会場検定 |
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受験会場 | 自宅または指定された全国各地の会場 | ||
回答形式 | 出題数100問の4者択一方式 | ||
合格基準 | 正答率が70%以上であること |
「キャットヘルスアドバイザー検定」は、飼っている猫の健康を維持する方法や猫の生態など、猫が健やかでいられるための知識が学べる資格です。
例えば
「猫は肉食動物か草食動物か雑食動物か?」
「猫の呼吸は犬より多いか少ないか?」
など、猫に関する面白い豆知識が学べます。
申込み時に届くテキストを読み、読了したらそのまま試験を受けて回答用紙を送り、70点以上なら合格です。
主催団体 | 一般社団法人 日本ペット技能検定協会認定 |
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受験資格 | 特になし |
受験料(税込) | 6,000円 |
受験スタイル | 在宅で筆記試験(全100問の4択式) |
合格基準 | 70点以上の得点 |
「キャット検定」は、猫の生態や健康維持の方法だけでなく、猫に関するニュースについても学べる資格です。
「猫に義務付けられているワクチンとは?」
「十二支に猫が入っている国はどこか?」
などユニークな問題が多く出題されます。
猫が大好きな方や、猫に関する豆知識をたくさん知っておきたい方におすすめの資格です。
ぜひキャット博士の合格まで目指しましょう。
主催団体 | 一般社団法人 日本ペット技能検定協会認定 | ||
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レベル | 2級 | 1級 | 博士 |
受験資格 | 特になし | 2級に合格していること | 2級・1級・キャットヘルスアドバイザー検定に合格していること |
受験料(税込) | 6,000円 | 6,000円 | 8,000円 |
受験スタイル | 在宅で筆記試験 (全100問の4択式) |
在宅で筆記試験 (全100問の4択式) |
在宅で筆記試験 (全100問の選択式) |
合格基準 | 70点以上の得点 | 70点以上の得点 | 130点満点中100点以上 |
「愛玩動物飼養管理士」は、動物の愛護や管理に関する法律を学び、適切なペットの管理を行うための資格試験です。
多頭飼育や飼育放棄、悪質なブリーダーなどペットに関する事件やトラブルが絶えません。
「愛玩動物飼養管理士」を学ぶことは、ペットに関するトラブルの抑制や、倫理観の定着にも役立ちます。
また動物の販売や保管の仕事をするには「第一種動物取扱業」の登録申請が必要です。
登録申請には「動物取扱責任者」の資格が必要ですが、資格の取得条件の一つに
「半年以上の実務経験と所定の資格等の取得」
とあります。
「愛玩動物飼養管理士」を取得し実務経験を積めば、要件を満たしたことになります。
また、試験対策講座(スクーリング)がオンラインで受けられます。
受験資格の一つに講座の受講があるため、きちんと対策してから受験にのぞめます。
主催団体 | 公益社団法人 日本愛玩動物協会 | |
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レベル | 2級 | 1級 |
受験資格 | スクーリングを受講していること 満15歳以上であること |
スクーリングを受講していること 2級に合格していること |
受験料(税込) | 受験料:3万2,000円 認定料:8,000円 |
受験料:3万4,000円 認定料:2万円 |
試験日程 | 年に2回 |
猫ブームと同時に、猫に関する職業への需要が高まり、猫と関わる仕事に就きたい方が増えています。
猫資格を取得して基礎知識を身につければ、職場へアピールして猫に関係した仕事に就きやすくなるでしょう。
人気が高く、猫資格が活かせる仕事をご紹介します。
人気の職業に、猫とのふれあいや一緒にお食事が楽しめる「猫カフェ」のスタッフがあります。
猫カフェには2種類あり、猫のブリーダーなどから購入した猫たちが活躍するカフェと、「保護猫」の里親募集をしているカフェがあります。
猫カフェスタッフの主な業務内容には以下があります。
「ホール業務」
・ドリンクやフードのオーダー
・猫がお客さまのフードをねらわないよう気をつける
・ キッチンでの調理
・ 食器などを洗う
・ お会計
・ 猫が吐いた毛玉の掃除
「猫のお世話」
・こまめなお水の取り替え
・朝と夜のエサやり
・猫の体調管理(食べた量とタイミングの記録)
・トイレの掃除
・ブラッシングや爪切り
・シャンプー
・猫同士のケンカを仲裁
ホール業務と猫のお世話の両方を担当するため忙しいです。
またSNSにアップするための画像の撮影などもあるため、猫と一緒にのんびり仕事をする時間は少ないでしょう。
ただし視界の中にはいつでも猫がいます。
猫が大好きで、常にそばに猫がいれば苦にならない方には向いている仕事です。
猫知識を活かし、お客様に猫の生態や触れ合う方法などを教えてあげると喜ばれるでしょう。
ペットのトリミングサロンの中には、猫専用のサロンがあります。
猫が好きで、猫のトリミングを専門に扱いたい方におすすめです。
トリマーになるには、専門学校へ通うか、プロに教わりながら民間資格を取得する方法があります。
専門学校を卒業しなくても、技術とやる気があれば就職できる可能性がありますし、現場で技術を身につけることも可能です。
猫のトリマーの主な業務は以下の通りです。
・接客
・シャンプー
・カット
・爪切り
・耳掃除
・肛門腺しぼり
(・猫の送迎)
飼い主の猫に対する美意識は年々高まっており、人間同様に細かい要望が多いお店もあります。
トリマーとして、猫のトレンドや技術について日々勉強し、お客様へ提案できる力が必要です。
ブリーダーは、動物の繁殖と流通、里親への飼育方法の説明を行う人をいいます。
猫専用のブリーダーには、以下のような業務があります。
・猫のお世話
・猫の繁殖
・猫の流通
・里長への猫の説明や飼い方指導
・お客様との事後報告やコミュニケーション
ブリーダーは資格がなくてもなれます。
しかしブリーダーとして必要な知識と技術を極めるのは困難なため、独学では厳しいでしょう。
動物の命を預かる仕事なため、安易に始めず、ブリーダーの養成学校や資格が取得できる通信講座でしっかり学習しましょう。
ブリーダーとして開業するには、開業場所を管轄下とした政令都市に「第一種動物取扱業」を届け出る必要があります。
ペットショップのスタッフは、お店で販売している動物たちをお客様へ販売します。
具体的にペットショップのスタッフが担当する業務には以下があります。
・ペットの生体管理
・販売
・ディスプレイの整理と清掃
・ペットのグルーミング
ペットショップの店員になるために必要な資格はありません。
しかしお店側としては、専門学校の卒業生または民間資格を取得した、即戦力になる人材を採用したいと考えるでしょう。
また猫専門のペットショップは数少ないため、犬の知識も持っておく必要があります。
またペットショップによっては、鳥類や魚類を扱うお店もあります。
動物販売に対するルールは年々厳しくなっています。
2022年6月から、ペットショップで販売される動物にはマイクロチップの装着が義務付けられました。
このように法律の改正や新しく追加された義務など、常にアンテナをはっておくことも大切です。
猫専用のペットシッターまたはホテルやサロンが増えています。
専門学校の卒業生なら即戦力として就職できる可能性が高いでしょう。
しかし卒業生でなくても、知識を身につけて民間資格を取得したうえでやる気があれば、働ける可能性があります。
ペットシッターの主なお仕事内容は以下の通りです。
・預かったペットへのエサやり
・日常的なお世話の代行
猫専用のホテルなら施設内で世話をしますが、ペットシッターはお客様の自宅へ出向いてお世話をすることがほとんどです。
ペットシッターサービスを提供している職場へ就職する方法もありますが、開業して個人で仕事を引き受けることもできます。
ただし開業する場合は「動物取扱責任者」の資格が必要で、専門学校の卒業生であることや実務経験のほかに「愛玩動物飼養管理士」など指定の資格を取得することが条件です。
猫を飼っている方や、猫が大好きな方へおすすめしたい猫資格をご紹介しました。
猫は老若男女問わず多くの人から愛されています。
そのため猫の知識が学べる資格やビジネスへの需要が高く、いろいろな資格が作られています。
また飼い猫のケアやストレスの軽減方法などを学べば、お医者さん任せにせず愛猫を大切にできます。
もし猫が大好きで、多くの猫や飼い主さんを幸せにしてあげたいとお考えなら、ぜひ猫資格で知識をつけ、猫と関われるお仕事に挑戦しましょう。