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ビーズアクセサリー作りに必要なものは?おすすめの道具や材料を紹介!

記事作成日:2025.01.10
ビーズアクセサリー作りを始めたいけれど、どんな道具や材料が必要なのか悩んでいませんか?手作りアクセサリーは自分だけの個性的な作品が作れる魅力的な趣味ですが、初めて挑戦する方にとっては準備するものが多く、少し戸惑うかもしれません。本記事では、ビーズアクセサリー作りに必要な道具と材料について詳しく解説していきます。
ビーズアクセサリー作りに必要なものは?おすすめの道具や材料を紹介!

目次

ビーズアクセサリー作りを始めよう!

ビーズアクセサリー作りは、少しの道具と材料があれば気軽に始められる素敵な趣味です。自分の好みに合わせてビーズを選び、組み合わせることで、世界にひとつだけのオリジナルアクセサリーを作ることができます。初心者の方でも、基本的な道具と材料を揃えれば、すぐに作り始めることができます。

1-1魅力的な手作りアクセサリーの世界

ビーズアクセサリーの魅力は、なんといってもその自由な表現力にあります。市販のアクセサリーでは見つからないような、自分だけの特別なデザインを形にすることができます。光り輝くビーズを使って、

・ネックレス
・ブレスレット
・イヤリング

など、様々なアクセサリーを作ることができるのです。また、作品を身につけた時の喜びはひとしおで、友人や家族へのプレゼントとしても喜ばれます。

1-2まずは何を準備する?基本のセット

ビーズアクセサリー作りを始めるにあたって、最初に必要な基本セットについて説明します。はじめから多くの道具を揃える必要はなく、最低限必要なものから始めることをおすすめします。まずは、

・ビーズ
・テグス(糸)
・はさみ
・ニッパー
・ペンチ

の5点を用意しましょう。ニッパーはワイヤーやピンを切断する際に使用し、ペンチはワイヤーを曲げたり、金具を固定したりするために必要です。はさみは、テグスを切ったり、余分な部分を整えたりするのに使います。
これらの道具と材料は、手芸店やビーズ専門店で購入できます。また、初心者向けの材料セットも販売されているので、それを利用するのも一つの方法です。材料を選ぶ際は、店員さんに相談するのもおすすめです。経験豊富なスタッフが、適切なアドバイスをしてくれるはずです。

道具選びのポイント

ビーズアクセサリーをより美しく、効率的に作るためには、適切な道具選びが重要です。道具は作品の出来栄えに大きく影響するため、使い方を理解し、目的に合った物を選ぶことが大切です。
便利!作業がはかどる道具
基本の道具に加えて、あると作業効率が格段に上がる便利な道具をご紹介します。
・ビーズマット
・ビーズトレイ
・ピンセット
・目打ち

などは、作業をより快適にしてくれる便利アイテムです。ビーズマットはビーズが転がりにくく、作業がしやすい素材でできています。
ビーズトレイは小さなビーズを整理して並べておくのに便利で、ピンセットは細かいビーズを扱う際に重宝します。目打ちは、ビーズの穴が詰まっているときに通りやすくするために使用します。
これらの道具は、最初からすべて揃える必要はありませんが、作業に慣れてきた頃に徐々に追加していくと、より快適に作業を進めることができるようになります。

2-1道具選びのコツ

道具選びで大切なのは、自分の手の大きさや作りたいアクセサリーの種類に合わせて選ぶことです。プロの作家さんたちも、以下のようなポイントを意識して道具を選んでいます。
プロの道具選びで特に重要視されているのは、道具の品質と使い心地です。例えば、ペンチは握った時に力が入りやすく、かつ疲れにくいものを選びます。また、刃物類は切れ味の良いものを選び、定期的にメンテナンスを行うことで、長く快適に使用することができます。
ニッパーは切れ味が悪くなると、ワイヤーを潰してしまう原因になるため、品質の良いものを選ぶことが特に重要です。また、ペンチは2本セットで揃えると、両手で作業ができて効率が上がります。

いろんなビーズを知ろう

ビーズアクセサリーの魅力は、様々な種類のビーズを組み合わせて、独創的な作品を作れることです。それぞれのビーズには特徴があり、用途に応じて使い分けることで、より魅力的な作品に仕上がります。ここでは、代表的なビーズの特徴と使い方について詳しく解説していきます。

3-1ガラス

ガラスビーズは、透明感のある美しい輝きが特徴で、アクセサリー作りの定番素材として広く使われています。
ガラスビーズには、シンプルな丸型から、カットが施された物、模様入りの物まで、様々な種類があります。光を通すことでキラキラと輝き、高級感のある仕上がりになるのが特徴です。また、色のバリエーションも豊富で、クリアタイプから不透明なものまで、幅広い選択肢があります。一方で、ガラス製なので落としたり強い衝撃を与えたりすると割れてしまう可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
デザインや用途に合わせて、様々なサイズや形状のガラスビーズを組み合わせることで、より魅力的な作品を作ることができます。特に、光を通すため、日中や照明の下で美しく輝き、華やかな印象を与えることができます。

3-2天然石

天然石ビーズは、自然が生み出した美しい色合いと模様が特徴で、一つ一つが異なる表情を持っています。
・アメジスト
・ローズクォーツ
・ターコイズ

など、様々な種類の天然石が存在し、それぞれが独特の魅力を持っています。また、パワーストーンとしても人気があり、石の持つ意味や効果を考えて選ぶ方も多いです。天然石は重みがあるため、高級感のある作品に仕上がりますが、その分アクセサリーも重くなるので、デザインの際には注意が必要です。
天然石ビーズを使う際は、石の特性を理解し、適切なケアを行うことが大切です。例えば、水に弱い石もあるため、お手入れの際には注意が必要です。また、天然素材のため、同じ種類の石でも色味や模様にばらつきがあることも覚えておきましょう。

3-3樹脂

樹脂ビーズは、軽くて扱いやすく、カラフルな色使いが特徴です。
樹脂ビーズは合成素材でできているため、様々な色や形状のものが作られています。軽量なので、大きめのビーズを使用しても負担が少なく、長時間の着用も快適です。価格も比較的手頃なため、初心者の練習用や、カジュアルなアクセサリー作りに最適です。
特に子供向けのアクセサリーや、夏らしい明るいデザインのアクセサリーを作る際によく使用されます。また、他の素材のビーズと組み合わせることで、より個性的な作品を作ることができます。ただし、熱に弱い性質があるため、直射日光の当たる場所での保管は避けましょう。

3-4メタル

メタルビーズは、シックで落ち着いた雰囲気が特徴で、大人っぽいアクセサリー作りに適しています。
金、銀、真鍮などの金属素材で作られており、それぞれ異なる輝きと質感を持っています。シンプルな形状のものから装飾的なデザインのものまで、バリエーション豊富です。金属特有の重みと高級感があり、フォーマルな場面でも使えるアクセサリーが作れます。
メタルビーズは、他の素材のビーズとの相性も良く、アクセントとして使用することで、作品の完成度が高まります。ただし、金属アレルギーの方もいるため、アクセサリーを贈り物にする際は注意が必要です。また、時間とともに酸化して変色することがあるため、適切なお手入れが必要です。

3-5パール

パールビーズは、上品な輝きと優雅な雰囲気が特徴で、結婚式やパーティーなどのフォーマルな場面に最適なアクセサリーが作れます。
本真珠から作られたものから人工パールまで、様々な種類があります。白やピンク、グレーなど、柔らかな色合いのバリエーションがあり、大きさも様々です。光を受けると美しい真珠光沢を放ち、エレガントな印象を与えます。
上品なネックレスやブレスレット作りに適していますが、価格は本真珠のものは高価になりがちです。人工パールであれば手頃な価格で入手でき、初心者でも扱いやすいのが特徴です。表面にコーティングが施されているものも多いため、傷つきやすい点には注意が必要です。

3-6スワロフスキー

スワロフスキービーズは、類い稀な輝きと透明感を持つ高級クリスタルビーズです。
オーストリアのスワロフスキー社が製造する高品質なクリスタルガラスで、特殊なカット技術により、他のビーズにはない美しい輝きを放ちます。豊富なカラーバリエーションと形状があり、光の当たり方によって様々な表情を見せてくれます。
特別な日のためのアクセサリーや、ブライダルアクセサリーなど、華やかさを求められる作品に最適です。ただし、高価な素材のため、デザインをよく考えてから使用することをおすすめします。また、表面に特殊加工が施されているため、強い摩擦を避け、丁寧に扱う必要があります。

アクセサリーを作るための材料集

アクセサリーを作るためには、ビーズ以外にも様々な材料が必要です。ここでは、テグスやワイヤー、金具類など、作品作りに欠かせない基本材料について詳しく説明していきます。

4-1テグス&ワイヤー完全ガイド

テグスとワイヤーは、ビーズをつなぎ合わせる大切な材料です。それぞれの特徴を理解して、作品に合った素材を選びましょう。
テグスはナイロン製の透明な糸で、柔軟性があり扱いやすいのが特徴です。強度や太さによって「1号」「2号」といった号数で分類されており、数字が大きくなるほど太くなります。
ブレスレットやネックレスを作る際に最もよく使用されます。ワイヤーは金属製で、テグスより硬く形状を保ちやすいのが特徴です。形をしっかりと固定したい場合や、重たいビーズを使用する際に適しています。
テグスやワイヤーを選ぶ際は、使用するビーズの重さや大きさ、完成品の使用頻度などを考慮して選びましょう。また、結び目やワイヤーの端処理をきれいに仕上げることで、より完成度の高い作品に仕上がります。

4-2金具の種類と使い分け方

アクセサリーを完成させるために必要不可欠な金具類について説明します。用途に応じて適切な金具を選ぶことで、作品の完成度が大きく変わります。
主な金具には、9ピン、Tピン、丸カン、Cカンなどがあります。9ピンは数字の「9」のような形をした金具で、ビーズを通して先端を丸めて使用します。Tピンは「T」の字型をしており、ピアスやイヤリングを作る際によく使用されます。丸カンとCカンは、パーツ同士をつなぎ合わせる際に使用する輪状の金具です。
これらの金具は、ゴールド、シルバー、アンティーク調など様々な色味があります。作品の雰囲気に合わせて選びましょう。また、金属アレルギーの方のために、金属アレルギー対応の金具も販売されているので、必要に応じて使用を検討してください。

4-3おしゃれな留め具あれこれ

留め具は、アクセサリーの着脱を可能にする重要なパーツです。機能性だけでなく、デザイン性も考慮して選びましょう。
・カニカン
・クリップ式
・マグネット式

など、様々な種類の留め具があります。カニカンは最も一般的な留め具で、片手で簡単に着脱できるのが特徴です。クリップ式は、確実に留めることができ、外れにくい特徴があります。マグネット式は、磁石の力で留めるタイプで、高齢の方や手先の不器用な方にもおすすめです。留め具の大きさは、アクセサリーの太さやデザインに合わせて選びましょう。

ビーズアクセサリー作りにおすすめの工具5選

美しいビーズアクセサリーを作るためには、適切な工具を選ぶことが非常に重要です。ここでは、作品の仕上がりに差をつける、おすすめの工具を5つご紹介します。それぞれの工具の特徴や、どのような作業に適しているのかを詳しく見ていきましょう。

5-1アネックス ステンレス製 精密ラバーグリップ ヤットコ

まず最初にご紹介するのは、ビーズアクセサリー作りの基本とも言える「ヤットコ」です。特に、アネックスのこの商品は、片方が丸く、もう片方が平らな刃を持っているため、非常に使い勝手が良いのが特徴です。
このヤットコは、ピンを丸めたり、金具を閉じたりと、さまざまな作業をこなせるオールマイティなツールです。特に、ビーズアクセサリーを始めたばかりで、どの工具を揃えれば良いか迷っている方におすすめです。
グリップ部分も滑りにくく、長時間の作業でも疲れにくいのが特徴です。手の大きな方には、グリップが長い160mmタイプも用意されており、より快適な作業をサポートします。一つ持っておくと、ビーズアクセサリー作りの幅が大きく広がるでしょう。

5-2マルト長谷川工作所 KEIBA プロホビー 丸ペンチ 先細タイプ HRC-D14

次に紹介するのは、繊細な作業に欠かせない「丸ペンチ」です。中でも、マルト長谷川工作所(KEIBA)のプロホビーシリーズは、その品質の高さから多くのプロにも愛用されています。
この丸ペンチは、先端が細く設計されているため、繊細なアクセサリー作りに欠かせないツールです。ピンやワイヤーを美しく丸めるのに最適で、アクセサリーの仕上がりを大きく左右します。KEIBA製の丸ペンチは、グリップがしっかりしており、刃にコーティングが施されているため、滑りにくく、非常に作業しやすいのが特徴です。
特に、丸カンを繋げたり、ピンワークを多用するデザインのアクセサリーを作る際に、このペンチの精度と操作性が役立ちます。プロのビーズアクセサリー作家からも愛用されるKEIBAブランドの信頼性は、その使い心地の良さからも実感できるでしょう。

5-3マルト長谷川工作所 プロホビーラジオペンチ・先細タイプ溝なし HLC-D14

続いてご紹介するのは、パーツをしっかりと掴んで固定するために使う「平ペンチ」です。この工具は、特に細かい作業や、パーツを傷つけずに扱いたい場合に重宝します。
この平ペンチは、パーツを潰したり、挟んで固定する作業に特化したツールです。刃の接合面が隙間なくピッタリと合うため、しっかりと掴んだものを離しません。アクセサリー作りにおいては、刃の内側に溝がないタイプを選ぶのがおすすめです。
溝がないことで、パーツを傷つけることなく、綺麗に作業を進めることができます。特に、金属パーツを扱う際や、繊細なパーツを傷つけずにしっかり固定したい時に重宝します。ラジオペンチの中でも、先細タイプは、細かい作業にも適しており、アクセサリーの制作の幅を広げてくれるでしょう。

5-4クロバー カットワークはさみ 36-666

アクセサリー作りでは、糸や紐を綺麗に切るためのハサミも重要なツールです。中でも、クロバーのカットワークハサミは、その切れ味と使いやすさから、多くの手芸愛好家に支持されています。
このカットワークはさみは、アクセサリー作りに必要な切れ味と扱いやすさを兼ね備えた逸品です。特に、切れ味の悪いハサミではカットしにくい化学繊維の糸も、このハサミを使えばスパッと綺麗に切ることができます。
また、コンパクトなサイズ感で細かい作業にも向いており、アクセサリーの仕上げや、糸処理に最適です。専用のケースが付いているので、サビや汚れを防ぎ、長く愛用できる点も魅力の一つです。少々値段は張りますが、頻繁に使うものだからこそ、良い道具を選ぶ価値は十分にあります。

5-5タミヤ クラフトツールシリーズ No.112 精密ピンバイス D-R (0.1-3.2mm)

最後に紹介するのは、ビーズの加工に役立つ「ピンバイス」です。特に、タミヤのこの製品は、精密な作業に特化しており、ビーズの穴を広げたり、バリを取り除いたりする際に活躍します。
このピンバイスは、ビーズのバリ取りや穴を広げる際に非常に役立つ道具です。ドリル径が0.1-3.2mmと極細なので、ビーズの細かい穴の加工に最適です。リーマーでもバリ取りは可能ですが、ピンバイスは先端から根本まで均一な太さなので、ビーズの穴を貫通させて穴径を広げるのに適しています。
特に、ビーズの穴が小さくて通しにくい場合や、特定の太さのワイヤーを通したい時に、このピンバイスの存在は非常に重要になります。一つ持っておくと、ビーズアクセサリー作りにおいて、作業効率を大きく向上させることが可能です。

初めてでも安心!始め方ガイド

ビーズアクセサリー作りを始めるのに、特別な技術は必要ありません。基本的な道具と材料があれば、誰でも素敵な作品を作ることができます。ここでは、初心者の方が安心してスタートできるよう、具体的な始め方をご紹介します。

6-1便利でお得!キットの選び方

初めてビーズアクセサリー作りに挑戦する方には、キットの活用がおすすめです。キットには必要な材料がセットになっており、作り方の説明書も付いているため、安心して始めることができます。
初心者向けのキットには、基本的なブレスレットやネックレスを作るためのものが多く販売されています。キットを選ぶ際は、完成品の写真をよく確認し、自分の好みに合ったデザインを選びましょう。
また、作り方の説明が詳しく書かれているものや、動画での解説が付いているものもあります。難易度は初級、中級、上級と表示されていることが多いので、最初は初級レベルのキットから始めることをおすすめします。
キットには道具まで含まれているフルセットタイプと、材料のみが入っているタイプがあります。すでに基本的な道具を持っている方は、材料のみのキットで十分でしょう。
ただし、キットの内容物は必要最小限のものが多いため、失敗したときの予備を含めて、余分に材料を購入しておくと安心です。

6-2基本の作り方をマスターしよう

ビーズアクセサリー作りの基本的な手順について、詳しく説明します。最初は簡単な作品から始めて、徐々に技術を身につけていきましょう。
最も基本的な作り方は、テグスにビーズを通して、両端を結ぶだけのシンプルなものです。まずは、使用するテグスの長さを決めます。首回りや手首の周りより少し長めに切っておくと、結び目を作る際に余裕があって作業がしやすくなります。
次に、ビーズを一つずつ丁寧に通していきます。この時、デザインを考えながら、色や大きさの配置を決めていきます。
ビーズを通し終えたら、両端をしっかりと結びます。結び目は二重か三重に作ると、より丈夫になります。結び目が完成したら、余分なテグスを切り落とし、結び目を目立たないようにビーズの中に隠します。
このような基本の作り方をマスターしたら、徐々に金具を使用したデザインや、複雑な編み方にチャレンジしていくとよいでしょう。

まとめ

以上、ビーズアクセサリー作りに必要な道具と材料、基本的な作り方から応用テクニックまで、幅広く解説してきました。初心者の方は、基本をしっかり押さえることから始め、徐々にレベルアップしていくことをおすすめします。道具や材料選びに迷った時は、専門店のスタッフに相談するのも良いでしょう。失敗を恐れず、まずは気軽に始めてみてください。きっと、世界にひとつだけのオリジナルアクセサリー作りの魅力に引き込まれることでしょう。