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心理カウンセラーの資格は意味がない?その理由と真相に迫る!

記事作成日:2024.09.26
「心理カウンセラーの資格は取得しても意味がない」
心理カウンセラー資格に興味が湧いて調べた結果、このような意見を目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
結論から言えば、心理カウンセラー資格の取得にはさまざまなメリットがある、つまり、決して意味がなくはありません!
本記事では、心理カウンセラーの資格は意味がないと言われる理由を挙げながら、その真相と取得することで得られるメリットについて詳しく解説します。
心理系資格の取得に関して不安を抱えている方や、心理カウンセラーを目指している方は、ぜひ参考にしてください。心理カウンセラー資格はこちら
心理カウンセラーの資格は意味がない?その理由と真相に迫る!

目次
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「心理カウンセラーの資格は意味がない」と言われる6つの理由

なぜ、「心理カウンセラーの資格は意味がない」と言われるのでしょうか?
口コミなどの情報から無意味であるか否かを判断する前に、まずはその理由を把握しておきましょう。

1-1心理カウンセラーに資格は必ずしも必要ではないから

心理カウンセラーは、資格必須の仕事ではありません。
医療機関や教育機関の心理カウンセラーには、心理系の国家資格や特定の民間資格の保有が求められる場合がありますが、働く場所を限定しなければ、資格なしでも心理カウンセラーとして活動することは可能です。
そのため、「資格を取得しても意味がない」「資格を取得しても直接仕事につながるわけではない」と捉えられやすい側面があります。

1-2資格をうまく活用できなかった方の口コミや情報があるから

心理カウンセラー資格の多くは民間資格であり、内容や難易度、認定基準もさまざまです。
なかには、通信講座を利用して気軽に取得できる資格や、学習内容が限定的で簡単に取得できてしまう資格もあります。
そのため、資格の信頼性が低いと判断されるケースもあることが、「資格を持っていても意味がない」と言われる理由につながっています。

1-3気軽に取得できるから

気軽に取得できることが、「意味のない資格」という認識を生み出しているのも事実です。
心理カウンセラー資格、特に、受験資格が設けられておらず誰もが受験可能な民間資格を取得する人の中には、資格への挑戦を趣味としている方も多くいます。
それらの方々は、最初から心理カウンセラー関連の仕事に就くことを目的としておらず、実際に資格を生かして仕事をするところまで到達することは少ないため、結果的に「資格を取得しても仕事につながらない」というイメージにつながっていると考えられます。

1-4心理カウンセラーは実務経験が重視されがちだから

相談者と対面で面談を行い、密にコミュニケーションをとりながら心の問題の解決をサポートする心理カウンセラーへの就職・転職では、資格の有無よりも実務経験が重視されるケースがあります。
そのため、資格を保有していても実務経験が足らず採用に至らなかったり、資格の取得が昇給につながらなかったりすることも、「資格は意味がない」という認識につながっているといえるでしょう。

1-5履歴書に書ける資格が少ないから

受験資格に学位や実務経験が含まれる心理系国家資格の「公認心理師」や、同じく受験資格が細かく定められておりスクールカウンセラーの採用条件にも含まれる民間資格の「臨床心理士」などは、心理系資格の中でも信頼性が高いとされています。
これらの資格は、履歴書に記載することで就職や転職に生かせる可能性が期待できますが、そのほかの民間資格は信頼性が低いとされ、「履歴書に記載するに値しない」と判断されやすいのも事実です。
そのため、「履歴書に書けない=取得しても意味がない」とする意見も多くみられます。

1-6資格取得後の生かし方が理解されていないから

「心理カウンセラーは働き口が少ない」というイメージを持っている方が多いことも、意味がないと捉えられがちな理由の一つです。
実際には、求人サイトなどでの心理カウンセラーの募集は多く、クリニックが直接カウンセラーを募っているケースもあり、決して需要が少ない職ではありません。
また、自然災害が多い日本では、災害時の心のケアが常に課題として挙がっており、被災者のメンタルケアを行う人材が急募されることもあります。
このように、心理カウンセラーは需要が高い仕事であるにもかかわらず、「資格や取得を通して得た知識を役立たせる方法はあるけれど、生かせる場所がない」との思い込みが広がっていることも、意味がない資格というイメージにつながっているといえるでしょう。

意味がないとは言わせない!心理カウンセラー資格取得のメリットとは?

「意味がない」と捉えられがちな心理カウンセラー資格。
しかし、実際にはインターネット上の口コミや情報とは異なり、取得することで心理カウンセラーの仕事に大いに生かせる可能性があります。
ここでは、心理カウンセラー資格を取得することで得られる4つのメリットをご紹介します。

2-1心理カウンセラーに必要な知識を体系的に身につけられる

心理カウンセラーとして働くためには、心理学の知識の習得が欠かせません。
そのため、心理学に関する知識を体系的に身につけられる心理系資格の取得は、心理カウンセラーとしての活動にプラスにはたらく可能性が大いに期待できます。
心理学の研究は日々進んでおり、資格を取得した時点から情報が変化している場合もあります。
心理カウンセラーとして信頼性の向上やスキルアップを目指すためには、常に目の前の相談者に対して最適なカウンセリングを行えるよう、新たな関連資格の取得を目指したり最新の情報に触れたりする努力も大切です。

2-2心理カウンセラーとしての信頼性を高められる

心理カウンセラー資格は、心理学の知識を有することの証明となり、心理カウンセラーとしての信頼性向上にもつながります。
また、心の問題を抱える相談者にとって、心理カウンセラーが心理系資格を保有しているか否かは、そのカウンセラーが信頼できる存在であるかを判断する一つの基準となるでしょう。
さらに、資格は心理学について真剣に学んだ証であり、就職や転職の際に、心理カウンセラーの仕事への熱意の表れとして受け取ってもらえる可能性も期待できます。

2-3就職・転職・スキルアップの可能性を高められる

心理カウンセラーは、医療機関や教育機関、企業など、さまざまな場所で必要とされています。
なかには、国家資格や特定の民間資格の保有が採用条件となっている場合もあるため、資格の取得はカウンセラーとしての活動の幅の拡大につながり、就職や転職、キャリアアップに有利にはたらく可能性もあります。
各現場で求められる資格は異なるため、あらかじめ働きたい場所で必要とされている資格を調べてから取得を目指すのもおすすめです。
次に、必要資格の例として「医療機関」と「学校や企業」のケースをご紹介します。

医療機関の心理カウンセラー

医療機関では、信頼性の高い国家資格や一部の民間資格の保有が求められるケースが多々あります。
採用条件に含まれる主な資格は以下のとおりです。
・公認心理師(国家資格)
・精神保健福祉士(国家資格)
・社会福祉士(国家資格)
・臨床心理士(民間資格)
・認定心理士(民間資格)
これらの資格では、大学・大学院での単位履修や実務経験などが受験資格・認定基準に含まれているため、事前に認定試験の詳細を確認しておきましょう。

学校や企業内の心理カウンセラー

学校で生徒や保護者、教職員らの心のケアを行うスクールカウンセラーには、以下の採用条件が定められています。
・公認心理師
・公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の認定に係る臨床心理士
・精神科医
・児童生徒の心理に関して高度に専門的な知識および経験を有し、学校教育法第1条に規定する大学の学長、副学長、学部長、教授、准教授、講師(常時勤務をする者に限る)または助教の職にある者、またはあった者
・都道府県または指定都市が上記の各者と同等以上の知識および経験を有すると認めた者
スクールカウンセラーになるためには、国家資格の公認心理士や医師免許、民間資格の臨床心理士の資格を取得するか、それと同等の知識・経験が求められます。
一方、企業で社員らの心のケアを行う企業内カウンセラーの募集条件は、企業ごとに異なりますが、国家資格や臨床心理士などの信頼性の高い民間資格は、採用にプラスにはたらく可能性も期待できるでしょう。

2-4実務経験がないときのファーストステップとして使える

心理カウンセラーの求人には、「未経験者可」「資格不問」の仕事もありますが、経験者が優遇されるケースが多いのも事実です。
そのなかで、同じ未経験であっても、心理学の知識を有する証明となる資格を保有しているほうが、採用担当者の目に留まりやすくなり、就職や転職のチャンスも高まるはずです。
そのため、心理カウンセラー資格は、実務経験がない場合のファーストステップとして大いに役立つといえるでしょう。

【おすすめ】心理カウンセラーの仕事に役立つ心理系資格5選

「心理学を体系的に身につけられる」「カウンセラーとしての信頼性向上につながる」などのさまざまなメリットがある心理カウンセラー資格。
ここでは、数ある心理系民間資格の中でも、通信講座を受講しながら自分のペースで取得を目指せるおすすめの5資格をご紹介します。

3-1メンタル士心理カウンセラー資格

メンタル士心理カウンセラー」は、心理学の基礎知識やストレスによって起こる症状などについて十分に理解し、カウンセラーとして活動するレベルに至っているとされた方に与えられる資格です。
取得をとおして、ストレス症状の特徴や症状に合った適切な治療法など、悩みや不安を抱えた相談者が自力で心の問題を克服できるようサポートするカウンセリングにおいて重要な知識を身につけられます。

資格検定試験内容 ・心理的ストレスが招く特徴的症状
・心理的ストレスの主な原因
・回復するための治療法 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

3-2行動心理カウンセラー資格

「行動心理カウンセラー」は、人の行動から相手の気持ちを読み解く行動心理学についての基本的な知識を有することの証明となる資格です。
細かな動きから心理を読み解くための知識は、相談者が言葉にできず飲み込んでしまっている可能性もあるSOSを敏感に察知することにもつながり、より相談者に寄り添ったカウンセリングを行えるようになるでしょう。

資格検定試験内容 ・アンダーマイニング効果
・両面提示の法則
・イエス誘導法 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

3-3福祉心理カウンセラー資格

「福祉心理カウンセラー」は、福祉に関する知識や心理学の理論、ストレスから起こる症状について理解し、カウンセラーとして活動するレベルに至っているとされた方に与えられる資格です。
心理学の知識だけでなく、介護者と家族の関係性の築き方や、在宅介護や自立支援に関する知識を身につけられる福祉心理カウンセラー資格は、老人介護施設などの利用者が増え、福祉の現場での心のケアの必要性が叫ばれる現代において、大いに役立つでしょう。

資格検定試験内容 ・クライアントと家族の関係性
・自宅療養の過程
・リハビリテーションと自立支援 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

3-4チャイルド心理カウンセラー資格

「チャイルド心理カウンセラー」は、胎児期から思春期までの子どもの心理や発達を十分に理解し、悩みや問題に対してカウンセリングを行う知識・技能を備えた者に与えられる資格です。
心理学的知識に加え、家庭と子ども、学校と子どもなど、子どもに影響を与えるさまざまな要因について深く理解することで、家族や友人との関係が原因で心を閉ざしてしまった子どもや、子育てに悩む保護者などの悩みに対して、的確なアドバイスを行いやすくなるでしょう。

資格検定試験内容 ・モチベーションと動機づけ
・子どもの話の聞き方
・体の変化と心の変化 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

3-5夫婦心理カウンセラー資格

「夫婦心理カウンセラー」は、夫婦関係や家族関係の問題解決や関係構築などに関して正しい知識を持ち、適切なアドバイスやカウンセリングを行えることを認定する資格です。
家庭内の肉体的なDVだけでなく、精神的DVや経済的DVが問題視されることも多い今、良好な夫婦関係・家族関係を築くための知識は、家庭に不安を抱える相談者を受け入れる際に大いに役立つでしょう。

資格検定試験内容 ・夫婦関係の問題解決・関係構築
・家族関係の問題解決
・関係構築・夫婦間の問題が子どもに与える影響 など
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験・期日までに解答用紙を提出
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回のペースで開催(年度により異なる)

まとめ

「意味がない」と言われがちな心理カウンセラー資格。
しかし、実際には、取得をとおして心理学の知識を身につけられ、知識の証明や心理カウンセラーとしての信頼性向上、未経験から目指す場合のファーストステップとして大いに生かせる可能性のある、十分に「意味のある」資格といえます。
これから心理カウンセラーを目指して勉強を始める方には、まずは、気軽に取得を目指せる資格からチャレンジするのがおすすめです。
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