ゆがみ矯正インストラクター資格

整体師になるための勉強方法|必要な知識や技術、おすすめの資格など詳しく解説

記事作成日:2024.10.09
「整体師になるためにはどんな勉強をすればいい?」
「整体師になるために効率のいい勉強方法を知りたい」
上記のようなことでお悩みではないでしょうか?
ここでは、整体師になるためにどんな勉強をすればいいのか、必要な知識や技術、勉強方法や続けるためのポイントを詳しく解説していきます。
整体師になるための勉強方法|必要な知識や技術、おすすめの資格など詳しく解説

目次
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整体師になるために必要な知識

整体師になるためには、様々な知識を身につける必要があります。
人の身体に触れる仕事なので、間違った知識を身につけてしまうとお客様に危害を加えてしまう可能性もあるからです。
ここでは、整体師になるために必要な知識を解説します。整体資格はこちら

1-1身体の基礎知識

整体師にまず求められるのは、身体に関する基礎知識です。
お客様の身体を預かる立場であるため、不可欠な知識だからです。
「解剖学」「生理学」「運動学」の3つを詳しく解説します。

解剖学

解剖学は、身体の地図を理解するために不可欠です。
身体のどこにどのような筋肉や骨があるのかを把握し、どの筋肉に問題があるか、どの筋肉にアプローチすれば症状が改善するのかを正確に判断できるようになるからです。
例えば、特定の部位に痛みを訴えるお客様に対して、解剖学の知識があれば、痛みの原因となる筋肉を特定し、適切な施術を提供することが可能になります。
解剖学を学び、身体の構造をしっかり理解することが重要です。

生理学

生理学は、身体が刺激に対してどのように反応するかや、ホルモンバランスなど、身体の内部で起こる変化を理解するための学問です。
施術後に身体がどのような変化を示すかを把握できるようになります。
生理学を理解していると、施術によって筋肉がどのように反応し、ホルモンバランスにどのような影響を与えるかを予測しながら、適切な施術を提供できます。適切な施術を行うためには、生理学を学び、身体の内部で起こる変化を理解することが必要です。

運動学

運動学も、整体師が押さえておくべき基礎知識の一つです。
運動学では、身体にかかる負荷や無理のない動き方を学びます。これにより、不調が起きにくい身体の動かし方を理解できるようになります。
例えば、ストレッチやマッサージを行う際、運動学の知識があれば、適切な動作や力のかけ方を理解し、より効果的で安全な施術を提供することが可能になります。
運動学を学ぶことで、整体師は不調を予防する身体の使い方を理解し、施術に役立てることができます。

1-2痛みと不調の仕組み

痛みや不調の仕組みも理解しないといけません。
整体師としてお客様の悩みを解決しないといけないからです。
例えば、痛みや不調の仕組みを理解していれば、その原因を正確に特定し、効果的な施術を提供することができます。さらに、原因に対して適切な改善アプローチができます。
整体師としてお客様の悩みを解決するためには、痛みや不調の仕組みを深く理解し、その知識を施術に活かすことが不可欠と言えるでしょう。

1-3カウンセリング

整体師になるには、カウンセリングスキルも大切です。
カウンセリングが上手にできると、施術前にお客様を安心させ、信頼関係を築けるからです。
例えば、カウンセリングを通じて顧客の不安を解消することで、「この症状は本当に治るのか」「腰痛が改善できるのか」「施術は痛くないのか」といった疑念を取り除き、安心して施術を受けてもらうことが可能になります。整体師との信頼関係が築かれると、顧客は通院指導やアドバイスにも従いやすくなり、より良い結果が期待できるでしょう。
カウンセリングスキルを高め、顧客の不安を解消することで、施術の効果を高め、信頼関係を築けるでしょう。

1-4マーケティング

整体師になるには、マーケティングの知識も大切です。
特に自分で開業を考えている場合は必須となります。
例えば、施術の腕前が優れていても、マーケティングの知識がないと集客に苦戦してしまう可能性があるでしょう。整体師として成功するためには、マーケティングの知識を身につけて、お客様を集め、自分のスキルを最大限に活かせるようにしましょう。
整体師として成功するためには、マーケティングの知識を身につけて、お客様を集め、自分のスキルを最大限に活かせるようにしましょう。

1-5ビジネススキル

整体師として成功するためには、ビジネススキルも不可欠です。
ビジネススキルがなければ、長期にわたって自分の店舗を運営していくことは困難だからです。
例えば、技術力が優れていても、集客や経営が上手くいかなければ、店舗の運営は困難になります。ビジネススキルを身につけることで、店舗の運営が安定し、整体師としての技術を最大限に活かすことができます。
独立して開業を考えている整体師は、ビジネスについても勉強し、継続的に店舗を運営できるように準備を整えることが重要です。

整体師になるために必要な技術

ここでは、整体師になるために必要な技術を紹介します。
目指す資格や働く場所などで必要な技術が変わってきます。
例えば、整体師として身体のバランスを重視するのか、筋肉や骨格に焦点を当てるのかで、学ぶべき知識や技術が異なってきます。それにより、施術方法や治療のアプローチが変わることになります。

2-1ボディケア

ボディケアは、筋肉の調整を行う技術です。
ボディケアでは、過度に負荷がかかっていたり、まったく動かしていなかったりする筋肉を揉みほぐすことで、凝りや張りを緩めます。
腰痛や肩こり、それに伴う頭痛がある人は、特定の筋肉が凝り固まっていることが多く、その筋肉をほぐすことで痛みや不調を改善することができます。
ボディケアは整体師にとって最も重要な技術であり、これを習得することでお客様の痛みや不調を効果的に改善できるようになるでしょう。

2-2カイロプラクティック

カイロプラクティックは、身体の歪みを矯正することで自然治癒力を引き出す技術です。
カイロプラクティックでは、脊椎を中心に他の部位を調整し、骨格の歪みを矯正します。
その結果、神経の働きが回復し、痛みの軽減や身体機能の改善が期待できます。また、姿勢の改善にもつながり、さまざまな痛みや不調に対応することが可能です。
カイロプラクティックを学ぶことで、姿勢を正し、痛みの根本原因を改善することができます。

2-3リフレクソロジー

リフレクソロジーは、リフレックス(反射)を活用した施術方法です。
足の裏や手のひらなどを刺激することで内臓の疲労を改善し、自然治癒力を引き出します。
リフレクソロジーでは、人の身体が相互に反射関連しているという考え方に基づいており、身体の一部を刺激することで全体の健康をサポートします。具体的には、身体を温める、脚痩せ、太りにくい体質づくり、身体機能の維持、病気になりにくい身体づくり、ストレス解消など、さまざまな効果が期待できるでしょう。
リフレクソロジーの技術を習得することで、お客様の健康改善に大きく貢献できるようになり、整体師としてのスキルがさらに向上します。

整体師が持っていると有利な資格

整体師になるための必須の資格はありません。
しかし、資格を取得していると、信頼を得やすく、キャリアにおいて有利になることがあります。
ここでは、整体師として取得しておくと有利な資格を「国家資格」「民間資格」に分けて紹介します。

3-1国家資格

おすすめの国家資格は以下の3つをご紹介します。

柔道整復師

柔道整復師は、骨折や脱臼、打撲、捻挫、筋挫傷などのケガに対して、手術をせずに施術を行います。
自然治癒力を引き出すアプローチが可能になります。
柔道整復師の資格を取得するためには、専門の養成施設や指定された4年制大学で必要な科目を履修し、その後、国家試験に合格する必要があります。
柔道整復師の資格を持っていると、整体院だけでなく、整骨院や接骨院で働くことができます。柔道整復師は信頼性の高い資格であり、整体師としてのキャリアを強化するために取得する価値があります。

あん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師は、古来中国から伝わったマッサージや指圧を用いた施術です。
痛みや不調を改善します。
指定された養成施設や大学で3年以上の勉強が必要で、その後、国家試験に合格することが求められます。あん摩マッサージ指圧師を目指すための養成施設や大学は全国に約25校しかなく、入学の競争率が高いです。
あん摩マッサージ指圧師はマッサージや指圧を学ぶため、整体師の仕事と直接関連しています。資格を取得することで、整体師としても有利になり、施術の幅が広がるでしょう。

理学療法士

理学療法士は、ケガをした人やケガを予防したい人に対して、日常の動作を回復させるリハビリや予防トレーニングを提供します。
理学療法士は動作の専門家と呼ばれ、リハビリを専門としています。
理学療法士は、取得することでお客様に安心感を与えることができます。
指定された養成校で3年以上学び、国家試験に合格することが必要です。
立つ、座る、歩くといった日常の動作に詳しくなり、これらの動作で痛みや不調を感じている人に対して効果的なアプローチが可能になります。

3-2民間資格

おすすめの民間資格は以下の3つをご紹介します。

整体セラピスト

整体セラピストは、日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が認定している資格です。
神経や骨格の構造と働きに関する専門的な知識を身につけることができます。
この資格は、人体の構造に関する知識だけでなく、独立後に開業する際の手順やサロンの料金設定方法など、資格取得後に役立つ実践的なノウハウも学ぶことができます。
実践的な資格を取得したいと考えている方は、日本メディカル心理セラピー協会の認定資格をチェックしてみると良いでしょう。

ゆがみ矯正インストラクター

ゆがみ矯正インストラクターは、日本インストラクター技術協会(JIA)によって認定されています。
整体に関する基礎知識と、年代や美容などに合わせたテクニックで施術ができることを証明できます。
例えば、『ゆがみ矯正インストラクター』は、整体テクニックに加えて、身体のゆがみを矯正するスキルを持つ専門家として認められます。この資格を取得すると、より専門的な施術が可能となるので信頼性が高まるでしょう。
ゆがみ矯正インストラクター資格は、整体の技術を高めたい方や、専門的なスキルを証明したい方にとって、非常に有益な資格です。

リラクゼーションセラピスト

リラクゼーションセラピストは、日本リラクゼーション業協会が認定する民間資格です。
視覚、聴覚、触覚に働きかけることで、心と身体をリラックスさせ、日々の疲れやストレスを癒す役割を担っています。
具体的な施術内容はサロンによって異なりますが、ボディケアや足つぼマッサージ、リンパマッサージ、ストーンマッサージなど、多岐にわたる手法が用いられます。
例えば、あるサロンではリンパマッサージを提供し、別のサロンではストーンマッサージを行うなど、それぞれの施術が異なる方法でリラクゼーションを提供しています。
リラクゼーションセラピストは、さまざまな手法を駆使してお客様の心身を癒す専門家と言えるでしょう。

整体師になるための勉強方法とメリット・デメリットを解説

ここでは、整体師になるためのおすすめの勉強方法をご紹介します。

4-1大学

整体に関する知識だけでなく、幅広い視野を持って学びたい方には、大学がおすすめです。
大学のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
・整体に関する知識だけでなく一般教養も学べる
・経営スキルを身につけることもできる
・整体師に限定せず他の道に変更可能
・就職支援やサポート体制が充実している
・誘惑が多く遊びや交流に時間を取られてしまう

4-2専門学校

整体技術を専門的に集中して学びたい方におすすめなのが専門学校です。
専門学校のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
・専門的な講師から直接指導が受けられる
・早くスキルを身につけられる
・特化した勉強ができる
・情報交換できる
・同じ目標を持った仲間なのでモチベーションの維持がしやすい
・入学後に合わなかったと感じる場合もある
・別の道に進みたい場合は勉強をし直す必要がある

4-3民間スクール

社会人で整体師の勉強をしたいという方におすすめなのが民間スクールです。
民間スクールのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
・入学試験がなく誰でも勉強を始められる
・費用を抑えられる
・経営の授業が含まれている場合もある
・時間の融通が利きにくい

4-4通信講座

好きな時間にマイペースに勉強したい方におすすめなのが通信講座です。
通信講座のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
・自分のペースで勉強できる
・忙しくても自分のスケジュールに合わせて学習を進められる
・費用を圧倒的に抑えられる

・実践経験を積むのが難しい
・質問したい時にすぐに答えを得るのが難しい場合もある
・自分で工夫して勉強しないといけない

4-5独学

手軽に勉強を始めたいなら、独学という手段もあります。
しかし、独学はメリットよりもデメリットの方が多いと言えるでしょう。
本格的な勉強というよりは、とりあえず勉強したいという方におすすめです。

メリット デメリット
・1番気軽に始められる
・自分のペースで勉強できる
・わからないことがあった時に質問をできる人がいない
・偏った知識で身につけてしまう場合がある
・実践経験が積めない
・いい教材を見つけるのが難しい

整体師になるために勉強を効率よく続けるためのポイント

整体師になるために、どんな風に勉強するか決めたら、次は続けていけるポイントも抑えておきましょう。
特に、社会人で民間スクールや通信講座で学ぶ場合は、自分で時間を捻出しなければなりません。以下では、効率よく勉強を続けるために大切なポイントを3つご紹介します。

5-1自分に適した学習方法を選ぶ

整体師を目指すためには、自分に合った学習方法を選ぶことが大切です。
学習方法が合っていないと、最後まで続けられない可能性があるからです。
例えば、ひとりで集中できるタイプや自己学習が得意な方は、通信講座や独学での勉強が向いています。一方で、同じ目標を持つ仲間や講師とコミュニケーションを取りながら学びたい方には、通学での勉強が適しているでしょう。
整体師を目指す際には、継続的に学習しやすい方法を選ぶことが重要です。自分に最適な学習スタイルを見つけることで、効率的に知識と技術を習得することができます。

5-2目標設定をおこなう

整体師を目指す際は、目標設定を行いましょう。
自分の学ぶべきことを適切に判断し、確実に目標に近づくことができるからです。
例えば、「どのような整体師を目指したいか」を具体的に決めると、必要なスキルや知識が明確になります。その後「資格取得および就業までの期間」を計画し、さらに「将来的な独立開業など長期的なキャリアプラン」を立案することで、目標に向かって効率的に進むことができます。
整体師を目指す際には、目標設定をしっかりと行い、自分の学ぶべきことを適切に判断しましょう。

5-3勉強時間の確保と学習スケジュールを決める

目標設定までできたら、勉強時間確保と学習スケジュールを決めましょう。
勉強が進まなければ、目標に到達することはできないからです。
例えば、平日にコツコツ短時間ずつ勉強する、休日に長時間集中して勉強する、または勉強する時間帯(朝・日中・夜間)を決めるなど、自分が最も勉強を進めやすいスケジュールを組むことが大切です。一方、スクールに通う場合は、決まった受講日程や学習スケジュールがあるため、休まずに通学できる時間や曜日を確認しましょう。
効率的に学習を進めるために、しっかりと勉強時間を確保し、自分に合った学習スケジュールを立てることが成功の鍵となります。

自分に適した勉強方法を見つけ、効率よく整体師を目指そう

ここまで、整体師になるためにどんな勉強をすればいいのか、必要な知識や技術、勉強方法や続けるためのポイントを詳しく解説してきました。
整体師になるためには、正しい知識と技術を身につけるための勉強が必要です。
整体師はお客様の健康や身体に直接関わる仕事であり、深い知識が求められます。誤った知識で施術を行うと、お客様に害を与えるリスクがあるからです。
例えば、ストレッチのアドバイスをする際、正しい知識がないと症状を悪化させる可能性があります。また、解剖学に精通していない場合、誤った部位に過度な圧力をかけてしまい、症状の悪化や骨折などのリスクを引き起こす恐れもあるでしょう。
整体師は人体の構造や生理機能を十分に理解した上で施術を行い、お客様に悪影響を与えないようにすることが重要です。自分に適した勉強方法を選び、知識と技術をしっかりと身につけることが、整体師としての成功に繋がるでしょう。