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介護食作りインストラクター

介護食アドバイザーになるために必要な資格とは?働く際の職場やおすすめの資格を紹介

介護食アドバイザーは介護食に関しての基本的な知識を持ち、自分で調理することはもちろんのこと、他者へ調理法を指導できる人を言います。
そして、そんな介護食アドバイザーとして働いていく際に取得しておきたい資格もあります。
この記事では、そんな介護食アドバイザーとそれを目指す際に必要な資格について紹介していきます。
介護食アドバイザーになるために必要な資格とは?働く際の職場やおすすめの資格を紹介

目次

介護食アドバイザーの基本

介護食アドバイザーになるための資格を見ていく前に、まずは大前提になる介護食の基本と介護食アドバイザーについての概要を紹介していきます。

1-1介護食とは

介護食とは、加齢や病気によって食べ物を噛む力や飲み込む力が弱くなった人でも食べられるように、柔らかさや形状を考えて調理された食品です。
高齢者施設で調理されて出てくる料理やレトルト介護食品として販売されているものがあり、ソフト食やペースト食など調理後の柔らかさや形状によって分類されています。
近年では通常のレトルト食品や冷凍食品の中でもユニバーサルデザインフードと表記されるものがあり、これは介護食としても食べられるように配慮された食品になっているため、手軽に購入出来るようになっています。
しかし、販売されているものでは食べづらく感じることや、栄養素的に足りない部分が出てくること、出来合いな分、お金がかかってしまうことなどを気にする人もいるでしょう。
そのため、人によっては介護食を自分で調理する人もおり、それに合わせて食品会社等が自社製品を使った介護食用のレシピを公開することも増えてきています。

1-2介護食アドバイザーとは

介護食アドバイザーとは、栄養素や調理法、正しい食事の取り方といった介護食に関わる知識があり、介護食が必要な人への調理や、介護食を作ろうとしている人へ指導できる人物です。
高齢化が進む日本においては、家族のために介護食を作る人もいれば、高齢者施設で多数の入所者に提供する人がいます。
そんな中で介護食自体は先にも書いたように、インターネットや書籍でレシピや情報を集めて、自身で作ることも可能です。
しかし、既存の製品を頼らずに介護食を作っていくためには、基礎的な部分をしっかり学んでおかなければいけません。
特に正しい食事の取り方については、いくら介護食が柔らかくて食べやすくても、高齢者では気を付けなければならない点があります。
これらのことから、介護食アドバイザーを名乗る場合は、介護食に関する正しい知識や実力を証明できる資格を持っておくことが望ましいものです。

介護食アドバイザーになるために介護食の知識を学ぶ方法とは?

介護食アドバイザーになるために介護食の知識を学ぶ方法とは?

介護食のレシピ以外の知識についてもある程度はインターネットや書籍で集められるものですが、介護食アドバイザーの資格取得になると、更に専門的な知識が必要になるものです。
そんな資格取得のための専門的な知識を学ぶには教室・スクールや通信講座を利用することが考えられます。

2-1教室・スクール

料理は教室・スクールの中でもメジャーなものですが、介護食を扱う教室・スクールについては近年の高齢化もあって徐々に増えています。
しかし、それらの多くは介護食のレシピや調理法を教えるものであり、そこでも簡単に栄養素や正しい食事の取り方を学べるかもしれませんが、資格取得に繋がるほどの知識は得られない可能性が高いものです。
また、もし該当する講座が見つかったとしても開催される場所まで通学する必要があるため、時間と場所に縛られてしまうことがあります。
教室・スクールについても通信講座のようにネット対応するところも出てきていますが、資格取得のための講座という条件と合わせて探すと、見つけるのはかなり困難です。

2-2通信講座

通信講座でも家族のために介護食を作りたい需要があることから、様々な講座が出てきています。
こちらの場合は資格取得のための講座さえ見つければどこに住んでいても受講できるため、場所の縛りはありません。
また、時間についても受講期間や課題提出などは期限が設けられるものですが、それ以外はどの時間に勉強しても構わないため、ほとんど縛りがないと言えます。
普段の仕事や家事で忙しい人でも勉強しやすいことから、対面で教えて貰わないと駄目という人以外は、通信講座で勉強することをおすすめします。

介護食アドバイザーとしての仕事内容や職場

資格取得をして介護食アドバイザーの知識や実力が証明された場合、それらを家族のために活かす人もいますが、他者へ指導できる部分を活かせます。
そんな介護食アドバイザーの仕事内容や職場の候補を見ていきます。

3-1高齢者・介護施設

介護食アドバイザーの資格取得を目指す人の中には、既に高齢者施設や介護施設で働いている人もいます。
施設内で調理するか否かは異なるものですが、配食事業を利用する場合であっても自分がそこから送られてきた介護食の栄養素や食べさせ方を理解しておくことで、より丁寧に食事提供ができるようになるものです。
一方、施設内で調理する場合は基本的には資格を要さないもので、業者がレシピごと食材を送ってくれることもありますが、中には自分でレシピを考えなければいけない施設もあります。
そんな時、介護食の知識や調理法がわかっていれば施設としては非常にありがたいものであり、入所者へ食べやすくて美味しい食事を提供できるだけでなく、良い評価に繋がる可能性が出てくるものです。

3-2配食・宅食事業

上記のような施設へ配食する事業側へ就職して、調理をしていくことも職場の候補として考えられます。
近年は自宅に介護食を届ける宅食事業も出てきており、そこで調理できるような人の重要も徐々に増えてきます。
事業側にも調理のノウハウもあるとは思いますが、知識があればその飲み込みも早くなるので、活躍につなげられます。

3-3介護食作りの講師

教室・スクールの項目でも書いたように介護食のレシピや調理法といったものを学べる講座は需要があるため、講師として教える立場は職場候補の一つになります。
開催地は地元のカルチャーセンターや自宅などがありますが、いずれも調理場が必要になってくるため、場所選びには少々準備時間がかかるかもしれません。
また、食材や調理器具の用意も必要になるので、ゼロから揃えるとなると費用もかなりかかってきます。
そのため、ある程度調理場が整っている場所や介護食作りの講師を募集しているところを探していく方が始めやすいのです。
一回辺りの生徒数も少なめにしておくと、実践的な指導もやりやすくなるなど、場所や講座設定など様々な面で工夫が必要になってきます。

3-4インターネットでの情報提供

介護食のレシピや調理法を伝える手段としては、インターネットで自分のサイトを開いたり、動画を投稿したりすることも候補になり得ます。
インターネットであればサイトの運営費がかかったとしてもそれ以外の場所や費用については省略できるため、始めやすい環境です。
その代わりにサイトに書くための文章力や動画撮影の技術など介護食作り以外の面でも知識が求められることになるので、その点は別で勉強していくことになります。

介護食アドバイザーはどのような人に向いているか?

介護食アドバイザーはどのような人に向いているか?

簡単に介護食作りをしていく時は、そのままレシピや調理法を見て学んでいけるものですが、介護食アドバイザーとして仕事をしていく場合は、また別の考え方が必要になってきます。
そんな介護食インストラクターに向いている人とは、常に相手を思いやれる気持ちがある人です。
家族のために介護食を作ろうとする人も家族を思いやっていることは間違ありませんが、介護食インストラクターでは職場によっては提供先の相手が全く見えない状態で調理する状況が出てきます。
その時に自分の知識だけで作ってしまうと、もっとよくできる点を見逃してしまうこともあるので、どんな状況でも食べる相手がいることを考えられる人の方が、より良い介護食が提供できます。
指摘されなくても当たり前にできている人もいると思いますが、知識や実力があるせいでいつの間にか調理を効率重視にしてしまうこともあるので常に頭の片隅に置いておくべき考え方です。

介護食アドバイザーの証明になる資格一覧

介護食アドバイザーとしての資格はいくつか種類があり、それぞれ発行する協会や機関が異なっています。
発行元の違いは証明する知識や実力の部分にかかるもので、介護食に関する知識を得ていることは共通していますが、内容はそれぞれ特色があります。
それでは介護食アドバイザー関連の資格の中で著名なものを4つ紹介していきます。

5-1介護食作りインストラクター資格

介護食作りインストラクター資格は日本インストラクター技術協会(JIA)が発行しており、介護食の役割や介護食の作り方に関する基本的な知識を持ち、専門的な栄養指導や様々なレシピの料理ができる実力が証明される資格です。
発行元の協会は様々なジャンルについて指導できるような実力を証明することを目的としており、この資格は指導面を含めた内容になっています。

受験資格 なし
受験料 10,000円(税込)
受験申請 公式サイトから申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回ペースで開催(年度による)

5-2介護食マイスター資格

介護食マイスター資格は日本安全食料料理教会(JSFCA)が発行しており、介護食の種類と作り方を始め、食事介助の手順と方法やポイント、介護食づくりの便利なアイテムについての知識など介護食についての様々な知識を有していることを証明する資格です。
発行元は食品系の資格を多く発行しており、内容的には先の資格と似ていますが、こちらは調理面についてより重視されています。

受験資格 なし
受験料 10,000円(税込)
受験申請 公式サイトから申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2ヶ月に1回ペースで開催(年度による)

5-3介護食アドバイザー資格

介護食アドバイザーは一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が発行しており、高齢者の体の特徴と食事の関係、誤飲防止のポイントなどの専門的知識を総合的に学び、それらをレシピとして実践する技術を備えていることを証明する資格です。
こちらの資格は介護食全般の能力が証明されるような内容です。

受験資格 協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者
受験料 5,600円(税込)
受験申請 ホームページの検定試験申込から
受験方法 在宅受験
合格基準 得点率70%以上
試験日程 カリキュラム修了後、随時

5-4介護食コーディネーター資格

介護食コーディネーターは一般社団法人 日本味育協会が発行しており、栄養や食事介助などの基礎知識をベースに、介護食ならではの調理法やコツを身に付けて安全でおいしい高齢者のための介護食作りができることを証明する資格です。
こちらの資格は実践的な面が重視されている資格です。

受験資格 協会指定の認定通信講座で受講期間内に全ての添削課題を提出する
受験料(通信講座の教材費込み) 29,000円(税込)
受験申請 なし(通信講座の受講で完了)
受験方法 在宅受験
合格基準 明記なし
試験日程 カリキュラム修了後、随時

おすすめの資格

4つの介護食アドバイザー関連の資格の中でどの資格を取得するか迷ってしまうかもしれませんが、その場合はこの資格がおすすめです。

6-1介護食作りインストラクター資格

日本インストラクター技術協会の介護食作りインストラクター資格は、介護食アドバイザーとしての基本的から専門的な知識が学びつつ、指導できるような知識や実力を証明できるため、目的に一番合った資格です。
そして、介護食作りインストラクター資格は受験資格を特に必要としないので、学習の場としては自由に選択できます。

介護食作りインストラクター資格
https://www.jpinstructor.org/shikaku/kaigosyoku/

もしも教材選びに迷ってしまった場合におすすめの通信講座が二つあります。

おすすめ資格講座

おすすめ資格講座

それは「SARAスクールジャパン」と「諒 設計アーキテクトラーニング」です。
この二つの通信講座はJFTAから認定校の証明を受けており、それぞれの通信講座で提供される教材やカリキュラムは資格試験に対応したものになっています。

7-1介護食資格取得講座 | SARAスクールジャパン

SARAスクールジャパンの介護食作りインストラクター資格を取得できる講座としては以下の2つのコースがあります。

SARA School JAPAN 基本コース プラチナコース
受講料 59,800円 79,800円
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月) 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削回数 5回 5回+卒業課題1回
資格試験 公式サイトで各自申し込み 免除(課題提出のみで卒業と同時に介護食作りインストラクター資格と介護食マイスター鑑定士資格を取得)
認定試験受験費用 各資格10,000円(税込) 免除

内容としては日本安全食料料理教会の介護食マイスター資格の試験でも使える教材とカリキュラムが組まれています(こちらの資格についても協会認定です)。
そして、プラチナコースを選択した場合は卒業課題の提出のみで資格取得できるという特典があり、この場合は介護食作りインストラクター資格と介護食マイスター資格が同時に取得できるものです。
しかし、2つの資格分の料金がかかってしまうため、介護食作りインストラクター資格だけ取得を目指す場合は基本コースで学んだ後、別個試験を受けていくことになります。
受講期間は1日30分ずつの勉強で6ヶ月間で完了する計算になっているため、勉強時間を確保できれば最短2ヶ月取得も目指せます。

介護食資格取得講座
SARAスクールジャパン
介護食資格取得講座

7-2諒 設計アーキテクトラーニングの介護食W資格取得講座

諒 設計アーキテクトラーニングの介護食作りインストラクター資格を取得できる講座としては以下の2つの講座があります。

諒設計アーキテクトラーニング 基本講座 スペシャル講座
受講料 59,800円 79,800円
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月) 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削回数 5回 5回+卒業課題1回
資格試験 公式サイトで各自申し込み 免除(課題提出のみで卒業と同時に介護食作りインストラクター資格と介護食マイスター資格を取得)
認定試験受験費用 各資格10,000円(税込) 免除

SARAスクールジャパンと同じく介護食マイスター資格を含んだ内容でスペシャル講座では試験免除と同時取得も付いてきます。
ただ、教材やカリキュラムについては違うものになっているので、公式サイトの情報や無料の資料請求で内容を比較して、自分に合った方を選ぶことをおすすめします。

介護食資格取得講座
諒設計アーキテクトラーニング
介護食W資格取得講座

介護食作りインストラクター資格を取得して様々な職場で活かしてみよう

介護食作りインストラクターは自分の家族以外にも高齢者・介護施設や教室・スクールなどで介護食の調理やその指導を行って活躍できるものです。
そんな介護食作りインストラクターとしての実力や知識を証明するためには、専門の機関が発行する介護食関連の資格を取得することが推奨されます。
その中でもおすすめの資格は日本インストラクター技術協会が発行する介護食作りインストラクター資格であり、その資格の取得を目指すなら協会が認定した「SARA School JAPAN」や「諒 設計アーキテクトラーニング」なら勉強しやすいものです。
少しでも興味がある方は各公式サイトを確認してみてください。