菌類インストラクター資格

趣味や料理だけでなく、仕事にも活かせる!?おすすめきのこ資格3選

きのこ資格では、食材としてのきのこの扱い方や活かし方を学べるだけでなく、きのこ狩りの技術も学べます。
中にはきのこの販売や、きのこを扱うお店や農園の経営に力を入れた本格的な資格もあり、きのこ同様、きのこ資格もかなり奥が深いです。

この記事では、そんなきのこ資格の中からおすすめの資格を3つご紹介します。
資格の概要や活用の仕方、資格ごとの特徴や取得のための勉強法もお伝えします。

きのこに興味がある方はもちろん、料理やアウトドアなどの趣味に新しい楽しみ方を加えたい方や、仕事の幅を広げる資格に興味がある方にも役立つ内容です。
趣味や料理だけでなく、仕事にも活かせる!?おすすめきのこ資格3選

目次

きのこ資格とは

最初に、きのこ資格とはどんな資格なのかを解説していきます。
資格の概要だけでなく選ぶ際のポイントにも触れていますので、資格を選ぶときの参考としてみてください。

1-1きのこ資格の概要

きのこ資格は、きのこの生態や食材としての健康・美容効果、調理方法、レシピなどの知識や、きのこ狩りのやり方などの技術が手に入る資格です。

資格には、きのこについてひととおり学べる資格もあれば、きのこ狩りなどひとつの要素を重点的に学べる資格もあります。

同じきのこ資格といっても、学べる内容が細かく違います。

1-2きのこ資格を選ぶポイント

きのこ資格は資格ごとに学ぶ内容が違うため、選ぶ際は資格の目的や試験内容に注目しましょう。

例えば食材としてのきのこについて学べる資格の場合、学ぶ内容はきのこの栄養や効能・レシピなどが主です。
一方きのこ狩りに関する内容が主な資格では、きのこ狩りの準備ややり方・食用きのこと毒きのこの見分け方などが学べます。
このように同じきのこ資格でも内容を見ると、学ぶ内容がまったく違います。

きのこ資格を選ぶ際は、自分が資格から何を得たいかを明確にしておきましょう。
そのうえで、学びたい内容を含むきのこ資格を選んでみてください。

きのこ資格の活用シーン

資格ごとに学べる内容が違うきのこ資格は、活用シーンもさまざまです。
ここでは、きのこ資格の主な活用シーンを3つご紹介します。

2-1きのこをおいしく健康的に楽しむ

きのこ資格で得た知識を活かせば、きのこを健康や美容にも役立てられます。

特にきのこ料理やレシピを中心に学べる資格では、きのこの栄養や成分の知識を学べるため、きのこの栄養を効率よく健康や美容に活かせるようになるでしょう。

料理に興味がある方はもちろん、健康や美容に関する知識が欲しい方にも、きのこ資格は役立ちます。

2-2きのこ狩りの知識や技術をアウトドアに活かす!?

きのこ資格の中には、きのこ狩りの知識や技術を学べるものがあります。
この知識や技術はアウトドアにも活用できるため、アウトドア趣味を持っている方にもきのこ資格はおすすめです。

資格で得た能力を活かして新しい趣味に挑戦したり、ハイキングやキャンプの際にきのこを見つけて楽しんだり。
きのこ資格の活かし方はたくさんあるため、工夫すれば今以上に趣味を楽しめるようになるでしょう。

きのこ資格は、アウトドアに新しい楽しみを見つけることにも役立ちます。

2-3きのこ資格の知識や経験を仕事に活かす

きのこ資格は生活や趣味だけでなく、仕事にも活用できる資格です。

例えば、きのこを食材として生かす知識や技術が学べる資格は、きのこを扱う販売店や飲食店で活用できます。
きのこ狩りについて学べる資格なら、森や山のガイド職や、きのこ狩りのアドバイザーなどの仕事で活かせるでしょう。

資格で勉強できる内容によって活躍できる業種は変わりますが、きのこ資格の知識と技術を活用すれば、仕事の幅を広げられる可能性があります。

おすすめきのこ資格3選

おすすめきのこ資格3選

きのこ資格のポイントや活用シーンを押さえたところで、実際のきのこ資格を確認してみましょう。

おすすめのきのこ資格を3つご紹介しますので、先ほどお伝えしたように「どのようなことが学べるのか」に注目しながら見ていってください。

3-1菌類インストラクター

資格の概要
認定協会 日本インストラクター技術協会(JIA)
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 毎年偶数月20〜25日
(申し込みは受験月前月1〜31日)
資格試験概要 きのこ狩りをする際の服装と装備/きのこ狩りの注意点/きのこが生えやすい環境/きのこの繁殖方法/食用きのこの見分け方/きのこの一生/きのこの歴史など

「菌類インストラクター」は、きのこやきのこ狩りに関する基礎的な知識が手に入ります。
きのこ狩りに挑戦したい方や、アウトドア趣味を持っている方に役立つでしょう。

資格では、きのこの繁殖方法・きのこの一生など、生物としてのきのこの知識も得られます。
またきのこの歴史も学べるため、「きのこがどういう生物なのか」「きのこと人間の関係」を知りたい方にもおすすめです。

受験申し込みや資格試験は在宅で行えるため、きのこ資格の中でも受験しやすいでしょう。

3-2きのこソムリエ

資格の概要
認定協会 日本安全食料料理協会(JSFCA)
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 毎年偶数月20〜25日
(申し込みは受験月前月1〜31日)
資格試験概要 きのこに関する基礎知識/北海道・東北・関東・甲信越・東海・北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄の各地域で収穫できるきのこの種類・きのこを使った郷土料理/フランス・ロシア・中国・アメリカ・イタリアなどで収穫できるきのこの種類/きのこを使った世界各地の料理など

「きのこソムリエ」は、食材としてきのこを扱う際に役立つ知識が手に入る資格です。

資格概要を見ると、先にご紹介した「菌類インストラクター」と同じ内容がありますが、そのほかの内容は料理に役立つものが多く、学べる知識や技術に細かい違いがあります。
日ごろから料理をする方はもちろん、料理人として働く方におすすめの資格です。

またこちらも、受験申し込みや試験が在宅でできる資格です。
受験日などをある程度調整できるため、試験のスケジュールが立てにくい方でも気軽に挑戦できるでしょう。

3-3きのこマイスター

資格の概要
認定協会 一般社団法人 日本きのこマイスター協会
受験資格 ・ベーシックきのこマイスター:きのこに関心があるならどなたでも
・きのこマイスター:ベーシックきのこマイスター合格者
・スペシャルきのこマイスター:きのこマイスター合格者
受験料 ・ベーシックきのこマイスター:信州中野講座:4万700円/通信講座:5万820円
・きのこマイスター:信州中野講座:5万5,000円
・スペシャルきのこマイスター:25万3,000円
(小学生から大学院生までは5,000円引きの学割あり)
受験申請 受験申込書をダウンロード後、協会事務局まで郵送または専用メールフォームより申し込み
受験方法 全等級共通で、所定の講義を受講する必要あり

・ベーシックきのこマイスター:筆記試験(100問 三択形式)
・きのこマイスター:筆記試験/プレゼンテーション
・スペシャルきのこマイスター:筆記試験/筆記試験合格後、先週コースを選択・目標達成のための実現計画書を作成・提出する
合格基準 非公開
受験日程 協会が行う講座日程による
資格試験概要 ・ベーシックきのこマイスター:きのこマイスターに期待する/きのこの生産方法・技術/野生きのこ入門/きのこの生理/機能総論/食生活と健康/きのこの流通販売
・きのこマイスター:きのこの生理生体/きのこの遺伝育種/きのこの加工概論・きのこ生産の歴史・ブランド化成功事例とプレゼンテーション講座/きのこの栄養学/健康に役立つきのこの機能性/野生きのこの魅力/きのこの調理学(実習)(講義)/きのこ新製品開発の基礎(演習)/おもてなしとプレゼンテーション/きのこの生産現地実習
・スペシャルきのこマイスター:経営学/リーダーシップ論

「きのこマイスター」は、きのこの販売やキノコを扱うお店や農園の経営に関する内容を学べる資格です。

初級であるベーシックきのこマイスターできのこの基本的なことを学び、上位級では商品としてのきのこや、きのこを扱うビジネスのやり方などを勉強します。

きのこを使った仕事がしたい方や、キャリアアップに役立つ知識や技術が欲しい方におすすめの資格です。

きのこマイスター試験は認定協会が行う講座の最後に試験が行われるため、受験するには指定の講座を受講しなくてはなりません。初級であるベーシックきのこマイスターのみ通信講座を行っていますが、ほか上位級の試験は認定協会が指定する会場での受験が必須です。

きのこマイスターの一部講義とスペシャルきのこマイスターの講座は通学のみであることを考えると、合格までのハードルが大きい資格といえるかもしれません。
また一番高い級であるスペシャルきのこマイスターは、研修が通学のみで試験が2回に分けて行われるため、ほかの級よりも合格までの道のりが大変です。

さらにスペシャルきのこマイスターは研修最後の筆記試験に合格後、3つの専攻コースを選択し、さらに勉強しないといけません。
半年間の研修後、学んだ内容を活かしたレポートを作成・提出して初めて合格となります。

きのこをビジネスに活かす本格的な内容が学べる資格ですが、取得までの道のりがかなり大変なうえに、受講費用の額もかなり高額です。

受験の際は、研修の日程や費用をしっかり確認しておきましょう。

きのこ資格の勉強方法

ここまできのこ資格の内容を解説しました。
次からは、きのこ資格の勉強方法を3つ解説します。

4-1独学

きのこ資格の中には受験資格が設けられていないものがあり、このタイプなら独学でも合格できるでしょう。

独学の場合、試験対策にかけるお金はテキスト代を用意するくらいで済ませられるというメリットがあります。
その一方で、勉強のペース配分やモチベーション維持などを自分で行わなくてはならないというデメリットもあります。

黙々とひとりで作業できる方など独学が問題ない方もいますが、ひとりでの作業が苦手なら、通信講座やスクールの利用をおすすめします。

4-2通信講座

きのこ資格の中には、通信講座を利用できるものがあります。

通信講座は、試験までのスケジュールがカリキュラムとして組まれているため、自分で計画を立てる必要がありません。
添削問題や質問用紙を通して講師と交流もでき、モチベーション維持もしやすいです。
試験対策の偏りや勉強不足を指摘してもらえる分、まんべんなく勉強できるでしょう。

またきのこ資格の中には、受験条件に講座の受講が含まれているものがあります。
通信講座なら、自宅に居ながら受験条件を満たすことが可能です。
これも通信講座ならではのメリットといえるでしょう。

4-3スクールへの通学

きのこ資格の受験条件や試験方法を見ると、通学が必要なタイプのものがあります。
通学して試験を受ける際は、受験日程に注意しましょう。

資格の中には数日通わないといけないものや、研修場所が限られているものがあるため、しっかり確認しておかないと仕事や学業に影響する可能性があります。

資格を取るために、自分の周りの人たちに迷惑をかけてしまうことを考えると、日程管理はかなり重要です。
通学が必要な資格を取得するときは、ほかの活動や周りの人にも配慮した試験計画を心がけましょう。

まとめ

きのこ資格はきのこの知識や技術を学べる資格ですが、学べる内容が資格ごとに違います。

資格を選ぶ際は、得られる知識や技術に注目して選びましょう。
また資格の中には特定の講座を受講しないと取得できないものや、日程管理が必要なものがある点に注意してください。

きのこ資格は活用できる場所がたくさんあります。
生活や趣味はもちろん、工夫すれば仕事でも活躍できるでしょう。
またきのこ資格は、普段の生活に新しい楽しみ方を与えてくれる可能性もあります。

きのこに興味がある方はもちろん、生活や趣味・仕事の幅を広げたい方は、ぜひ挑戦してみてください。