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7号食ダイエットの効果とやり方!10日間の玄米生活で痩せる

記事作成日:2025.09.16
「何をやっても痩せない」「食事制限がつらくて続かない」そんなダイエットの悩みを抱えていませんか。10日間玄米だけで過ごす7号食ダイエットなら、きつい食事制限なしで体重減少と体質改善を同時に実現できます。本記事では7号食ダイエットの正しいやり方と驚きの効果について詳しく解説していきます。
7号食ダイエットの効果とやり方!10日間の玄米生活で痩せる

目次

7号食ダイエットとは

7号食ダイエットは、10日間玄米だけで過ごす究極のデトックス方法です。この食事法はマクロビオティックの創始者である桜沢如一氏が提唱した健康法が基になっています。

1-1玄米だけの食事法

7号食ダイエットでは、10日間1日3食すべてを玄米のみで過ごします。おかずは一切摂らず、玄米の量に制限はありません。調味料としてごま塩と無添加の梅干しのみ使用できます。
この方法が効果的な理由は、玄米に含まれる豊富な栄養素にあります。玄米には炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維がバランス良く含まれており、生命維持に必要な栄養素を十分に摂取できます。

1-2マクロビ由来の健康法

マクロビオティックでは、食事を1号食から7号食まで7段階に分類しています。1号食は何でも好きなものを食べる快楽食、7号食は玄米のみの最も制限の厳しい食事です。
7号食は「最上の食事」と位置づけられており、身体の潜在能力を引き出し、細胞機能を活性化させる効果があるとされています。現代人の食生活をリセットし、本来の健康な状態に戻すための方法として注目されています。

1-3冨田式7号食の特徴

BL研究所の冨田哲秀氏が提唱する冨田式7号食は、玄米に雑穀を混ぜることを推奨しています。雑穀には野性的なエネルギーがあり、玄米の力をさらに引き出し、美肌効果も期待できます。
冨田式では、玄米だけでなく玄米甘酒や玄米せんべいも摂取可能としており、飽きやすい7号食期間中の工夫として注目されています。

7号食の驚きの効果

7号食ダイエットには、単なる体重減少を超えた多くの健康効果があります。実際の体験者の声を基に、その効果を詳しく見ていきましょう。

2-1体重減少効果

最も注目すべき効果は、短期間での大幅な体重減少です。実際の体験者では20日間で5kg、体重85.6kg→77.1kgの減量に成功した例があります。体重減少のメカニズムは、余分な水分や老廃物の排出によるものです。玄米のみの食事により消化器官が休まり、新陳代謝が活発になることで効率的な減量が可能になります。

2-2デトックス作用

7号食期間中、体内では強力なデトックス作用が働きます。普段摂取している添加物や余分な糖分、脂質を一切摂らないことで、体内に蓄積された毒素が排出される仕組みです。
このデトックス効果により、体が軽くなり、朝の目覚めが良くなるという報告が多数寄せられています。また、内臓機能が回復し、本来の身体能力を取り戻せることも大きな魅力です。

2-3肌質改善効果

7号食実践者の多くが実感するのが肌質の改善です。おでこの小さなプツプツがきれいになった、アゴの吹き出物がなくなったという具体的な報告があります。
これは玄米に含まれるビタミンB群やミネラルの効果に加え、デトックス作用により老廃物が排出されることで、肌の新陳代謝が活発になるためです。

2-4便秘解消効果

玄米に豊富に含まれる食物繊維により、便秘解消効果が期待できます。白米の約6倍の食物繊維が含まれており、腸内環境を整える働きがあります。
実際の体験者からは「食べる量は今までより減っているのに便秘じゃなくなった」という声が多く寄せられています。腸内がすっきりすることで、全身の調子も良くなるという相乗効果も報告されています。

2-5味覚リセット効果

7号食期間中、味覚が大幅にリセットされます。普段摂取している濃い味付けや糖分を一切摂らないことで、食材本来の味を感じやすくなります。
体験者からは「大好きだったラーメン熱が冷めた」「最初の味噌汁が美味しすぎておかわりした」という声があり、食に対する意識が根本的に変わる効果があります。

7号食の正しいやり方

7号食ダイエットを成功させるためには、正しいルールとスケジュールを守ることが重要です。間違ったやり方では効果が得られないだけでなく、体調不良の原因にもなります。

3-1基本の10日間ルール

7号食ダイエットの基本期間は10日間です。この期間は1日3食すべてを玄米のみで過ごし、他の食材は一切摂取しません。玄米の量に制限はなく、お腹が満たされるまで食べることができます。
重要なポイントは、アルコール、ガム、アメなども一切摂取しないことです。水分補給はノンカフェイン、ノンカテキンのお茶または水のみとします。

3-2食べて良いもの一覧

7号食期間中に摂取できる食材は以下になります。
・玄米(炊いたもの、おむすび、おかゆなど調理法は自由)
・ごま塩(無添加のもの)
・無添加の梅干し
・玄米甘酒(どうしてもつらい時のみ)
・ノンカフェイン、ノンカテキンのお茶
・水
これらの食材のみで10日間を過ごします。味付けはごま塩と梅干しに限定され、その他の調味料や食材は使用できません。

3-31日のスケジュール

理想的な1日のスケジュールは以下になります。
朝食:玄米ごはん(ごま塩、梅干しで味付け)
昼食:玄米おむすび(外出先でも摂取しやすい)
夕食:玄米ごはん(就寝4時間前までに摂取)
食事は就寝4時間前までに済ませ、夜12時までには就床することが推奨されています。また、1日40分程度の軽いウォーキングを取り入れることで、より高い効果が期待できます。

3-4咀嚼回数30回の重要性

7号食期間中は、1口最低30回噛むことが非常に重要です。玄米は白米に比べて硬く、十分に噛まないと消化不良を起こす可能性があります。
よく噛むことで唾液の分泌が促進され、消化酵素の働きが活発になります。また、満腹中枢が刺激されるため、少量でも満足感を得やすくなる効果もあります。

玄米の炊き方と準備

7号食ダイエットを成功させるためには、美味しい玄米の炊き方をマスターすることが重要です。正しい準備と調理法により、10日間飽きずに続けることができます。

4-1炊飯器での炊き方

家庭の炊飯器で美味しい玄米を炊く方法は以下になります。
1.玄米を2~3回軽く洗い、汚れを落とします
2.玄米1合に対して水1.5~2倍の量を加えます
3.6時間以上浸水させます(一晩浸水が理想的)
4.炊飯器の玄米モードで炊飯します
5.炊き上がったら15分程度蒸らします
浸水時間を十分に取ることで、ふっくらとした食感の玄米が炊き上がります。玄米モードがない炊飯器の場合は、通常モードで水を多めにして炊くことも可能です。
炊飯のコツとして、塩を小さじ1/2程度加えると苦味が軽減され、より食べやすくなります。また、よりふっくらとした仕上がりになる効果もあります。

4-2寝かせ玄米の作り方

寝かせ玄米は炊いた玄米を3~4日保温し続けたもので、もちもちとした食感と甘みが特徴です。作り方は以下になります。
1.玄米3合、小豆30g、天然塩5gを用意します
2.玄米のみを軽く研ぎ、小豆と塩を加えます
3.水4.5合を加えてよく混ぜ、6時間浸水させます
4.炊飯器で炊き上げます
5.炊き上がったら保温状態で3~4日寝かせます
6.毎日1回、清潔なしゃもじで軽く混ぜます
寝かせることで玄米の酵素が活性化し、栄養価がアップします。また、食感がもちもちになり、甘みも増すため、飽きやすい7号食期間中の強い味方になります。

4-3レトルトパック活用法

仕事や外出が多い場合は、玄米のレトルトパックを活用することをおすすめします。電子レンジで2分温めるだけで食べられるため、忙しい方でも7号食を継続できます。
レトルトパックの利点は、食べたパック数で進捗が目に見えてわかることです。10日間で30パック消費することになるため、残りパック数でモチベーションを維持できます。

4-4おむすびアレンジ法

外出先や職場での昼食には、玄米おむすびが便利です。アレンジ方法は以下になります。
ごま塩をまぶしたおむすび
梅干し入りおむすび
海苔を巻いたおむすび(無添加のもの)
玄米を平たく焼いたせんべい風
ラップに包んで持参すると、硬くなりにくく美味しく食べられます。冷めても玄米本来の甘みを感じられるため、温める設備がない場所でも問題なく摂取できます。

回復食の進め方

7号食終了後は、急に普通の食事に戻すのではなく、段階的に食材を増やしていく回復食期間を設けることが重要です。この期間を怠ると体調不良の原因になります。

5-111~14日目の食事例

回復食期間の具体的な食事例は以下になります。
11日目:玄米ごはん+野菜の具が少し入った味噌汁
12日目:玄米ごはん+野菜具沢山の味噌汁(動物性なし)
13日目:玄米ごはん+野菜具沢山の味噌汁+野菜のおかず一品(動物性なし)
14日目:玄米ごはん+野菜具沢山の味噌汁+野菜のおかず一品(全体の一割程度の魚介はOK)
11日目の味噌汁は感動的なおいしさを感じると多くの体験者が報告しています。10日間玄米のみで過ごした後の味噌汁は、普段の何倍も美味しく感じられます。

5-2段階的な復帰方法

回復食では、消化に負担をかけない食材から順番に取り入れていきます。植物性食品から始めて、最後に動物性食品を少量ずつ加えるのが基本です。
復帰のポイントは、急がずゆっくりと食材を増やすことです。胃腸が7号食仕様になっているため、急激な変化は下痢などの不調を引き起こす可能性があります。

5-3急な普通食は危険

7号食終了直後に普通の食事に戻すのは非常に危険です。胃腸の働きがついていけず、下痢などの消化器症状を起こすリスクが高くなります。
特に油ものや肉類などの消化に負担がかかる食品は、最低でも回復食4日目以降に少量から始めることが重要です。せっかくの7号食効果を台無しにしないためにも、回復食期間は必ず守りましょう。

5-4リバウンド防止のコツ

7号食後のリバウンドを防ぐためには、食事スピードをゆっくりに保つことが重要です。7号食期間中に身についた咀嚼習慣を継続し、1口30回噛む習慣を維持しましょう。
また、普段の食事でも玄米を取り入れ、間食を控えることで、7号食の効果を長期間維持できます。月に1回程度の3日間プチ7号食も効果的なリバウンド防止策です。

7号食中の注意点

7号食期間中は、体に様々な変化が現れます。これらの変化を正しく理解し、適切に対処することで安全に7号食を継続できます。

6-1瞑眩反応への対処

7号食期間中に現れる様々な症状は、瞑眩反応(好転反応)と呼ばれる体質改善の過程で起こる現象です。主な症状には頭痛、だるさ、眠気、湿疹、便秘、体臭の変化などがあります。
これらの症状は、体内の老廃物が排出される過程で一時的に現れるもので、体質が改善されている証拠でもあります。ただし、症状がひどい場合は無理をせず、一時的に中断することも必要です。
頭痛の対処法として、玄米甘酒を摂取することが効果的です。特にチョコレートなど甘いものを普段から摂取している人は低血糖症状が出やすく、玄米甘酒により20~30分で症状が改善されることが多いです。

6-2水分補給のルール

7号食期間中の水分補給は、水またはノンカフェイン、ノンカテキンのお茶のみとします。カフェインやカテキンは気分のアップダウンを招く可能性があるため避けます。
1日2リットル以上の水分摂取を心がけ、起床時にコップ1杯の水を飲むことも推奨されています。また、食後のお茶は食事後30分経ってから摂取するようにしましょう。

6-3運動との組み合わせ

7号食期間中の運動は、軽いウォーキング程度に留めることが重要です。激しい運動は瞑眩反応を強める可能性があり、体調不良の原因になることがあります。
推奨される運動は、1日40分程度の散歩です。これにより血行が促進され、デトックス効果がさらに高まります。ただし、体調が悪い日は無理をせず、休息を優先しましょう。

6-4仕事中の対応策

仕事をしながら7号食を行う場合の対策は以下になります。
・お弁当として玄米おむすびを持参する
・レトルトパックを職場に常備する
・会議や接待は極力避ける
・同僚に事前に説明しておく
職場にレンジがある場合は、温かい玄米を摂取できるため継続しやすくなります。また、周囲の理解を得ることで、食事の誘いを断りやすくなります。

3日間プチ7号食

7号食初心者や、10日間の実践が難しい方には、3日間のプチ7号食がおすすめです。短期間でも一定の効果が期待でき、本格的な7号食への準備としても有効です。

7-1初心者向けの方法

3日間プチ7号食では、基本ルールは10日間版と同じですが、期間を3日間に短縮します。摂取できるのは玄米、ごま塩、無添加の梅干しのみです。
初心者の場合、いきなり10日間は心理的ハードルが高いため、まず3日間で7号食の感覚を掴むことが重要です。3日間でも体の軽さや便通の改善を実感できる方が多いです。

7-2食べ過ぎリセット法

年末年始や連休後の食べ過ぎリセットにも3日間プチ7号食は効果的です。暴飲暴食で重くなった胃腸を休ませ、体重をリセットできます。
食べ過ぎ後の体重増加は主に水分と老廃物によるものなので、3日間でも十分なリセット効果が期待できます。定期的に実践することで、体重管理がしやすくなります。

7-3短期間での効果

3日間プチ7号食でも、以下のような効果が期待できます。
・体重1~2kgの減少
・胃腸の調子改善
・肌の調子向上
・味覚のリセット
短期間でも玄米のデトックス効果により、体調の改善を実感できます。ただし、本格的な体質改善には10日間の実践が必要です。

7-4継続しやすいコツ

3日間プチ7号食を成功させるコツは以下になります。
・週末など予定の少ない期間に実施する
・事前に玄米を多めに炊いておく
・外出を控えめにする
・軽い運動を取り入れる
短期間のため心理的負担が少なく、成功体験を積みやすいのが3日間プチ7号食の利点です。成功体験により自信をつけてから、本格的な10日間に挑戦することをおすすめします。

7号食と他の方法比較

7号食ダイエットの特徴をより理解するために、類似の方法との違いを詳しく比較していきましょう。

8-1酵素玄米との違い

酵素玄米(寝かせ玄米)は玄米を3~4日保温熟成させたもので、もちもちとした食感と甘みが特徴です。一方、7号食では通常の炊いた玄米も使用可能です。
酵素玄米の方が食べやすく栄養価も高いとされていますが、作るのに時間がかかります。7号食では酵素玄米の使用も推奨されており、飽きやすい期間中の食事バリエーションとして活用できます。

8-2普通の玄米食との差

普通の玄米食は玄米を主食としながらもおかずを摂取しますが、7号食は玄米のみに限定することで強力なデトックス効果を狙います。
普通の玄米食でも健康効果は期待できますが、7号食のような短期間での劇的な変化は期待できません。一方で、7号食は期間限定のため、継続的な健康維持には普通の玄米食が適しています。

8-3断食との比較

断食では一切の食事を摂らないため、空腹感や栄養不足のリスクがあります。一方、7号食は玄米を制限なく摂取できるため、空腹感を感じにくく安全性が高い方法です。
効果面では断食の方が短期間で体重減少が見られますが、7号食の方が栄養バランスを保ちながらデトックス効果を得られるため、初心者にも実践しやすい方法といえます。

8-4オートミールとの違い

オートミールダイエットでは主食をオートミールに置き換えますが、調味料や他の食材も自由に摂取できます。7号食のような厳格な制限はありません。
栄養面では両者とも食物繊維が豊富ですが、玄米の方がミネラルやビタミンB群が豊富です。また、7号食の方がデトックス効果と味覚リセット効果が高いという特徴があります。

よくある失敗と対策

7号食ダイエットを成功させるために、よくある失敗パターンとその対策方法を理解しておくことが重要です。

9-1途中挫折の原因

7号食の途中挫折の主な原因は以下になります。
・瞑眩反応による体調不良
・食事への飽き
・周囲からの食事の誘い
・精神的なストレス
最も多いのは3~5日目の瞑眩反応による挫折です。この時期は頭痛やだるさが強く現れやすく、「体調が悪くなった」と勘違いして中断してしまうケースが多いです。

9-2飽きないために!おすすめのアレンジ

10日間玄米のみで過ごすため、食事への飽きは避けられません。飽きを防ぐアレンジ方法は以下になります。
・おむすび、おかゆ、雑炊など調理法を変える
・ごま塩と梅干しの使い分け
・器を変えて視覚的変化をつける
・玄米せんべいを焼く
見た目や食感に変化をつけることで、単調さを軽減できます。ただし、基本ルールは守り、玄米以外の食材は使用しないことが重要です。

9-3外食のときはどうする?

仕事上の付き合いなどで外食が避けられない場合の対応策は以下になります。
・事前に同席者に事情を説明する
・玄米おむすびを持参する
・お茶のみで参加する
・7号食期間を避けてスケジュール調整する
可能な限り外食は避け、やむを得ない場合は事前の説明と理解を得ることが重要です。一度でもルールを破ると、その後の継続が困難になる場合があります。

まとめ

7号食ダイエットは、10日間玄米のみで過ごすことで短期間での大幅な体重減少と体質改善を実現する画期的な方法です。実際の体験者からは5kg以上の減量効果に加え、便秘解消、肌質改善、味覚リセットなど多くの健康効果が報告されています。ただし、瞑眩反応への正しい対処と回復食期間の遵守が成功の鍵となります。まずは3日間のプチ7号食から始めて、本格的な10日間に挑戦してみてください。正しい知識と準備があれば、あなたも理想の体と健康を手に入れることができるでしょう。

日本インストラクター技術協会編集部
インストラクターの専門性を高めるためや地位向上を目的とした団体である日本インストラクター技術協会(JIA)編集部が運営するコラムです。
美容・健康・ボディケアの資格の筋トレインストラクター、シェイプアップインストラクターや骨格診断士。心理カウンセラー資格のメンタル心理インストラクター、子供心理カウンセラー®、音楽療法カウンセラーや行動主義心理アドバイザー®など様々な資格を認定しています。
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