健康ミートアドバイザー®資格

食生活を豊かにする食肉資格4選!開業に必要な資格も

記事作成日:2024.06.11
お肉はとてもデリケートな食材で、扱い方や保存方法により味や栄養が変わります。
お肉資格を取得すれば、お肉のおいしさを最大限に引き出したり、健康的に献立に反映させたりするコツやポイントを学べます。
この記事では、お肉資格がどういう資格なのかを解説しつつ、おすすめのお肉資格や取得の際の注意点などを解説します。
食肉関係の仕事でのスキルアップや独立を目指す方のために、開業に役立つ資格もあわせてご紹介しています。
お肉をいつもよりおいしく食べたい方はもちろん、仕事にお肉の知識を活かしたい方も、ぜひご覧ください。
食生活を豊かにする食肉資格4選!開業に必要な資格も

目次

お肉資格について

まずは、お肉資格がどういう資格なのかを学んでいきましょう。
お肉資格の特徴と、取得の際の注意点を解説します。

1-1日本で取得できるお肉資格の特徴

お肉資格は、普段の食生活に欠かせないお肉を調理する知識と技術が手に入る資格です。
お肉の調理についてだけでなく、肉の種類や部位ごとの特徴や保存方法、お肉の加工品がどのようにできているかなど、食肉を扱う際に必要な技能を学べます
お肉資格は資格ごとに学べる内容が細かく違い、普段の食事に活かせるものだけでなく、食肉関係の仕事で活用できる本格的な資格まで、実にさまざまです。
種類はたくさんありますが国家資格はなく、公的資格と民間資格のみとなります。

1-2資格取得の際の注意点

お肉資格は、あくまで「お肉を取り扱う力」を証明するためのものであり、店舗や工場の営業許可を得られる資格ではない点に注意してください。
お肉を扱う飲食店・販売店・工場を開業したい場合は、営業許可を取るための資格が別に必要です。
営業許可を取るための資格は開業したいお店や工場によって違うため、開業を目標にお肉資格の試験に挑む場合は、営業許可のためにどのような資格が必要なのかを、先に調べておくとよいでしょう。

お肉資格を取得すると得られる効果

食肉について深く勉強できるお肉資格は、取得すると主に3つの効果を得られます。
次は、お肉資格を取得すると得られる効果について解説します。

2-1普段の食事でお肉をより楽しめるようになる

お肉は食事に欠かせない食べ物です。
そんなお肉について詳しくなれば、いつもの食事をより豊かにできるでしょう。
お肉資格では料理におけるお肉の扱い方や下ごしらえの仕方、おいしく食べるための保存方法などを学べます。
お肉資格で得た知識や技術を普段の食事に活かせれば、今よりもおいしく安全にお肉を楽しめるようになるでしょう。

2-2お肉を扱う飲食店や販売店で資格を活用できる

お肉資格で得た力を活かせるのは、日常の食事シーンだけではありません。
お肉資格で学んだ内容は、お肉に関するお店で働くときにも役立ちます。
飲食店で肉料理を提供するときに資格で得た知識や技術を活かせば、お肉や料理にあわせて焼き加減や柔らかさなどをより細かく調節できるようになります。結果、今よりもおいしい料理を提供できるようになるでしょう。
食肉を扱う販売店では、お肉ごとの特徴や調理方法などをお客様にアドバイスできるようになります。
お客様の人気を集められれば、売上アップにつなげられる可能性も。
お肉資格の知識や技術を活かして売上や利益を今よりもあげられるようになれば、キャリアアップにも役立てられるでしょう。

2-3お肉に関する知識や技術を伝える仕事に就ける

お肉資格の活かし方は、普段の食事や飲食店などでの仕事に役立てるだけではありません。
資格で得た知識と技術を活かし、料理講師や料理研究家として活動することもできます。
お肉の魅力を料理教室やネットを通して伝えられるようになれば、たくさんの人から支持される講師・研究家として活躍できるでしょう。有名な料理講師や研究家の中には企業とともに仕事をしている方もいるため、多くの人の支持を集められれば、自分の考案したメニューを企業の商品として販売できるかもしれません。
料理講師や研究家は決まった道が定められているわけではないためとても大変な活動ですが、その分夢があります。
夢のある活動ができるのもまた、お肉資格の魅力といえるでしょう。

おすすめのお肉資格4選

さまざまな効果が期待できるお肉資格には、たくさんの種類があります。
今回はその中から、特におすすめの資格を4つ選びました。
それぞれの資格の特徴と違いを解説します。

3-1健康ミートアドバイザー®(お肉資格)

資格概要
認定協会 日本インストラクター技術協会(JIA)
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
受験日程 毎年偶数月の20〜25日
(受験申込期間は受験月の前月)
資格試験概要 日本人と肉食の歴史/焼肉の歴史/焼き鳥の歴史/肉の保存方法/肉の解凍方法/肉のアレルギーの症状や原因/鶏肉の食中毒/腸管出血性大腸菌(O157)/牛肉に含まれる栄養素と健康効果/鶏肉の美容効果やダイエット効果/豚肉の持つ栄養素/馬肉の栄養素と健康効果/羊肉の栄養価/鴨肉の栄養素と健康効果/肉の脂身に含まれる栄養効果/「和牛」「国産牛」「輸入牛」の違い/牛肉のランクなどの知識

「健康ミートアドバイザー®」は、日ごろ馴染み深い牛肉・鶏肉・豚肉を中心に、肉の歴史や栄養素・健康効果などを学べる資格です。
お肉のアレルギーや食中毒など、お肉を取り扱い、提供する際に注意すべき病気について学べるほか、保存方法や解凍の仕方など、お肉を保存するときの扱い方も身につけられます。
「健康ミートアドバイザー®」を取得すれば、お肉を扱ううえで必要な知識や技術をひととおり身につけることができるでしょう。
またこの資格は申し込みや受験が在宅でできるため、試験会場に行く手間がありません。
資格試験に挑戦したいけど、忙しくて時間が取れない方でも安心して受験できます。

3-2お肉ソムリエ

資格概要
認定協会 日本安全食料料理協会(JSFCA)
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
受験日程 毎年偶数月の20〜25日
(受験申込期間は受験月の前月)
資格試験概要 鶏肉/豚肉/牛肉/馬肉/羊肉/ジビエ/ソーセージ・ハム・ベーコンなどの加工肉の違い/肉の品種や銘柄ごとの特徴や違い/肉の栄養素/肉の健康効果やダイエット効果/肉の美容効果/肉の料理方法/肉の下処理の方法/肉の正しい選び方や保存方法/肉と相性のいい食べ物/肉の効率的な食べ合わせ方法

「お肉ソムリエ」は、お肉ごとの特徴や違い・栄養素を学べる資格です。
学ぶ内容に「健康ミートアドバイザー®」と同じものが含まれていますが、「お肉ソムリエ」では羊肉の知識が手に入ることや、肉ごとの違い・お肉とほかの食材の食べ合わせなど、料理でお肉を扱う際に役立つ知識が学べます。
一見すると同じように見える資格ですが細かい部分に違いがあるので、しっかり確認して選びましょう。
「お肉ソムリエ」と「健康ミートアドバイザー®」は、受験方法と期間が同じです。
日程を調節すれば、同じ日に同時受験もできます。
両方とも学べる内容に細かい違いがあるため、同時に受験すればお肉に対する理解をより深められるでしょう。

3-3お肉検定

資格概要
認定協会 全国食肉検定委員会
受験資格 お肉に興味があるならどなたでも
受験料 ・2級・一般:4,400円(税込)
・2級・学生(24歳以下):3,300円(税込)
・1級・一般:6,600円(税込)
・1級・学生(24歳以下):4,400円(税込)
受験申請 験申込期間中にインターネット(CTBシステム)にて申し込み
受験方法 会場にてCTB式試験
合格基準 正答率80%(100問中80問以上正答)
受験日程 公式ホームページより発表
資格試験概要 ・2級
お肉の歴史/家畜の生産・ブランドと消費/お肉の処理・加工と流通/食肉製品の基礎知識/お肉の衛生と品質/お肉の栄養と調理
・1級
食肉の日本史/家畜の生産および食肉の処理・加工・食肉の流通・小売・消費/食肉製品/食肉の衛生と品質/食肉の栄養と調理/食肉の表示

「お肉検定」は、身近な食材である牛肉・豚肉・鶏肉・食肉加工食品・内臓肉などの副産物に関する知識を学べる資格です。
お肉の流通から消費・調理に関する幅広い知識を得られます。
身近なお肉を中心に学べるため、取得できれば今よりも豊かな食生活を送れるようになるでしょう。
普段食べているお肉を中心に学びたい方や、生活の中で実践できる知識や技術が欲しい方に向いている資格です。

3-4食肉販売技術管理士

資格概要
認定協会 公益社団法人 全国食肉学校
受験資格 ・公益社団法人 全国食肉学校卒業見込みのものおよび卒業生
・食肉に関する実務経験5年以上のもの
受験料 3万8,500円(税込)
受験申請 認定機関へ必要書類を郵送またはFAXにて申し込み
受験方法 受験地にて実施
合格基準 学科・実技ともに正答率70%以上
受験日程 認定機関より発表
資格試験概要 ・学科
食肉の基礎知識/原価・値入れ・売価設定/食肉の栄養・調理法/食肉流通/品質・衛生管理/食肉流通・販売に関する法規/接客心理・接客販売
・実技
・部位判定
・豚精肉:小割・精肉商品づくり・盛付・陳列
・牛精肉:小割・精肉商品づくり・盛付・陳列
・総菜・調理:総菜商品づくり
・品質・衛生管理

「食肉販売技術管理士」は、業界初の食肉販売技術に関する資格です。
食肉の販売および管理に関する専門的な知識を持ち、必要な技術水準を満たしていることを証明できます。
試験は学科試験と実技により行われ、取得できれば食肉販売店の売り場主任レベルの実力を示せます。
「食肉販売技術管理士」はお肉資格を仕事に活かしたい方向けの資格ですが、受験資格に通学や実務経験が要求されるなど、受験ハードルがほかの資格に比べるとかなり高めです。
試験に挑戦する前に受験資格を満たしているかを確認し、満たしていない場合はどうやってクリアするかを考えておきましょう。

食肉を扱うお店や工場を開業するのに必要な資格

お肉を扱う飲食店や工場を作るには、営業許可をもらうのに必要な資格を取得しなくてはなりません。
次からは、お肉を扱うお店や工場を開業するのに必要な資格をご紹介します。

4-1食品衛生責任者

資格概要
認定協会 保健所
受験資格 都道府県や保健所が実施する食品衛生責任者養成講習会を受講する
受験料 保健所により異なる
受験申請 保健所に申し込む
受験方法 筆記試験(講習会の最後に試験が行われる)
合格基準 非公開
受験日程 講習会日程に準ずる
資格試験概要 主な食中毒・健康被害および食品事故ならびにその原因/食中毒などの発生を防止するための基本的な対応/食品衛生法の全体像/自主的な衛生管理に関すること/自主回収報告制度に関すること/営業規制に関すること/そのほか食品衛生関連法規に関すること/環境衛生/労働衛生など

「食品衛生責任者」は、お肉を提供する飲食店や販売店を開業するのに必要な資格です。
店内の衛生管理を指導・実行するのが主な役割になります。
資格試験を受けるには、店舗を管轄する保健所で行われる講習会に参加しなくてはなりません。
講習会の最後に行われる試験に合格すれば資格を取得できます。
試験の合格基準は非公開ですが、講習をしっかり受けていれば問題なく合格できる難易度です。
お店の開業を目標にしている方は、お肉資格だけでなく「食品衛生責任者」も取得しておきましょう。

4-2食品衛生管理者

資格概要
認定協会 厚生労働省
(実施団体:社団法人日本食品衛生協会・日本食品添加物協会・一般社団法人食肉科学技術研究所)
受験資格 ・高校もしくは中学卒業または同等以上の学力があると認められるもので、食品衛生管理者を置かなくてはならない製造業または加工業において食品または添加物の製造または加工の衛生管理業務に3年以上従事し、かつ厚生労働大臣の登録を受けた講習会の過程を修了したもの
以下に該当するものは申請すれば取得可能
・医師・歯科医師・薬剤師・獣医師
・大学において医学・歯学・薬学・獣医学・畜産学・水産学・農芸化学の過程を収めて卒業したもの
・厚生労働大臣の登録を受けた食品衛生管理者の養成施設において所定の課程を修了したもの
受験料 29万8,000円
受験申請 厚生労働省にて問い合わせ
受験方法 不定期に開催される講習会に参加する
合格基準 非公開
受験日程 講習会を実施する団体へ問い合わせて確認
資格試験概要 公衆衛生概論/食品衛生法および関係法令/食品・添加物等の規格基準/化学概論など

「食品衛生管理者」は、ハムなどの食肉を加工する工場で必要とされる資格です。
食品の製造または加工の過程において、特に衛生上の考慮を必要とされる食品または加工物の製造・加工を行う施設に専任でおかなくてはならない資格で、食肉関連ではハム・ソーセージ・ベーコンなどの工場が該当します。
「食品衛生管理者」の資格を取得するには、講習会に参加する必要があります。
この講習会は業種ごとに指定があるうえに、受験条件に実務経験・指定の課程の修了・卒業・特定の免許が含まれています。講習会の開催日が数年ごとの不定期なことや、講習期間が30日とかなり長いことを考えると、取得が非常に難しい資格であるといえるでしょう。
「食品衛生管理者」は、取得が大変な資格ですが、お肉の加工品製造には必要なものです。
取得の際はしっかり計画を立てたうえで取り組むようにしてください。

お肉資格や開業のための資格を得る際のポイント

お肉資格や関連した資格を得る際のポイントは、受験条件や受験資格をしっかり確認することです。
なぜなら、お肉資格・営業許可に必要な資格の中には、条件を満たしていなければ受験できないものがあるからです。
勉強をして、いざ受験というときに受験資格がないとなると、勉強にあてた時間も苦労も水の泡です。
そうならないためも、先に条件をしっかり確認しておきましょう。
もし受けたい試験の受験資格がない場合は、条件を達成するために必要なものをリストアップし、手に入れるための計画を立ててください。
条件には、指定の企業や養成施設へ就職・通学するといったものがあります。
就職・通学には数年単位のまとまった時間が必要となり、通学はそれに加えて学費もかかります。
状況によっては、費用を用意するところから取りかからなくてはならない場合もあるでしょう。
費用準備から始めるとなると、指定された期間より長く時間がかかることになります。
計画を立てて取り組めば、満たすのが大変な受験条件も効率的にクリアできます。
事前の確認と、どう条件をクリアするか、この2つがお肉資格で重要なポイントとなるでしょう。

お肉資格で活用できる勉強方法

最後に、お肉資格で活用できる勉強方法を3つご紹介します。
資格試験に挑戦する際の参考としてください。

6-1テキストでの独学

お肉資格は、テキストをもとに勉強するタイプであれば独学での合格も目指せます。
独学は費用がテキスト代だけですむため、試験対策をリーズナブルにすませたい方におすすめです。
しかし独学は、試験までの計画を自分で立てる必要があるため、計画を立てるのが苦手な方とは相性があまりよくありません。
独学が難しい場合は、次にご紹介する通信講座や認定講座を利用しましょう。

6-2通信講座や認定講座

お肉資格の中には、通信講座や認定協会が主催する試験対策講座を利用できるものがあります。
独学が苦手な方でも講座を利用して勉強すれば、効率的に勉強できるでしょう。
講座を受講するにはお金がかかりますが、カリキュラムに従って勉強するだけで計画的に試験内容を学ぶことができます。
確実に合格したい、独学が難しいといった人は、通信講座や試験対策講座を積極的に利用しましょう。

6-3料理の実践

お肉資格の試験内容には、お肉の下ごしらえやお肉料理のレシピが含まれています。
これらの内容を料理で実践するのも、おすすめの勉強方法です。
実際に調理する勉強法は、調理中の食肉の様子を視覚・味覚・嗅覚を通して確かめられます。
テキストの内容を実感しながら学べるため、机に向かっているだけのときよりも覚えやすいでしょう。
料理の実践は、体を動かしながら覚える方法が得意な方や、実践的な知識を求めてお肉資格に挑戦している方におすすめの勉強方法です。

まとめ

お肉資格は、普段の食生活に欠かせないお肉について深く学べる資格です。
いつもの食事をよりおいしく食べられるようになるだけでなく、資格で得た知識や技術を仕事に活かすこともできます。
資格を目指す際に覚えておきたいのは、お肉資格はあくまでも食肉についての知識や技術を得る資格であり、お店や工場の営業許可を得られるものではないということ。
お店や工場の開業を目標としている場合は、記事内でご紹介したようなお肉関連の開業に必要な資格もいっしょに取得しましょう。
食事、特にお肉が大好きという方や、普段食べているお肉に対する理解を深めたい方、またお肉関連の仕事をしているという方は、ぜひお肉資格に挑戦してみてください。