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お菓子作りに必要な材料・道具とは?選び方や最低限揃えるもの

記事作成日:2025.09.16
お菓子作りを始めたいけれど「何から揃えればいいかわからない」「レシピ通り作ったのに失敗してしまう」と悩んでいませんか?実は、お菓子作りの成功は正しい材料選びと基本の道具、そして少しのコツを知るだけで劇的に変わります。本記事では、初心者でも失敗しないお菓子作りの基本について解説していきます。
お菓子作りに必要な材料・道具とは?選び方や最低限揃えるもの

目次

お菓子作りに必要な5つの材料

お菓子作りを始めるなら、まずは基本となる5つの材料を揃えることから始めましょう。これらの材料の特徴を理解して正しく選ぶことで、美味しいお菓子作りの第一歩となります。

1-1小麦粉(薄力粉)は基本中の基本

お菓子作りで最も重要な材料が小麦粉です。中でも薄力粉は、ふんわりとした軽やかな食感を作り出すために欠かせません。薄力粉はタンパク質の含有量が少なく、混ぜても粘りが出にくいという特徴があります。これにより、クッキーはサクサクに、ケーキはふんわりと仕上がるのです。
薄力粉と強力粉を間違えて購入すると、お菓子の食感が大きく変わってしまいます。強力粉はパン作り用なので、お菓子作りでは必ず薄力粉を選びましょう。保存状態の良い新鮮なものを選ぶことで、より美味しいお菓子が作れます。

1-2砂糖の種類と使い分け方

砂糖は甘味を与えるだけでなく、焼き色をつけたり、生地をしっとりさせる重要な役割があります。種類によって甘さの質や仕上がりが大きく変わるため、レシピに合わせた選択が必要です。
グラニュー糖は最も使用頻度が高く、すっきりとした甘さが特徴です。泡立ての安定性も良いため、メレンゲ作りにも適しています。上白糖はグラニュー糖よりも甘さが強く、しっとりとした食感に仕上がります。粉糖はグラニュー糖を細かく砕いたもので、口当たりが軽やかです。
グラニュー糖:お菓子作りの基本、すっきりした甘さ
上白糖:強い甘さとしっとり感が特徴
粉糖:軽やかな口当たり、仕上げの飾り付けにも使用
レシピ指定の砂糖を使用することが成功の秘訣
砂糖の種類を変えると風味や食感が変わるため、レシピに指定された砂糖を使用することが失敗を避ける重要なポイントです。家庭に常備されている上白糖でも代用は可能ですが、グラニュー糖があるとより本格的な仕上がりになります。

1-3バターの選び方と使い方

バターは風味を豊かにし、なめらかな食感を生み出す重要な材料です。お菓子作りでは無塩バターを使用するのが基本で、これにより塩分を自分でコントロールできます。バターの温度管理も重要で、室温に戻してクリーム状にしてから使用するのがコツです。
有塩バターは料理用で、既に塩分が含まれているため調整が困難です。バターは常温に戻すのに時間がかかるため、作業を始める前に早めに準備しておきましょう。急いでいる時は電子レンジで数秒ずつ加熱する方法もありますが、溶かしすぎないよう注意が必要です。

1-4卵の役割と使い方のコツ

卵はお菓子作りにおいて様々な役割を果たす万能材料です。卵白は泡立てることで空気を含み、ふんわり感を演出します。卵黄は乳化剤として他の材料をつなぐ役割があり、全卵は加熱によって固まり生地の構造を作ります。
新鮮なMサイズの卵を使用し、常温に戻してから使用することが重要です。冷蔵庫から出したての冷たい卵を使うと、バターと混ざりにくく分離の原因となります。殻に注意して丁寧に割り、異物が入らないよう気をつけましょう。
卵白:泡立てて空気を含ませ、ふんわり感を演出
卵黄:乳化剤として材料をつなぐ役割
全卵:加熱で固まり、生地の構造を作る
常温に戻してから使用して分離を防ぐ
卵の温度管理は特に重要で、冷たいままだとバターとの分離や泡立ち不良の原因となります。使用する30分前には冷蔵庫から出しておくか、ぬるま湯につけて温度を上げる方法もあります。

1-5牛乳・生クリームでしっとり感をプラス

乳製品はお菓子にしっとり感とコクを与える重要な材料です。牛乳は生地に水分を与えてしっとり感をプラスし、タンパク質と脂肪分が風味を向上させます。生クリームは純生クリーム(動物性)を選ぶことで、より美味しい仕上がりになります。
生クリームをホイップする場合は冷たい状態で使用するのがポイントです。脂肪分35%程度のものが扱いやすく、植物性ではなく動物性の純生クリームを選びましょう。牛乳も生クリームも、焼き色を美しくする効果があります。
牛乳:生地に水分とコクを与える
生クリーム:純生クリーム(動物性)を選ぶ
脂肪分35%程度が扱いやすい
ホイップ時は冷たい状態で使用
レシピで「生クリーム」と記載されている場合は、基本的に純生クリーム(動物性)を使用しましょう。植物性クリームは泡立ちや風味が異なるため、仕上がりに差が出る場合があります。

初心者が最初に揃えるべき道具11選

正確な計量と適切な道具使いがお菓子作り成功の鍵となります。最初から全てを揃える必要はありませんが、基本的な道具を正しく選ぶことで作業効率が大幅に向上します。

2-1まずは正確に測ろう!計量道具

お菓子作りにおいて「計量は命」と言われるほど重要です。正確な計量なくして美味しいお菓子は作れません。目分量は絶対に避け、必ずスケールを使用しましょう。
デジタルスケール(電子はかり)は0.1g単位で計量できるものを選び、最大3kg程度まで計量可能なものが便利です。風袋引き機能付きなら、容器の重さを差し引いて正確に計量できます。計量カップは液体用の耐熱性のものを選び、計量スプーンは大さじ、小さじ、小さじ1/2、小さじ1/4のセットを揃えましょう。
デジタルスケール:0.1g単位、最大3kg、風袋引き機能付き
計量カップ:液体用で耐熱性のもの
計量スプーン:大さじ~小さじ1/4のセット
ステンレス製は衛生的で長持ち
正確な計量ができないと、生地が固くなったり、膨らまなかったりする原因となります。特に粉類や砂糖、バターなどの計量は出来上がりに大きく影響するため、必ず正確に測ることを心がけましょう。

2-2生地作りに欠かせない混ぜる道具

混ぜる道具の品質は仕上がりに直結するため、安価なものではなく、ある程度品質の良いものを選ぶことをおすすめします。ボウルはステンレス製で23-24cm程度のサイズを選び、深さがあり混ぜやすい形状のものが理想的です。
泡立て器(ホイッパー)はステンレス製でワイヤーが丈夫なものを選びましょう。24-27cm程度の長さで、手の大きさに合ったサイズを選択することが大切です。ゴムベラ(スパチュラ)はシリコン製で耐熱性があり、一体型で取り外しのないタイプが衛生的です。
ボウル:ステンレス製、23-24cm、深さのある形状
泡立て器:ステンレス製、丈夫なワイヤー、24-27cm
ゴムベラ:シリコン製、耐熱性、一体型
大小2つ以上のボウルがあると便利
しなやかで適度なコシがあるゴムベラを選ぶことで、生地を傷めずにしっかりと混ぜることができます。100円ショップの道具でも最初は十分ですが、長く使うなら品質の良いものを選ぶことをおすすめします。

2-3なめらかに仕上げる!ふるう道具

粉をふるうことで、ダマを防ぎ、空気を含ませてふんわりとした仕上がりになります。面倒に感じても必ず行いましょう。粉ふるいの作業はお菓子の食感を左右する重要な工程です。
粉ふるい(ストレーナー)は目の細かいものと粗いものの2種類があると便利です。レバー式は片手で操作できて作業効率が良く、ステンレス製なら錆びにくく長く使えます。小麦粉用には目が細かいもの、アーモンドパウダーなどには目の少し粗いものを使い分けましょう。
目の細かいものと粗いもの2種類を用意
レバー式は片手操作で便利
ステンレス製で錆びにくいものを選択
材料によって使い分けることが重要
粉ふるいを使わずに作ったお菓子は、ダマができて食感が悪くなったり、膨らみが悪くなったりする可能性があります。手間はかかりますが、美味しいお菓子作りには欠かせない工程です。

2-4美味しく焼き上げる!オーブンと型

オーブンは予熱機能付きで250℃以上の設定が可能なものを選びましょう。庫内の大きさを確認して、使用する型のサイズが入るかどうかも重要なポイントです。オーブンシート(クッキングペーパー)は耐熱性のあるものを選び、型に敷いて焼き菓子を取り出しやすくします。
基本的なケーキ型として、18cm丸型(スポンジケーキ用)、パウンド型(18cm程度)、マフィン型(6個取り)を揃えておくと様々なお菓子に対応できます。初心者は基本的な型から始めて、慣れてきたら用途に応じて追加していくのがおすすめです。
オーブン:予熱機能、250℃以上設定可能
オーブンシート:耐熱性、繰り返し使えるシリコンマットも便利
18cm丸型:スポンジケーキ用の基本サイズ
パウンド型・マフィン型:様々なお菓子に対応
オーブンの特性を理解することも重要です。同じ温度設定でも機種によって実際の温度や焼き加減が異なるため、何度か使って自分のオーブンの癖を覚えましょう。

2-5作業効率アップ!あると便利な道具

ハンドミキサーは生クリームやメレンゲ作りに必須で、手動の泡立て器では難しい作業も簡単にできます。3段階程度の速度調整機能付きで、軽量で扱いやすいものを選びましょう。めん棒はクッキー生地やタルト生地を伸ばす際に使用し、木製で36-40cm程度の長さが理想的です。
パレットナイフはケーキにクリームを塗る際に使用し、適度な柔らかさがあるものを選びます。長すぎず扱いやすいサイズを選ぶことで、初心者でもきれいにクリームを塗ることができます。
ハンドミキサー:3段階速度調整、軽量タイプ
めん棒:木製、36-40cm、適度な重さ
パレットナイフ:適度な柔らかさ、扱いやすいサイズ
初心者でも作業効率が大幅に向上
これらの道具は最初から必要というわけではありませんが、お菓子作りに慣れてきたら順次揃えていくことで、より本格的で美しい仕上がりを目指せます。

絶対に失敗しない!お菓子作りの基本テクニック

基本的なテクニックを身につけることで、レシピ通りに作っても失敗してしまうという悩みを解決できます。特に温度管理と混ぜ方、焼き方の3つのポイントを押さえることが重要です。

3-1材料の準備と温度が成功のカギ

材料の温度管理はお菓子作りにおいて最も重要な要素の一つです。室温に戻すべき材料とそうでない材料を正しく理解することで、失敗を大幅に減らすことができます。
室温に戻す材料として、バターは指で軽く押せる程度の柔らかさにし、卵は常温で30分程度置きます。クリームチーズも柔らかくなるまで室温に置きましょう。一方、冷やして使う材料もあります。生クリームは泡立てる際に冷蔵庫から出したてを使用し、パイ生地はバターが溶けないよう冷やしながら作業します。
バター:指で軽く押せる程度の柔らかさ
卵:常温で30分程度置く
生クリーム:泡立て時は冷蔵庫から出したてを使用
パイ生地:バターが溶けないよう冷やしながら作業
温度管理を間違えると分離や失敗の原因となるため、レシピの指示に必ず従いましょう。急いでいる時でも、適切な温度にしてから作業を始めることが成功への近道です。

3-2混ぜ方で仕上がりが変わる!基本の混ぜ方

混ぜ方によってお菓子の食感や仕上がりが大きく変わります。切り混ぜ(さっくり混ぜ)はゴムベラを縦に入れて底からすくい上げ、気泡を潰さないよう優しく混ぜる方法です。メレンゲを加える際に特に重要な技術です。
すり混ぜはバターと砂糖をクリーム状にする際に使用し、空気を含ませながらしっかりと混ぜます。白っぽくなるまで続けることがポイントです。乳化は水分と油分を均一に混ぜ合わせる技術で、少しずつ材料を加えて分離を防ぎ、温度を合わせることが重要です。
切り混ぜ:気泡を潰さないよう優しく縦に混ぜる
すり混ぜ:空気を含ませながら白っぽくなるまで混ぜる
乳化:少しずつ材料を加えて分離を防ぐ
混ぜ方を変えることで食感や仕上がりが変わる
混ぜすぎは生地を固くする原因となるため、レシピに「さっくり混ぜる」と書かれている場合は、完全に混ざらなくても少し粉が見える程度で止めることが大切です。

3-3焼き方のコツで差がつく!オーブンの使い方

オーブンの予熱は必ず指定温度まで行い、予熱不足は膨らみ不良や焼きムラの原因となります。焼き始める15-20分前には予熱を開始し、オーブンの扉は焼き始めてから最低20分は開けないことが重要です。
焼き加減の見極めは、竹串を刺して生地が付かなければ焼き上がりです。表面の色と香りもチェックし、レシピの焼き時間はあくまで目安として考えましょう。冷まし方も重要で、型から外すタイミングをレシピで確認し、ケーキクーラーで粗熱を取ります。
途中でオーブンを開けてしまうと温度が下がり、生地が沈んだり焼きムラができる原因となります。焼き色が気になっても我慢して、指定時間まで待ちましょう。

こんな時どうする?失敗例と解決方法

お菓子作りでよくある失敗例とその対策を知っておくことで、トラブルが起きても慌てずに対処できます。失敗の原因を理解すれば、次回から同じ失敗を繰り返すことがなくなります。

4-1ふくらまない・へこんでしまう時の対処法

お菓子がふくらまない、または焼いた後にへこんでしまう場合は、いくつかの原因が考えられます。ベーキングパウダーの期限切れは最も多い原因の一つで、新しいものに交換することで解決できます。
混ぜすぎによる気泡の消失も大きな原因です。メレンゲや泡立てた生地は、さっくりと混ぜることで気泡を保持できます。オーブンの温度不足は予熱をしっかり行うことで防げ、途中でオーブンを開けることは絶対に避けましょう。焼き始め20分は開けないことが鉄則です。
急激な温度変化も生地が沈む原因となるため、焼き上がった後も急に冷やさず、徐々に温度を下げることが大切です。

4-2生地がダマになる・分離する時の対処法

生地にダマができたり分離してしまう場合は、主に材料の温度差が原因です。すべての材料を室温に戻してから使用することで、このトラブルは大幅に減らせます。
一度に大量の材料を加えることも分離の原因となります。卵や牛乳は少しずつ加えて、その都度しっかりと混ぜることが重要です。混ぜ方が不十分な場合も分離の原因となるため、しっかりと乳化させることを心がけましょう。
万が一分離してしまった場合は、少量の薄力粉を加えて混ぜることで改善される場合があります。ただし、予防が最も重要です。

4-3焼きムラや焦げができる時の対処法

焼きムラや焦げは、オーブン内の温度差や型の材質による熱の伝わり方の違いが原因です。途中で天板の向きを変えることで、均一に焼き上げることができます。
オーブンの特性を理解することも重要で、何度か作って自分のオーブンの癖を覚えることが必要です。型の材質や色によっても熱の伝わり方が異なるため、焼き時間や温度を調整する場合があります。表面が早く焦げそうな場合は、アルミホイルをかぶせて保護しましょう。
オーブンの掃除も焼きムラの原因となることがあるため、定期的に清掃することをおすすめします。

どこで買う?材料と道具の購入方法

お菓子作りの材料と道具を効率的に揃えるため、購入先の特徴を理解して使い分けることが大切です。予算を抑えながら品質の良いものを手に入れるコツも合わせて紹介します。

5-1材料はここで買おう!おすすめの購入先

スーパーマーケットでは基本的な材料が揃い、価格が手頃で購入しやすいのがメリットです。薄力粉、砂糖、卵、牛乳などの基本材料は、新鮮さを確認して購入することが重要です。
製菓材料専門店では高品質な製菓用材料が豊富に揃います。オンラインではcotta、富澤商店、cuocaが有名で、実店舗では合羽橋道具街や富澤商店があります。これらの専門店では、スーパーでは手に入らない専門的な材料も購入できます。
以下、スーパーマーケットと専門店の比較です。
スーパー:基本材料、手頃な価格、購入しやすい
専門店実店舗、専門店オンライン:高品質な製菓用材料が豊富
専門店オンラインはcotta、富澤商店、cuoca 合羽橋道具街などが挙げられます。専門店実店舗は富澤商店、ミックスアンドミックスなどが挙げられます。
コストパフォーマンスを良くする方法として、セール時期を狙う、大容量パックで単価を下げる、送料無料になる金額でまとめ買いするなどがあります。特にオンライン専門店では頻繁にセールが開催されているため、タイミングを見計らって購入しましょう。

5-2道具はここで買おう!信頼できるブランド

実店舗では、ホームセンターで基本的な道具、専門店で高品質な道具、デパートの調理器具売り場で幅広い選択肢から選べます。実際に手に取って確認できるのが実店舗のメリットです。
オンラインショップでは、Amazon、楽天市場で豊富な選択肢があり、専門店のオンラインサイトでは専門性の高い商品が購入できます。レビューを参考にして品質を判断することが重要です。
実店舗:ホームセンター、専門店、デパート
オンライン:Amazon、楽天、専門店サイト
実際に確認vs豊富な選択肢
レビューを参考に品質を判断
おすすめブランドとして、貝印は日本製で品質が高く、タイガークラウンはプロ仕様の道具、柳宗理はデザイン性と機能性を兼備しています。長く使うものは品質の良いブランドを選ぶことで、結果的に経済的です。

今日から作れる!初心者向け簡単レシピ3選

お菓子作りを始めるなら、まずは失敗しにくい簡単なレシピから挑戦しましょう。基本的な技術を身につけながら、美味しいお菓子を作る喜びを感じられるレシピを厳選しました。

6-1失敗知らず!基本のパウンドケーキ

材料4つで作れる失敗しにくいレシピです。パウンドケーキは混ぜる順番さえ守れば、初心者でも美味しく作ることができます。バターと砂糖をしっかりクリーム状にすることが、ふんわりとした食感を作る秘訣です。
薄力粉100g、砂糖80g、バター80g、卵2個を用意します。基本の手順は、まずバターと砂糖をクリーム状になるまで混ぜ、卵を少しずつ加えて混ぜます。最後にふるった薄力粉を加えてさっくり混ぜ、170℃で40分焼きます。
薄力粉:100g(必ずふるう)
砂糖:80g(グラニュー糖推奨)
バター:80g(室温に戻す)
卵:2個(常温に戻す)
バターと砂糖を白っぽくなるまでしっかり混ぜることで、空気を含んだふんわりとしたケーキになります。卵は一度に加えると分離するため、2-3回に分けて加えることが重要です。粉を加えた後は混ぜすぎに注意しましょう。

6-2型抜きが楽しい!サクサククッキー

型抜きが楽しい基本のクッキーレシピです。生地は冷蔵庫で休ませてから型抜きし、焼きすぎないよう注意することがサクサク食感の秘訣です。生地の厚さを均一にすることで、焼きムラを防げます。
薄力粉200g、バター100g、砂糖60g、卵黄1個分を用意します。バターと砂糖を混ぜ、卵黄を加えてから薄力粉を加えて練らないように混ぜます。生地をまとめてラップで包み、冷蔵庫で1時間以上休ませてから型抜きします。
薄力粉:200g
バター:100g(室温に戻す)
砂糖:60g(粉糖でもOK)
卵黄:1個分
生地は冷蔵庫で休ませることで扱いやすくなり、型抜きの際にひび割れしにくくなります。180℃で10-12分、表面に薄く色がつく程度で取り出しましょう。

6-3混ぜるだけ簡単!ふわふわマフィン

混ぜるだけで簡単に作れる初心者向けレシピです。薄力粉150g、砂糖70g、ベーキングパウダー小さじ1、牛乳100ml、卵1個、バター50gを用意します。粉類は事前にふるって混ぜておくことがダマを防ぐコツです。
液体の材料をボウルで混ぜ合わせ、粉類を加えてさっくりと混ぜます。マフィンカップに8分目まで入れ、180℃で18-20分焼きます。竹串を刺して生地がつかなければ完成です。
薄力粉:150g
砂糖:70g
ベーキングパウダー:小さじ1
牛乳:100ml、卵:1個、バター:50g(溶かす)
混ぜすぎるとマフィンが固くなるため、粉が見えなくなったら混ぜるのを止めることが重要です。チョコチップやドライフルーツを加えてアレンジも楽しめます。

困った時の解決法!お菓子作りのお悩み相談

お菓子作りでよくある悩みと解決法を知っておくことで、様々な状況に対応できるようになります。時間がない時や材料が足りない時でも、工夫次第で美味しいお菓子を作ることができます。

7-1時間がない!忙しい時の時短テクニック

準備の効率化が時短の鍵となります。材料の前日準備で常温に戻すものは前夜から出しておき、道具のセッティングも事前に行います。レシピの事前確認で手順を頭に入れておくことで、作業中の迷いがなくなります。
時短できる工程として、電子レンジでのバター溶かし、ハンドミキサーの活用、冷凍パイシートの利用があります。電子レンジは数秒ずつ様子を見ながら加熱し、ハンドミキサーは手動の何倍も早く泡立てができます。
市販品の活用も賢い選択です。すべてを手作りする必要はなく、一部に市販品を使うことで時間を節約しながら美味しいお菓子を作れます。

7-2材料が足りない!少ない材料で作れるお菓子

少ない材料でも美味しいお菓子は作れます。3つの材料で作れるお菓子として、チョコレートムース(チョコ、卵、砂糖)、簡単クッキー(薄力粉、バター、砂糖)があります。
家にある材料で作れるお菓子として、ホットケーキミックスを使ったレシピ、牛乳プリン、卵ボーロなどがあります。ホットケーキミックスは万能で、マフィンやパンケーキ、蒸しパンなど様々なお菓子に応用できます。
チョコレートムース:チョコ、卵、砂糖
簡単クッキー:薄力粉、バター、砂糖
ホットケーキミックス活用:マフィン、蒸しパンなど
牛乳プリン:牛乳、砂糖、ゼラチン
少ない材料でも工夫次第で本格的な味わいのお菓子を作ることができます。シンプルな材料だからこそ、素材の味を活かした美味しさを楽しめます。

7-3道具がない!身近なもので代用するアイデア

専用の道具がなくても、身近なもので代用することで気軽にお菓子作りを始められます。計量道具の代用として、計量カップがない時はペットボトルキャップ(約7.5ml)で代用でき、はかりがない時は計量スプーンで小分けして量ります。
混ぜる道具の代用では、泡立て器がない時は少量ならフォークで代用でき、ゴムベラがない時は木べらで代用できます。型の代用として、ケーキ型がない時は牛乳パックやプリンカップを利用し、クッキー型がない時はコップで代用できます。
計量:ペットボトルキャップ、計量スプーン活用
混ぜる:フォーク、木べらで代用
型:牛乳パック、プリンカップ、コップで代用
創意工夫で道具不足を解決
アイデア次第で様々な代用が可能です。最初は完璧な道具を揃える必要はなく、手持ちのもので工夫しながら始めて、徐々に道具を充実させていけば良いでしょう。

まとめ

お菓子作りは「難しそう」というイメージがありますが、基本の材料選びと道具の使い方、そして少しのコツを知るだけで誰でも美味しく作ることができます。最初は失敗することもあるかもしれませんが、正しい知識と技術を身につければ必ず上達します。まずは基本の材料を揃えて、簡単なレシピから挑戦してみてください。きっとお菓子作りの楽しさを実感できるはずです。

日本インストラクター技術協会編集部
インストラクターの専門性を高めるためや地位向上を目的とした団体である日本インストラクター技術協会(JIA)編集部が運営するコラムです。
美容・健康・ボディケアの資格の筋トレインストラクター、シェイプアップインストラクターや骨格診断士。心理カウンセラー資格のメンタル心理インストラクター、子供心理カウンセラー®、音楽療法カウンセラーや行動主義心理アドバイザー®など様々な資格を認定しています。
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