日本インストラクター技術協会

山菜採り士

初心者におすすめの山菜資格3選!併せて取りたい資格や取得方法を解説

食べても美味しく、採りに行くのも楽しい山菜。

山菜採りはレジャーとして一定の人気を集めていますが、有毒植物による食中毒も発生しているため注意が必要です。

そこで今回は、山菜についての正しい知識を身に付けられる「山菜資格」をご紹介します。

この記事では、
* 初心者でも取得しやすい山菜資格3選
* 山菜資格の取得方法
* 山菜資格を取得するメリット
についてわかりやすく解説します。

忙しい方でも、確実に山菜資格を取得できる方法をご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
初心者におすすめの山菜資格3選!併せて取りたい資格や取得方法を解説

目次

【基本情報】山菜資格とは

北海道から沖縄まで、日本全国に自生している食用の山菜は300種類以上あるといわれています。

季節を問わずに採取できる山菜は、山村や農村での生活に欠かせない食物でした。
近年では、健康食への関心が高まり、自然の中で育ち栄養価も高い山菜が注目されるようになっています。
また、ストレスの多い現代社会において、自然や緑に囲まれて活動する山菜採りは、老若男女問わず誰もが楽しめるレジャーとしても人気です。

山菜採りのベストシーズンは春。
毎年大勢の方が山菜採りを楽しむ中、夢中になって道に迷ったり無理をして崖から転落したりして、遭難するケースも多く発生しています。
また、地域によってはクマなど野生動物に襲われる事故も発生しており、入山時には細心の注意が必要です。

山菜採りを楽しむにあたり、有毒植物による食中毒にも気をつけなければなりません。
例年、有毒植物による食中毒が多発していることから、農林水産省の公式サイトでは赤字で以下のような注意喚起を行っています。

消費者の皆様へ
安全に食べることができることが確かな植物以外は、絶対に採らない、食べない、売らない、人にあげないようにお願いします。

生産者、販売者の皆様へ
野菜、山菜等を栽培、採取、収穫、加工、出荷、販売する際には、有毒植物が混じらないように十分に注意をお願いします。
引用:農林水産省「知らない野草、山菜は採らない、食べない!

山菜への注目が高まる中、山菜採りのマナー・ルールや山菜に関する知識を持つ人材が必要とされています。
そこでおすすめするのが、山菜資格の取得です。

山菜資格は、これから山菜採りを楽しみたいと考えている方や、今後需要拡大が見込まれる山菜の専門家として活躍したい方まで、多くの方に役立つ資格だといえます。

初心者でも取得しやすい!山菜資格おすすめ3選

山菜資格には、趣味で山菜採りを楽しみたい初心者でも取得しやすいものがあります。
資格取得で得られる知識は、ご自身やご一緒に山菜採りを楽しむ仲間の安全に役立つでしょう。

また、山菜資格を取得し、指導・助言を行う専門家として活躍している方もいます。

ここでは、初心者でも取得しやすい資格を含め、おすすめの山菜資格を3つご紹介します。

2-1山菜採り士

「山菜採り士」は、日本インストラクター技術協会(JIA)が主催する山菜資格です。

山菜採りのシーズン・季節ごとのふさわしい服装・山菜採りのマナーやルール・他人の土地で注意することなど、山菜採りで必要な知識を持つ者を認定します。
春夏秋冬で採れる山菜の種類や、入山時の事故防止・安全対策についての知識も得られ、山菜採り士として講師活動もできるようになります。

山菜採り士資格試験の基本情報
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験(試験期間中に解答し、提出期限までに返却用封筒で解答用紙を返送)
合格基準 70%以上の評価
試験日程 年6回(偶数月中旬)
試験内容 * 山菜採りとは
* 山菜可食部について
* 春に採れる山菜
* 秋に採れる山菜
* 山菜の食べ方
* 山菜採りのシーズン
* 山菜採りの注意点 など
参考:日本インストラクター技術協会「山菜採り士(山菜資格)

2-2山菜ソムリエ

「山菜ソムリエ」は、日本安全食料料理協会(JSFCA)が主催する民間の山菜資格です。

季節ごとに採れる山菜の種類・下処理や保存の仕方・調理方法・毒草の見分け方など、山菜ソムリエとして山菜に関する幅広い知識を十分に持つことが証明されます。
山菜特有のアク・苦みを処理する方法や、炒め物・天ぷら・お浸しなど美味しく食べられる山菜レシピも学べ、これらの知識を普段の料理または料理教室などで第三者に教える際に活用できます。

山菜ソムリエ資格試験の基本情報
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験(試験期間中に解答し、提出期限までに返却用封筒で解答用紙を返送)
合格基準 70%以上の評価
試験日程 年6回(偶数月中旬)
試験内容 * ヤマノイモ
* ヤマブドウ
* アケビ
* マイタケ
* ヤマボウシ
* サルナシ
* ナメコ
* カヤ
* ムカゴ
* 山菜採りでの服装
* 他人の山・土地での注意
* 紛らわしい毒草 など
参考:日本安全食料料理協会「山菜ソムリエ資格認定試験

2-3山菜アドバイザー

「山菜アドバイザー」は、日本特用林産振興会が主催する民間の山菜資格です。

山菜について深い知識を持ち、山菜に関心のある第三者に指導や助言を行える専門家であることを証明する資格です。
資格取得には、不定期に開催される研修を受講する必要があり、これには実地研修も含まれます。

応募資格には、山菜についての一定の知識があり、山菜同好会会長などから推薦を受けなければなりません。
推薦文に加えて、職務経歴や山菜に関する経歴、山菜に関する所感文(2,800字以内)の提出も求められます。

研修生として選考されてから5日間程度の講義・実習を受け、研修が終了すると「山菜アドバイザー」の登録申請・認定・登録の流れで「山菜アドバイザー登録証」が発行されます。

ご紹介した3つの山菜資格の中で最も難易度の高い資格ですが、山菜アドバイザーとして幅広く活動したい方におすすめです。

山菜資格と併せて取りたい資格

山菜資格の取得で得られた知識を、関連するそのほかの資格取得に活かすのはいかがでしょうか。
山菜といえば、「きのこ」「野菜」「植物」にも関係しており、これらに関する資格を取得することで、趣味や活動の幅が広がると期待できます。

ここでは、山菜資格と併せて取りたい資格をご紹介します。

3-1きのこ資格

山菜採りと同じく、野山に自生する「きのこ狩り」もレジャーとして人気があります。

きのこにも食べられるものと、人体に有毒な成分を含む危険なものがあり、安全なきのこ狩りには正しい知識が欠かせません。
また、有資格者にガイドをお願いして、安心してきのこ狩りをしたいと考える方もいます。

そこで、山菜資格と併せて、きのこ資格にも挑戦するのはいかがでしょうか。

きのこ資格には、日本インストラクター技術協会が主催する「菌類インストラクター」、日本安全食料料理協会が主催する「きのこソムリエ」など、初心者でも取得しやすい資格があります。
また、日本特用林産振興会が主催する「きのこアドバイザー」のように、研修や登録の必要な資格もあり、専門家として本格的に活躍したい方におすすめです。

きのこ資格についての詳しい情報やおすすめの資格を知りたい方は、「内部リンク:きのこ資格」をご覧ください。

3-2野菜資格

山菜資格と併せて野菜資格に挑戦するのもおすすめです。

畑で人工的に栽培される野菜も、山菜と同じで、もともとは野生の植物でした。
やがて人の手が加えられ、現在では品種改良によって苦みやサイズなどがコントロールされています。

同じ食用の植物である山菜と野菜の知識を深めることは、普段の料理をはじめ、講師および専門家としての活動に役立つといえるでしょう。

野菜資格には、日本インストラクター技術協会が主催する「野菜パティシエ」や、日本野菜ソムリエ協会が主催する「野菜ソムリエ」などがあります。

野菜資格のおすすめや詳細について知りたい方は、「内部リンク:【果物資格】健康や美容に活かせる果物・野菜資格8選」をご覧ください。

3-3植物資格

山菜資格と併せて取りたい資格に、植物資格も挙げられます。

植物には、山菜や野菜など食べられるもの以外に、食べられないものも数多く存在します。
薬用効果・セラピー効果が得られる植物や、観賞用の植物などもあり、わたしたちの生活に欠かせないものです。
植物資格には自然環境保全につながる資格もあるため、山菜資格と併せて取得し、活動の幅を広げたい方にピッタリです。

植物資格の例として、以下の3つの資格をご紹介します。

【野草マイスター】
「E&Wラボ 酵素と野草研究所」が主催する植物資格で、野草に関する深い知識や野草生活のノウハウを身に付けたことを証明します。
野草の豊富な栄養素に着目した「究極のオーガニックライフ」や、腸内環境を整える「発酵生活」も身に付け、「主体的に生きることの楽しさ」を学べます。
認定資格コースでは、12ヵ月間の受講期間を修了すると「野草マイスター」の資格を取得でき、野草を使った事業を立ち上げたり、野草講座の講師・野草セラピストとして活躍したりできます。

【グリーンセイバー】
「樹木・環境ネットワーク協会」が主催する植物資格で、植物や生態系に関する知識を体系的に身に付けたことを証明します。
自然科学分野の「ネイチャー」と、人文科学的分野の「カルチャー」の2科目を取得してから、「マスター」受験資格を得られる仕組みです。
グリーンセイバーの資格取得後は、スキルアップや活動の機会として、保全活動や各種イベントへの参加、人材募集情報などが提供されます。

【グリーンアドバイザー】
「公益社団法人日本家庭園芸普及協会」が主催する植物資格で、植物の育て方や園芸・ガーデニングの正しい知識を持つ者を認定します。
資格要件は特になく、「グリーンアドバイザー認定講習」を受講して認定試験に合格し、同協会に登録することで「グリーンアドバイザー」の称号が与えられます。
園芸相談員・園芸セミナー講師・植物生産・生花店・ホームセンター・造園業・ガーデンデザイン・学校や研究機関など、さまざまな分野で活躍できる資格です。

山菜資格の取得方法

山菜資格の取得方法

山菜資格の取得方法として、以下の3つが考えられます。

* 独学で資格取得を目指す
* 専用スクールなどに通って資格取得する
* 通信講座で資格取得する

初心者や忙しい方が確実に資格取得を目指す場合は、通信講座がおすすめです。
ここでは、それぞれの取得方法のメリットやデメリットを解説します。

4-1独学で資格取得を目指す

主催団体へ申し込んで受験できるタイプの資格試験は、独学で資格取得を目指せます。

例えば、「山菜採り士」「山菜ソムリエ」の場合、各主催団体へ直接申し込み、在宅受験で資格取得が可能です。
試験に一発合格するなら、1資格につき受験料1万円で取得できるため、コストを抑えられるでしょう。

ただし、試験対策のテキストや、過去問題集などは市販されておらず、効率的に学習を進めるのは簡単ではありません。
また、試験内容には山菜の種類や調理の仕方、マナー・ルールや他人の山・土地での注意点などがあり、法律に関するものを含め出題範囲は幅広いと考えられます。

合格率は「70%の評価」で、決して難易度が高いわけではありませんが、長年山菜採りを楽しんできたベテランの方や試験勉強に自信のある方でない限り、独学での資格取得はおすすめできません。

4-2専用スクールなどに通って資格取得する

主催団体によっては、資格取得の講座を開催していたり、専用スクールへの通学を求めたりするケースもあります。

例えば「山菜アドバイザー」の場合、研修生として選ばれると5日間ほどの研修参加が必要です。
令和元年(2019年)の研修場所は東京都中央区にある「全国燃料会館 会議室」で、東京近郊の植物園などでの実地研修も予定されていました。

通学を伴う資格取得には、講師や同じ目標を持つ仲間との出会いをとおして、資格取得後のコネクションができるなど、さまざまなメリットがあります。

一方で、会社員や主婦の方、遠方に住む方にとっては、通学にかかる時間や費用がネックとなるケースも考えられます。

4-3【おすすめ】通信講座で資格取得する

初心者や忙しい方でも確実に山菜資格を取得できる方法として、通信講座をおすすめします。

「山菜採り士」「山菜ソムリエ」の2つの資格は、「SARAスクールジャパン」「諒設計アーキテクトラーニング」の通信講座で取得可能です。

通常のコース(5万9,800円)は、学習テキスト・練習問題集・模擬試験などが含まれていて、初期費用を抑えて試験対策ができます。
また、卒業課題を提出することで受講修了時に2つの資格が同時取得できる特別なコース(7万9,800円)もあり、確実に資格取得をしたい方におすすめです。

いずれも主催団体の認定を受けた通信講座で、1日30分程度の学習時間を確保できれば約6ヵ月で資格を取得できます。
忙しい会社員や子育て中の主婦でも、スキマ時間を活用してコツコツと学習を進められるのが大きなメリットです。

まとまった学習時間を確保できる方の場合は、最短2ヵ月での資格取得も可能で、すぐに資格が必要な方でも安心です。

山菜資格を取得するメリット

山菜資格には、趣味や仕事に活かして生活を豊かにできるメリットがあります。
ここでは、初心者からベテランの方まで、山菜資格をどのように活用できるか具体的に解説します。

5-1安全に山菜採りを楽しめるようになる

山菜資格を取得することで、安全に山菜採りを楽しめるようになります。

特に、山菜採りをレジャーで楽しみたい初心者の場合、有毒植物による食中毒や遭難のリスクも考慮しなければなりません。
せっかく楽しみにしていた山菜採りも、一度のアクシデントで最悪の事態につながる可能性があります。

資格取得で学んだ知識は、ご自身や一緒に行動する仲間全体の安全に寄与し、ルールやマナーを守って楽しい思い出を作るのに役立つでしょう。

また、山菜採りの経験者でも、資格取得をきっかけに、「今まで見逃していた山菜がたくさんあった」「山菜採りは年中楽しめることを知った」など、新しい発見をした方もいます。

山菜採りに出かける時間はあまりなくても、栄養価の高い山菜を購入して自宅で楽しむ方も増えています。
資格取得の際に学んだ山菜レシピの数々を活かして、旬のさまざまな山菜を使った調理を作れるようになるでしょう。

5-2山菜資格を仕事に活かせる

山菜資格を取得してから、仕事や副業に活かしている方も少なくありません。

山菜を宅配する事業を立ち上げたり、自ら採った山菜を販売したりする方もいます。
健康食への関心が高まる昨今、免疫力アップを期待できる天然山菜の需要も増えています。

料理教室で山菜料理をレクチャーするのもよいでしょう。
山菜の種類ごとに適した調理方法や味付けがあり、下処理なども含めてさまざまなテクニックを伝授できます。
また、山菜レシピを考案しながら、料理人としての腕を磨くことにもつながるでしょう。

山菜採りの名人として、一般の参加者のガイドをする方もいます。
山菜採りのルールやマナーを教えつつ、山菜採りの魅力や自然の大切さを後世に伝える重要な仕事だといえます。

まとめ

初心者でも取得しやすい山菜資格を、取得方法やメリットともに解説しました。

健康食への関心の高まりや、誰もが楽しめるレジャーのひとつとして、山菜シーズンには多くの方が山菜採りに足を運びます。
それと同時に、有毒植物による食中毒や遭難も多発しており、各地域で注意喚起が行われているのも現状です。

安全に山菜採りを楽しむには、山菜に関する正しい知識が必要で、山菜資格を持つ人材がいると安心です。
山菜に関しては、レジャーとしての人気や食材としての注目の高さから、山菜資格の需要はこれからも続くと考えられます。

山菜資格は、「SARAスクールジャパン」「諒設計アーキテクトラーニング」の通信講座で、忙しい方でも確実に取得できます。
スキマ時間を使って資格取得を目指し、趣味や仕事に活用するのはいかがでしょうか。